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新巻鮭【塩鮭の王様】天然の味わいを楽しめる国産塩鮭

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塩鮭といったら今の時代塩銀鮭になると思います。

若い世代の人たちはこの銀鮭しか食べたことないという人も多いかもしれません。

ただ外国産かつ養殖なのでどうしても味にクセがあると思います、

なので昭和世代の人たちからするとどうしても塩鮭というと新巻鮭となってしまいます。

今回はこの新巻鮭のことをいろいろみていきたいと思います。

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塩鮭といえば新巻鮭が当たり前の時代

もともと塩鮭にするのは今のように冷蔵庫がなかった時代に当時たくさん獲れた鮭を日持ちさせるために塩をするという方法を考えました。

塩漬けですね。

その時に使われた鮭というのがシロサケで別名秋サケともいいます。

このシロサケ(アキサケ)が塩鮭の基本的な存在なのです。

ご存知の通り秋になるとこの秋鮭が産卵をしに川へ登ります。

その岸によってきた鮭をとって食べて動物性のタンパク源にしていたのです。

今と違って当時は非常によくこのシロサケ(アキサケ)がとれたものです。

そのたくさんとれた鮭に塩をして日持ちさせていたのです。

ということで塩鮭の基本形はシロサケ(アキサケ)の塩漬けしたものだったのです。

チリ産の塩銀鮭の台頭

その後しばらくして養殖の鮭がチリやノルウェーから入荷してくるようになりました。

それがトラウトや銀鮭です。

当時はまだ、養殖独特な匂いもしたりしていましたがとにかく安かったのです。

シロサケ(アキサケ)が天然もので入荷が不安定なのに対し、このトラウトや銀鮭は養殖ということもあって入荷も安定していました。

それで安いということでスーパーなどが特売をかけ始めました。

その結果、養殖の鮭がずいぶんお馴染みになっていったのです。

最近では銀鮭の方が圧倒的に取り扱い多くなりました。

でもやはり天然国産の鮭は旨い

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ただやはり新巻鮭は天然国産の鮭を使うのでおいしいです。

なので原料高騰して値段高くなった今なお人気の塩鮭といえます。

贈答用だったりちょっと手土産にするのはやはりのこ新巻鮭になるわけです。

シロサケ(アキサケ)は基本丸ごと塩をする

塩鮭の原型はシロサケ(アキサケ)です。

そしてこのシロサケ(アキサケ)を塩をするときは1尾分丸ごと塩をしました。

塩漬けして出来上がったのがいわゆる「新巻鮭」です。

実は塩はというと解凍するときに身の中に塩が入っていくものです。

なので塩漬けしてしばらくしてから身と塩のが馴染んで旨味が出てくるのです。

山漬けといわれる新巻鮭も塩をしたのちに積み重ねておいておくことでなんともえない美味しさを醸し出してくるのです。

ただそういった鮭の塩分濃度は非常に高いものとなります。

時間が経てば経つほどさらに塩辛くなります。

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新巻鮭の山漬け

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新巻鮭の中でも山漬けという特殊な作り方をされるものがあります。

贈答用で使われるのはこの山漬けです。

通常の新巻鮭が即席の単に鮭に塩を当てているだけなのに対してこの山漬けは非常にこだわった作り方をします。

  • 逆塩(さかじお)といって鱗に逆らって塩を身に擦り込み、
  • その塩を擦り込んだ鮭を山積みにしていって、
  • 一定期間熟成させることによって
  • 深い旨味を醸し出す

製法です。

これが本当においしくて年末年始の贈答用に使われます。

鮭は骨ごと焼くから旨い!

最近は三枚おろしになったいわゆるフィレ物が主流です。

1尾丸ごとの鮭を扱う店も少なくなっているようです。

そもそも切り方をわからないという人も増えているようです。

本来なら骨ごと焼いて食べるのが美味しいわけです。

まあ、それも致し方ないのかなとも思いますがやはり1尾を二枚おろしにしたり、輪切りにする技術は身につけておきたいものです。

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まとめ

今の時代も塩鮭の基本は新巻鮭だと思っています。

やはりあの天然のやさしい味わいを覚えたら易々と養殖の塩銀鮭に戻れません。

あと味が全く違うのです。

だからどうしてもこの鮭があるかぎり食べ続けて行きたいと思います。

<終わり>

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リッキー
鮮魚アドバイザー・刺身インストラクター・現役水産バイヤー 30年間培った鮮魚の販売、加工、管理技術を初心者に向けてわかりやすく解説。 なかなか教えてくれない秘技裏技も惜しげもなく公開。 一般向けにはみんなが笑顔になるお刺身の作り方ご案内。 すべてが魚食好きの人のために!日夜リアル、WEBで奮闘しています。 有限会社西村研究室(水産コンサルタント事務所)所属