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こんな魚売場は売れない!【まとめ】マスコミ・業界誌に煽られるな!流行り廃りは続かない

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業界誌やコンサルタントにオススメされた魚売り場を作ってみたけれど何故か売れないことがあります。

言われた通りにやっているんだけど全然反応が良くなかったりするのです。

「今こういう売場が売れているよ」ということで焦ってやってみるのですが全く売れないのです。

このブログでもそんな具体的事例をいくつか紹介しているのですが結構アルアルな話ですね。

今回はマスコミや業界の専門家に売れるといわれながら売れなかった売場についての記事を集めてみました。

なぜ魚が売れないのかを考える絶好のヒントになると思いますので最後までご覧ください。

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水産業界にもブームがある

水産業界にもブームがあり、それに翻弄されている人達がたくさんいます。

ファーストフィッシュブーム

以前ファーストフィッシュという言葉が水産業界内で流行りました。

業界誌やコンサルなどはこれは売れると煽り立てて大手スーパーなども積極的に取り組んでいたりしました。

「ファーストフィッシュ」のシールが貼られた商品がたくさん商談リストに載っていたものです。

メーカーや問屋の営業担当からもコレをやらなければ時代に取り残されるうよとばかりにあおり的な営業をしていました。

しかしながらファーストフィッシュのシールのついた商品は全く売れませんでした。

全くというのは言い過ぎかもしれませんが少なくとも期待したほどは売れてなかったと思います。

積極的に取り組んでいた大手スーパーの売場には見切りシールだらけのファーストフィッシュ商品で溢れかえっていたのは記憶に新しいところです。

なぜでしょう。

魚屋の自家製干物ブーム

また、最近でいえば魚屋の自家製干物ブームがありました。

みんなこぞって干物製造機を購入して自家製干物を作って大々的にアピールしていました。

自家製干物といっても実際は売れ残った魚を干物にしてロス対策していた程度のものでした。

今でもやっているところがまだあるかもしれません。

コレも全く売れないかったと思います。

今も売れてないと思います。

ただこれをしないと幹部になぜしないんだと詰められたりしたわけです。

いやはや、お疲れさまとしか言いようがないですね。

なぜ売れないのでしょうか?

これらが売れないのには共通な点があります。

なにが本物かは魚屋の本質から考える

元々はそれぞれしっかりした考え方が根底にあります。

「ミールソリューション」すなわち「食事の悩み解決」というちゃんとした考え方がそれぞれがあるのです。

つまり毎日メニューを決めるのが大変という主婦(主夫)に代わってお店が料理メニューを提案することでお役に立ちながら販売につなげようという考え方です。

それなりに成功事例もあったのでしょう。

それはそれでわかるのですがしかし魚屋の本質を考えるとそれらが一時的なブームでしかなくすぐにブーム終わることは少し考えればわかることでした。

なぜなら上の2つの事例は魚の本質すなわち「頭のついた魚を売るのが魚屋」という本質からズレるからです。

結局、小手先の小技でしかなかったわけです。

それにもかかわらず当時はみんな最先端な考え方だと言わんばかりにこぞってそんな売場を取り組んでいました。

案の定、2つの事例はすぐにブームがさり、売れない売場だけがさみしく残る形になりました。

魚屋の本質は頭のついた魚を売るということ

では魚屋の本質とはなにを指すのでしょうか

それは、

魚屋は魚を売るから魚屋

ということです。

これが本質です。

まずはここを理解してください。

頭のついた魚を売ることこそが魚屋の本質であり魚屋の存在価値なのです。

分かりますか?

一般的なお客さんが魚に求めるのは新鮮な魚です。

この本質は時代が変わろうが世の中が進化しようが変わるものではありません。

スーパーでも同じです。

そんなすぐ食べれる魚と言って頭の取ったサンマに味付をして真空にして売っていたり、素人の魚屋が干物を作ったりしても売れるわけがありません。

魚屋にそれを求めていないからです。

魚屋に求められているのは新鮮な魚

です。

上記のブームは多かれ少なかれその本質からズレているのです。

魚屋の本質からズレるから売れないのです。

日本人は必ず頭のついた魚を食べますし常に求めていますから。

加工した魚が売れるといっても実は亜流でしかなく一時的なブームでしかないわけです。

頭のついた魚を売ることこそが本質で永遠に変わらないものなのです。

長いこと魚屋をやっていればその理屈はすぐにわかるはずです。

むしろ魚屋は新鮮な近海魚を売るにはどうしたらいいかを考えればいいわけす。

別に食品部門の缶詰メーカーのようなことは求められてないのです。

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魚屋の売れない事例

このブログでそんな事例についていくつか記事を書いてきました。

ほとんどこの魚屋の本質を見失っていることが原因です。

各記事ではその原因と具体的な対策を書いています。

それらの記事を今回は「魚屋の売れない事例」としてまとめてみました。

「魚屋の売れない」について次の一手に繋げられればいいと思います。

こういう情報は少ないですからね。

みなさんの悩みのヒントになれば幸いです。

魚の売れない事例を書いた記事集

過去にこんな記事を書いています。

こうやってみると魚屋の売れないも結構あるものです。

各記事で売れない理由を詳しく解説しています。

これらに共通するのは魚屋は「頭のついた魚を売る」というのが本質という点を見誤っているところです。

魚が売れずに悩んでいる人は上記記事を一度見てみてください。

それで魚屋の売れない悩みが解決されると思います。

ぜひ記事リンクをクリックしてご覧ください。

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まとめ

やっぱり魚屋は「頭のついた魚」を売ってナンボなんですね。

これを軸に考えずに何で魚屋の売上が上がるというのでしょう。

都会ならいざ知らず地方であれば「頭のついた魚」を売らずして売上を上げるのは非常に困難なものと思います。

今時は魚を食べないとか若い人は料理しないとか、一部そんなこともあるかもしれません。

しかしながら大部分の人がやはり魚を食べるのです。

刺身や寿司が売れるといっても新鮮な丸の魚があるからなのです。

料理する人もまだまだいます。

この基本をなくして魚屋の売上を上げるというのは本末転倒とさえ言えるでしょう。

むしろ売り方の問題のような気がします。

魚が売れないではなくて「魚を売らないから売れない」ということをあらためて考えてほしいのです。

一時的なブームに惑わされずブレない軸を持って臨めばどんな障壁も乗り越えられるはずです。

<終わり>

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リッキー
鮮魚アドバイザー・刺身インストラクター・現役水産バイヤー 30年間培った鮮魚の販売、加工、管理技術を初心者に向けてわかりやすく解説。 なかなか教えてくれない秘技裏技も惜しげもなく公開。 一般向けにはみんなが笑顔になるお刺身の作り方ご案内。 すべてが魚食好きの人のために!日夜リアル、WEBで奮闘しています。 有限会社西村研究室(水産コンサルタント事務所)所属