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地方の鮮魚店・スーパーマーケット鮮魚部門が全国チェーンの大手に勝つ方法

今回のテーマは結構壮大なテーマになっています。というかこれはすでに実際みなさんが日々奮闘されて経験しているところだと思います。しかし少しでも皆さんのお役に立てれば少しでもヒントになればいいなと思い記事を書いています。

もちろんうちは絶対に負けてないよという方も多いかもしれません。

反対にやばいどうしよう!資金力設備すべてにおいてかなうわけがないよと戦々恐々としている人もいるかもしれません。

ここで勝つか負けるかの定義がまず必要ですね。何をもって勝ったと言えるのでしょうか?

既存店同士の場合はやはり実績の昨年比が客観的な基準となるでしょう。

大手の新店ができるという場合は1週間後と1ヶ月後の客数の推移が一つの基準となるでしょう。戻り傾向にあるのかどうかです。

また大手といってもいろいろあるので相手になる大手によって対策も変わってくるでしょう。

ただ魚の世界に限っては必ずしも地方の小さいところが大手の全国チェーンに負けるという図式には必ずしもなりません。逆に地方の既存店の方が大きなメリットがあることが多いです。市場での太いパイプやや地の利その土地の特徴を知り尽くしていることは絶対に有利です。人との結びつきも有利に働くことでしょうう。

それなのになぜ地方の魚屋が大手にやられるのでしょうか?

理由は簡単です。自分たちの有利なことを捨てて大手と同じことをしようとするからです。自分たちの個性特徴を忘れて同じ土俵で対抗してしまうからです。

確かにチラシや目玉商品をえげつなく出されたりすることもあります。食品や日配菓子部門はそれで大きく影響受けます。

しかしながら鮮魚店、鮮魚部門は基本魚の鮮度と魚種の豊富さが大事なのでそれさえしっかりしていれば大手には絶対引けを取ることはないのです。

一定の客数減に戸惑うこともあるかもしれませんが鮮度の信頼と選べる楽しさを維持できればしばらくしたら必ず戻ってきます。

したがって鮮魚を中心とする生鮮部門をしっかりやっていくことが大事になるのです。

ではどうやって対抗するのでしょうか?

大手の共通した特徴を捉えることが大事です。

それは何かというと日々、月間、部門毎の計画数値を持っているという点です。これはどの大手にも共通しているものだと思います。ところがこれが結構曲者です。我々にとっては突破口の一つです。

というのも例えば大手の新店ができたとして日々計画数値の進捗が確認されます。もちろん新店なのでプラスにはなっているいても予算に達しないと責任者は責められます。結構きつい責めです。

一方受けて立つ側はもちろん新しい店ができれば昨年実績も悪くなります。そこで戦々恐々とするわけですがそれはしょうがないと割り切って相手の予算を割らせる戦略を取ればいいのです。相手の予算なんてわからないよというかも知れませんが大体の数値は漏れるものです。いろんな手段を使えば難しいことではないものです。もちろん違法なことはダメですが。

とにかく相手の予算を割りさえすればいいのです。そうすると一気に相手の勢いも削がれ、それが3日間続くとその店の店内の雰囲気が非常に悪くなっていきます。その状態にすればもうあとは鮮魚でしっかりした魚を売っていけば自ずと客数が戻ってきます。

その意味でも鮮魚や青果はしっかりと特徴づくりをしていくことが必要になります。

そのためにも鮮魚での対面販売、骨太の信頼される鮮魚づくりをあえてやっていくことが大事です。

その意味で私の取り組む 対面販売特化型の鮮魚売場づくり皆さんもやってみませんか?

参考記事

なぜ生鮮食料品店・生鮮スーパーマーケットは魚が強くなければいけないか!https://sakananosa.com/2019/07/02/なぜ生鮮食料品店・生鮮スーパーマーケットは魚/

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2件のコメント

あくまでも個人的意見ですが

過去に大手の対応していました。
確かに北陸は新鮮な鮮魚も手に入りやすく
一部の魚好きのお客さまの目利きは素晴らしいと思います

ただ
私自身感じた事ですが
最近の消費者は鮮度や地物などのこだわりが少なく
ただ安ければ売れるイメージが強いです

この先 鮮度、品質にこだわるお客さまは
少なくなっていくのでしょうか

若い人でも何度か失敗すると鮮度・品質が大事だということに気づかれれるものです。
それだけ魚はナマモノということです。
私たちはしっかり鮮度と品質を追い求めたいです!

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