全国の魚屋、スーパーの鮮魚部門のみなさん、こんにちは!
魚の仕事!楽しいですか?
いやいややってませんか?
えっ?
「お前なに言っているんだよ!!!」
なんて声が聞こえてきそうです。笑笑
まあそんなにあつくならないでください。
今から魚屋の仕事も極めるとこれだけ楽しいだよということを紹介します。
確かに魚を切ったはっただけで考えると大変!という気持ちが強くなるのはわかります。いろんな技術を覚えないといけないし、いろんなルールも覚えるのめんどくさいです。
でも魚のことを全部知り尽くして思ったように数字を操れるようになるとこの上ない喜びしか感じなくなります。苦痛が和らぐというか全く感じなくなるものです。
おそらく中途半端が一番辛いでしょうね。
あなたは今どんな立ち位置でしょうか?
魚屋の仕事は基本辛い!
とは言っても、基本魚の仕事は辛いことが多いです。
ホワイトカラーの仕事をしている人から見たらこんなことよくやれるよなって感じかもしれません。
また、大卒で入ってきた人たちはなんでこんなことしないといけないのとか思ってもそれは当然ことだと思います。
一般的なイメージでいうとカッコよくないというのも若い人たちからするとマイナス要素なのかもしれません。
まあ、わざわざ辛いこと見せなくても良いようですが、客観的事実をまず把握しないと説得力が出ませんのでいくつかあげてみます。パッと見ただけでも結構な量になりますね。
通常の辛いこと
- 朝の早起きが辛い
- いつもねむい
- 手やうでにウロコが付く
- 魚残をさわりたくない
- 残桶の掃除がきつい
- 冷凍庫が寒い
- 朝の開店までの作業がまるで戦場
- 毎日魚の値段が変わってめんどくさい
- お客さんの相手が大変
- 苦情がよくくる※ほとんどアサリ
- パソコンが苦手だけど使わないとやっていけない
- 人間関係がこじれると厄介
- 世間の評価が低い
夏季に辛いこと
- 温度が上がって魚の鮮度がすぐ悪くなる
- 食中毒に気を使う
- 生臭いニオイが一層強くなる
- バックヤードが暑い
冬季に辛いこと
- 冬は水が冷たくて辛い
- 手は霜焼け、真っ赤になる
- ブリやタラを持つだけで手が凍りそうになる
- 靴下2つ履いても足先が冷たい。
- 腰痛がひどくなる
まだまだ、あるかもしれません。
どうにも我慢ならなくなったら無理しないことです。
下の記事を参考にしてください。
悪い面だけ見ると本当こんな仕事やってられるか!よくやるよ!という感じでしょう。
しかし実はそう悪いことばかりでないのです。
いいことも同じくらい魚屋にはあるのです。
みんなそれを知らない、気づいてないだけなのです!
魚屋の仕事はやりがいある!
魚屋は辛いことが多いように思いますが悪いこと以上に嬉しいことも多いです。
特に刺身を作って提供できるということは実はとてもすごいことなのです。
刺身を通じていろんな生活のシーンに関われるということです。そしてこれはとても楽しいこと嬉しいことの一つになるのです。
以前私こんな経験をしました。
ある日、ある方からそのお子さん用に「お食い初め」鯛の注文をいただきました。それはそれでしっかり対応し、おそらく満足いただきました。
そしてそれからお付き合いが始まりました。ことあるごとにお刺身や焼き鯛の注文をいただけるようになったのです。七五三、入学式、卒業式、成人式、婚約で私たちの作った刺身をご利用いただけました。
その後も結婚後の新婚生活、そのまたお子さんが産まれての「お食い初め」にまで。
この意味わかります?
その方の人生のイベントの全てのシーンで自分たちが作ったお刺身焼き鯛で対応できた。まかなえたということなのです。
すごくないですか?人の人生の大きなイベントのほとんどにお役に立てたわけです。こんな仕事ってなかなかないですよね。
まだまだ素晴らしいことはあります。
- 美味しい魚売ると次の日おいしかったよと感謝される
- 鮮度のいい魚を売ってるとリスペクトとされてくる
- いつもよくしてくれると言って手土産を渡される(基本受け取らないが)
- お店の中でもマネージメントが難しいので成果が出ると一目置かれる
- コロナ禍の中でも仕事が守られた
- 仕事内容がはっきりしているので身分を説明しやすい
本当に辛いことにお釣りを返すくらいの楽しさ、嬉しさがあるのです。
また、このほかでも特に若い人に対してこんなに魚屋っていいんだよというところがだまだたくさんありますのでセレクトして紹介したいと思います。
魚屋でよかったこと7選
手に職がつく以外にもメリットがあります。
話し方が上手くなる(やわらかくなる)
これは魚屋が基本主婦相手の仕事だということに関係があります。
魚屋に入ると多かれ少なかれ接客ということをすることになるわけですが、それを担当によっては毎日いろんな話をすることになります。
やはり一般の方は魚の知識もそんなに多くないので魚のこと聞かれます。その時に説明しなければならないのですから話し方を自然に覚えることになります。
もちろん教育というものもありますが基本毎日のコミュニケーションで鍛えたれます。大変ということもなくどういいたらお客さんを満足させられるんだろうと日々考えるだけでコミュニケーション能力が高められていくのです。
結果、話をする能力が養われしかも優しい言い方を覚えます。人としてのあたりも柔らかくなります。
これはその先の人生を考えても圧倒的に敵を作りにくしますのでメリットとなっていきます。
いろんな魚をたべられる機会が多い
もちろん、店内試食、メーカーサンプルも含めいろんな機会で魚を食べる機会があります。魚を売る人が味を知らないわけにはいかないからです。
ただ、魚好きの人はいいですが、魚食べるの嫌いな人は一苦労かもしれません。
まあ、いずれにせよ、いろんな魚を食べられる機会というのは自然にあります。
もちろんお金かかるということはないですが、試食するとそのうち自分でも買って食べたくなるものです。そう言った意味の出費が多くなる人はいます。
魚さばけるようになる 刺身も
魚をさばけるってカッコよくないですか?
家族のために作ってあげるよでもいいですし、仲間内で集まるホームパーティーでササっとお刺身かカルパッチョなんか作れたらカッコいいですね。
特に若い女性なんかは自分でさばくことはしませんが、おいしいお刺身やお寿司食べるのは大好きです。
そのほか自分で燻製を作ったり、しめ鯖作ったりして家族や大切なひとに食べさせることができたら人生楽しくなるでしょうね。
考えてみてください!そういう技術をただで教えてもらえるんですよ!
と考えると魚で仕事するというのも結構悪い話でないですよね。
結構魚をさばけるようになると食が楽しめるだけでなく人生そのものも豊かになることでしょう!
彼女が作りやすい・飲み屋でもてる
職場は大体半分が異性です。若い人もいれば年配の人もいます。毎日会話したりしていますので仲間意識が次第に強くなるものです。そのうち特定の人と特に仲が良くなったりすることはよくあると思うし実際見て聴いています。
まあ、普通の独身であれば彼女彼氏を作るのは難しくないと思います。それ以上は言わないことにします。気が向いたら記事にするかもしれません。(笑)
それに関連して、魚をさばける人は基本モテます。
え〜っ!って誰か言いました?
だって、仮に彼女が料理をする女性だとしても、あなたが魚、特に刺身に関しては技術的にも上をいくとしたら、上手に造れるとしたら、やっぱり自分ができないことをできるわけだから彼女にとってはリスペクト値するということになるわけです。
女性にモテる要素の一つに「尊敬できる人であること」ってありますよね。これ結構大きいんですよね。
自分ができないことを卒なくキレイにやってしまったら絶対尊敬されますよね。
少なくとも一つプラス要素なわけです。
実際マルハニチロの調査で、
>>さばけるオトコがモテる時代? 「魚を自分でさばける人はカッコいい」 女性の約8割が胸キュン
【魚を自分でさばける人はカッコいい】と思うかどうか聞いたところ、『あてはまる(計)』は 67.9%となりま した。魚をさばくことは難易度が高いだけに、器用にさばける人は魅力的に映るようです。
男女別にみると、『あてはまる(計)』は、男性では 58.2%、女性では 77.6%と、こちらも女性のほうが高くなりま した。彼女を自宅に招き、一尾ものから調理した魚料理を振る舞うことも好感度アップには効果的といえそうです。
マルハニチロHPより
このような結果が出ていました。
やっぱりそうだったんですね!
それと同じことが飲み屋のお姉さんたちにもいえます。
彼女たちはいつも美味しいものを食べているわけです。誰かが高いお金を払ってくれてるかもしれませんが美味しいお刺身、お寿司食べているわけです。
として、それと同じようなものをあなたが自宅で作れるとしたら、どうでしょう?高いお金払わなくてもできちゃうんですよ。全くもってプライオリティ高いじゃないですか。
彼女たちも高いお金使わせるのはいつも申し訳ないと思っているんですよ。
彼女の自宅で作ろうとおもば作れるわけです。キレイなお造りを。おそらく実際はそんなことはないでしょう!(笑)
でもそれってすごいですよね。
あり得ないですがイメージしてください。
きれいなお姉さんがソファに座ってくつろいでいます。毎日気の使う仕事をして今日くらいは家で彼氏とくつろぎたいと思ってTVを見ている。
今日は何もしたくないから彼が料理してくれれば嬉しい。
あなたは手際良くお刺身を作る。
おしゃれな器にきれいなお刺身を盛り付けて、シャブリかなんかのワインのコルクを抜きながら、
「さあできたよ」って彼女に声をかける。
テーブルには注がれた白ワインとお洒落な器に盛り付けられたキレイな刺身が置かれている。
振り返ったお姉さんがそれを見てまず発する言葉は、
「まあ、素敵❤️」
どうですか!絶対的ですね。これでモテないはずがないでしょう!!!
それだけお刺身が作れるということはモテることになるということなのです。
まあ、モテたからどうだって言われるとそれまでなのですが、少なくとも自分のできる範囲で人を喜ばせるとしたら最高レベル話になるということを言いたいわけです。
特に若い人にはしっかり刺身までは少なくとも技術を習得して欲しいです。
夕方の時間を楽しめる
これもメリットの一つです。
魚屋は朝早いです。もし6:30からなら8時間勤務で15:30までとなります。多少残業しても17:00くらいには帰れます。
それから例えば22:00に家へ帰るとしたら5時間くらいは自分の時間があるということです。5時間自由な時間って大きいですよ。他の部門の人は出社遅い分帰るのも遅くなるわけですから。
釣りをする人でも、副業する人でも、ネットをする人でも楽しめる時間は十分あります。趣味に使える時間がたくさんあるというのはこれからいいですよ。それでいて定収入があるわけですから最高な環境です。
まあ、パチンコはやめた方がいいと思います。ここだけは私が言っても説得力ないですが…。
一生食いっぱぐれがない
いったん技術を取得してしまえばそのあとは強いのが魚屋です。
おそらくこれから魚をさばける技術を持つ人は少なくなります。今の現状昔と違って新しく魚を捌く技術を教えるところが非常に少ないです。
また、AIが魚を捌くということはあり得ません。これからも続く仕事になります。
魚をおろす機械もありますが高価な割に精度が高くありません。
ということでこれからさらに希少価値が出る仕事といえます。
さらに75歳くらいまで体が動く限り職を失うことはありません。
しかも時給も高いです。下がることもないでしょう。
自分で商売始めることだってできるのです。
一生食いっぱぐれがないというのは本当のことです。
ブロガー・YouTuberの道もあり
私は魚好きが高じて10年ほどブログを続けています。既にYouTubeもやっていますが、もっと深いこの世界へ飛び込もうとしています。また、他の魚のブログやっている人も結構多いです。
また、夜寝れない時魚を捌く動画をYouTubeで見る人が結構多いと聞きます。
それだけ魚を捌くということはネットの世界でも価値を認められています。
好きな人はそういう道へ行くことも可能です。
さらに水産コンサルタントの道も不可能ではありません。
いずれにせよ、希少価値が高い可能性をひめた夢がある仕事になっていくと思います。
若い人はどうか最初の大変さをなんとか乗り越えてしっかり魚の技術を取得していって欲しいものです。
まとめ
いかがでしたか?魚屋というと昔はなんか裏稼業みたいな見方をする人もいるかもしれませんが、今のご時世結構いけてる職業だと思います。
つらいこと、苦しいことばかりではありません。
いずれにせよ!自分で自分の将来は切り開いていかなければなりません。
まずは魚の道を極めましょう。中途半端が一番よくありません。
もし、魚屋を続けようか迷っている人がいたらこの記事をもう一度読んでから改めて判断してほしいです。
ただ、ある程度魚がさばけるようになるか知識をしっかり身につけてからお辞めになることをお勧めします。魚をさばける知識があるということは社会の中できっと役に立つはずです。
先にも述べたように居酒屋で魚のウンチクを語れるというのが一つの特技になります。その人のプラス要素として評価が何気に上がっていくものです。
人生が豊かになる。それで十分でないですか?
<終わり>
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