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鮮魚を辞めたくなる理由の一つ【魚の捌き方教える人によって違う】新人の対応方法はコレ!

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魚屋のみなさん、こんにちは。

今回は魚屋あるある特集ということで鮮魚部門に配属された初心者が一番経験するだろう悩みについて解説といくつかの解決方法を提案したいと思います。

みなさんも経験あると思いますが、自分が右も左もわからず魚の仕事を覚えようとしているときに別の人が違うやり方をしなさいといってくることありませんか?

ちょっと待ってよ〜! 

この前教わったことと違うじゃん!

一体どっちをやればいいの?

ということです。

こんなときはどうしたら良いのでしょうか?

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魚屋の作業は複雑怪奇

大きな会社やキチンとした企業であれば統一マニュアルみたいなものがあると思います。

しかしながら中小企業クラスのところではキチッとやり方が決まっているわけではなく、現場の先輩というかその店のやり方を教えられるのが実情だと思います。

それで人によっていろんな指導をされたりして、入ったばかりの新人君なんかはいったい誰の言葉を信じたらいいの?という悩みを持ったりしているのだと思います。

魚屋の難しさの一つはいろんな魚がいて、それについて何通りの捌き方やり方がある点です。

結論からいうと、

言われた時はその通りにしていろんなやり方を覚えるのがいいですよ!

ということです。

まあ、最初は右も左もわからないわけだから手順も一つに決めてくれた方が本当はいいのだと思います。

ちゃんと心の声は聞こえています。

まずは一つのやり方を覚えてから次のことを教えてよ!

というのも当然の意見だと思います。

企業体質の問題あり

まず、なんでこんなことになるか見ていきましょう!

まずは企業体質の問題。

これも結論からいうと各会社、各店舗がしっかりした教育体系を持ってないのが原因です。

魚屋の技術の全てをテキスト化するのは至難の業だと思いますが、基本的な作業手順というか作業マニュアルのようなものはなければいけないと思います。

あじ、さばのおろし方の基本、刺身用サクの取り方、刺身の作り方。

それら基本事項の決まりは作ってないといけないです。

しかし、実際は部門任せ、担当者任せになっていることが多いかもしれません。

本来もっと企業として作業状況について介入していくべきです。

組織論がないことによる指揮命令系統の欠如

そして、新人研修後の配属先で誰が新入社員やパート、アルバイトを指導するかが決まってないこともあります。

基本的には主任またはチーフが現場で指導することになるのかもしれませんが教育係を設定しないことによって指示命令系統が複数になったりすることもあります。

基本的に指示命令系統は一つでなければ組織論は成り立ちません。

本来教育係を任命して、それ以外の人は異なることを言わせないという形を取らないといけません。

それがないから指揮系統が複数になるのです。

これは組織論を理解しなければわからないのです。

早急に理解してください。

そして指示が異なるものを複数発してはいけないというルールをしっかり堅持してください。

そしてそれを理解できない人には人を教える機会を与えてはいけません。

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現実的な問題点

指導する人が一人であるべきとするとまた別の問題が出てきます。

新人がわからない時に教えてもらえる人がいなくて困ってしまうということです。

最悪業務に支障をきたす場合があり得ます。

そうはいっても違う考え方を持っている人が指導するようなことはやはりやるべきでありません。

既存のスタッフの技術のすり合わせをする機会を作らないといけません。

その上で技術について指導させるべきです。

2つの違う指示を出された場合の受け手の対応は?

では、同じもので違うやり方の指示を受けた場合どのように対応したらよいでしょうか?

これは先に言われたやり方固辞して主張するのでなく、後に言われたやり方をはい、そうですねと受け入れてその通りにやってみるのがいいでしょう。

なぜならば、後から教えてくれた人をケンもほろろに言い返すと、後々面倒くさくなるからです。

言い方を変えると人によってかえればいいです。

教える方も良かれと思って違う指示を出していることがあります。

それを全否定するとなるとその人に喧嘩を売っている形になりかねません。

で極力受けいるけるようにしましょう。

そしてこんなやり方もあるのかと思いながら新しいやり方も覚えておいた方がいいでしょう。

ここはガチガチに考えるのでなく、前に教えてもらったやり方もあるし今教えてくれた人の意見も参考にするしとおもっておけばいいと思います。

ちょっと面倒くさいですね。

でも、このように後からいってくれた人の意見も尊重した方が何かとやりやすいと思います。

会社自体がカチとしてないところであるべき論をいったところで潰されてしまうのがオチです。

流れに身を任せましょう。

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まとめ

とにかく、いろんな技術を吸収するということが大事だと思います

確かにいろんなこと言われると迷ってしまうかもしれませんが、とりあえず話を合わせておいて聞いてから自分のスタイルにあったものを選択すればいいと思います。

何よりもそんなやり方もあるのかと自分のものとして吸収すればいいと思います。

どうしても複数の異なる指示に納得できなければ自分の上司ないしは店長に相談してみてもいいでしょう。

とにかくガチガチに考えず、そうですね、そうですね、といっておけばOKです。

こんなところで気を使わずにサラリと流すことが大事です。

もっと気を遣わないといけないことたくさんありますから。

あとコロナ収束までもう少し一緒に頑張りましょう!

<終わり>

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リッキー
鮮魚アドバイザー・刺身インストラクター・現役水産バイヤー 30年間培った鮮魚の販売、加工、管理技術を初心者に向けてわかりやすく解説。 なかなか教えてくれない秘技裏技も惜しげもなく公開。 一般向けにはみんなが笑顔になるお刺身の作り方ご案内。 すべてが魚食好きの人のために!日夜リアル、WEBで奮闘しています。 有限会社西村研究室(水産コンサルタント事務所)所属