2025年になって早1ヶ月を過ぎようとしています。
いろんな意味でスーパー業界も変わりつつあるわけです。
魚が獲れない問題から円高魚価高騰など鮮魚を取り巻く環境がさらに一段と厳しさを増してきているようです。
それに少子高齢化が一段と現実味を帯びてきてて水産部門の労働力の確保すら危ぶまれる状況です。
今まで通りの方程式が成り立たなくなってきているのを実感するわけです。
今までのやり方が成り立たない
鮮魚については、今までのやり方が成り立たなくなってきていると実感します。
それはひとえに人が集まらないということです。
お客さんというよりは鮮魚運営に必要なスタッフが集まらない
攻める鮮魚売場を作るために必要な人材が確保できないのが一番の問題になってきているのです。
もし集めるとしたらそれなりの賃金を準備しないといけないのかもしれません。
今のままでは本当に戦闘体制に持っていけるだけの人材の確保が難しくなっています。
お客さんが求めるものは変わっていない
ただ、新鮮でおいしい魚を求めるお客さん自体は変わっていません。
新しい魚もほしいし、買いやすい魚もほしいのは変らないのです。
いつの時代もこれは変わりようがありません。
ただそれを提供できる自分たちのスキル、技術レベルが上がらないだけなのです。
この流れを変えるのは非常に難しい
思うにスタッフの人材不足な問題を解決するのはなかなか難しいと思います。
昔のように人海戦術できる時代でもありません。
要はたくさんの中から優れた人を選び抜くということが難しいわけです。
今いる人たちをなんとかして誤魔化しながら使っていくしかないわけです。
スキルもない人たちを使って。
そんな簡単な仕事ではないはずです。
できない人はどんだけ頑張ってもできないという事実を直視しなければなりません。
そういった意味で高度な鮮魚売場運営が難しくなってきているのです。
ではどうすればいいか?
ではどうすればいいのでしょうか?
私はスーパーで高鮮度な魚を販売できる時代は難しくなると思います。
スーパーはあくまでローコストの中でやるものです。
それはすなわち妥協したものでしかなくなります。
そこには高鮮度や鮮魚特化された売場は期待できません。
新たな枠組が必要となります。
カテゴリーキラーに準じた鮮魚に専門性を高めた業態です。
必ずしも大きい必要はありません。
日々買い周りしやすい環境があれば十分です。
ただこれについては新規参入は参入障壁が高いので条件持った店舗を保有しているところに限定されるということです。
鮮魚に特化し切らない限り我々の明日はない
で、結局我々は鮮魚に特化し切るしか生き残ることができないでしょう。
それも頭のついた鮮度のいい魚を中心に販売できる環境を維持していくことが大事なわけです。
キラキラ鮮度感を出しまくって販売し続けることだけが自分たちの存在意義になるということです。
まとめ
近年の人手不足は鮮魚にとってなかなか大きな脅威になりそうです。
これからじわじわと強烈なダメージを与えていくでしょう。
まともな人材が確保できない以上、なんらかの方策を考えていく必要があります。
やりたいこともできないそんな悩みとジレンマがこれからも続きそうです。
<終わり>
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