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タイラギ(平貝)殻付き【完全解説】刺身にしてみたらヤバい生物が出てきた!

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たいらぎ(たいらがい)

少し前に平貝の刺身を作ってみましたのでその紹介です。

平貝は帆立の代用品として使われていたということは聞いていましたが実際に見ると貝殻からして形格好が全く違うものでした。刺身にはなるはずなので実際に自分で捌いて刺身にしてみたいと思います。

そんなに高いものでなく確か600円ほどだったように記憶しています。

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平貝(タイラギ)の基本情報

分類 ウグイスガイ目ハボウキガイ科クロタイラギ属            
名称タイラギ
別名・地方名平貝(たいらがい)
英語名Pen shell、Fan shell
学名Atrina pectinata( Linnaeus,1767)
分布日本海中部以南
備考・食用になる二枚貝の中で最も大型になる。

平貝(タイラギ)どんな貝

殻が大きく見た目に非常にインパクトあります。

対面におくと必ず目を引くので魚の少ない時など重宝します。

貝柱が大きくてしっかりしているので価値があります。

ヒモもおいしいと評判

ホタテと同じで生殖房が赤いものと白いものがあります。

貝の中にザリガニのようなが棲んでいます。

それがこれ!

たいらぎ(たいらがい)

可愛いエビでした。

平貝(タイラギ)食べ方

基本的に帆立貝と同じ。

貝柱を刺身にします。

貝柱は結構大きいので食べ応えあります。

ホタテよりも甘味は薄いような気がします。

ヒモや肝はソテーにします。

ガーリックバターで炒めるととってもおいしいそうです。

平貝(タイラギ)どこで買う?

春から夏にかけて市場に出ます。

市場風の店舗や鮮魚専門店でないと扱ってないと思います。

平貝どうやって売る?

おいしい貝なので一度買ってくれた人はリピーターになってくれる確率高いです。

ただ、馴染みがないので対面で説明しないと売れないです。

値段は大きさの割に安いし刺身にすれば二人前くらい取れるのでロスにはならないと思います。

平貝(タイラギ)の刺身の作り方

たいらぎ(たいらがい)

ちょっとした気の迷いで角上魚類で平貝を買ってきました。

刺身にしてみよう!

やったこともなし、食べたこともない。

興味津々!!!

脇から中を見てみると、

たいらぎ(たいらがい)

貝柱が見えた!

よ〜し、とにかくこの白い貝柱を確保すればお刺身になるだろう!

殻をお皿に盛り付けたら様になるんでない?!

台所で早速下準備です。

たいらぎ(たいらがい)

貝殻を開けたところ。

んっ!なんかグロい。

イヤな予感が…。

たいらぎ(たいらがい)

なんだ水の入った幼虫みたいなものが不気味

とりあえず水洗いしながらなら臭いも大丈夫だろう!

たいらぎ(たいらがい)

とりあえず、時計と反対回りにヒモや内臓を回しながらとるとこんな感じに撮れました。

帆立貝と同じ要領です。

たいらぎ(たいらがい)

これは火を通したら食べれるのだろうか?

一応塩してみる。

たいらぎ(たいらがい)

ぬめりを塩でとって後でバター焼きにしてみよう。

たいらぎ(たいらがい)

一番大事な貝柱はこんな感じ。立派な姿を見ると一応食欲をそそります。

しっかりとして固そうな貝柱の存在感がすごい!

まだ貝殻にくっっついているので包丁の先で外します。

たいらぎ(たいらがい)

ここまでは順調。

たいらぎ(たいらがい)

貝殻をお皿にしたかったんです。

大根のケンは自分で桂むきをして作りました。

ちょっと太めですが気にしない!

で、貝柱と貝柱にくっついているの堅いとこをスライスして盛り付けるとこんな感じになりました!

たいらぎ(たいらがい)

さっきの貝柱1個でこれだけできました!

旨そう!!!

我ながら美味しそうにできました。

実際食べるとシャキシャキとまではいいませんがしっかりした歯応えと適度な甘みが口の中いっぱいに広がります。

刺身にしてよかった。

これで600円くらいならボリュームもあるし値あります。

ヒモも後てバター焼きにしました。正直美味しかったかどうかあまり記憶にないです。

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2021年4月11日追記 対面で売ってみました!

たいらぎ(たいらがい)

金沢の中央市場で格安で仕入れることができました。

安いし結構大きな貝だったので即購入。

実際に対面で売ってみたら物珍しさで売れました。

金沢では原体を見ることはほとんどないのでみなさんビックリ興味津々な感じで足を止めてシゲシゲ見ていました。

一つ見本に殻を開けてみるとこんな感じ。

貝柱もこんなに大きいです!

ただちょっと不気味だったのはこの赤いところ。

たいらぎ(たいらがい)

生殖器なのか肝なの分かりませんがホタテと同じなんでしょうね。

※後で調べたら赤いのがメスで白いのがオスだそうです。

たいらぎ(たいらがい)

海藻でも付着しているのかと思いましたが貝の器官の一部のようです。

よくわかりませんが食べれそうにないのでこうやって取り除きました。

ワタはバター焼きにするとメチャクチャおいしいようです。

※後で買ったお客さんわざわざ報告してくれました。

ワタは砂を噛んでいるのでよく流水で流さないといけないです。

小エビみたいな生物もいましたが、お客さんが急いていたのでかまっている間もなかったです。

なんかの記事で読んだことがありました。

確かにいました。

たいらぎ(たいらがい)

別の機会に調理して出てきたものです。

たまに珍しいものを仕入れるのもいいもんですね。

それでいておいしかったということなのでお役に立ててよかったです。

殻の開け方のコツ

この貝の殻を開けるときは上部からちょっと長めのヘラ(貝開け)を使って貝柱の片方を開けるやり易いです。

横から開けると殻が割れてしまうので危ないです。

実際に殻が途中から割れて手を怪我した人がいました。

貝の上部に隙間があるのでそこから開けてください。

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最後に

それにしても平貝いい仕事してくれます。

ホタテと同じようなものかと思いましたが、殻の大きさからして違うものですね。

みなさんもぜひ一度挑戦してみてはいかがでしょうか?

リッキーのお店でも近いうち対面で販売しようと思います。

>>ホッキガイについての詳しい記事を見る 〜さかなのさ

>>スーパーで売っている貝刺身特集 〜さかなのさ

参考サイト ぼうずコンニャク市場魚貝類図鑑

<終わり>

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ABOUT US
リッキー
鮮魚アドバイザー・刺身インストラクター・現役水産バイヤー 30年間培った鮮魚の販売、加工、管理技術を初心者に向けてわかりやすく解説。 なかなか教えてくれない秘技裏技も惜しげもなく公開。 一般向けにはみんなが笑顔になるお刺身の作り方ご案内。 すべてが魚食好きの人のために!日夜リアル、WEBで奮闘しています。 有限会社西村研究室(水産コンサルタント事務所)所属