魚を捌いた後の骨をどうしているでしょうか?
魚を食べた後の骨をうまく活用できないものでしょうか?
魚の骨もそのまま捨ててしまうのはもったいないです。
栄養価も高そうなのでなにかおいしい食べ方はないのでしょうか。
今回は魚のプロが魚の骨のおいしい食べ方たっぷりと紹介したいと思います。
捌いた後の魚の骨はどうしてる?
毎日魚をおろすと出てくるのが魚のアラや骨です。
ブリやタイなど一部の魚についてはアラ煮もおいしいので頭と一緒に骨もパック詰されて売られます。
ただそれ以外は通常はためらうことなく捨ててしまいます。
特に小さい魚の骨は面倒くさいので捨てられます。
魚の骨は栄養価豊富!
ところが魚の骨も栄養価高いといわれます。
カルシウム、リン、マグネシウム、ビタミンD、鉄分などたくさん含んでいます。
そして魚の骨を食べることによって効率的にこれらの栄養素を吸収できます。
特に高齢女性が心配する骨粗鬆症の予防のためにも骨はできるだけ食べた方がいいわけです。
ではどんな食べ方料理方法があるのでしょう?
魚の骨の料理方法
魚の骨の料理といえば煮付け、塩焼き、唐揚げなど一般的な魚料理と同じです。
どんなものがあるか一通り見てみましょう!
アラ煮・カブト煮
パッと思い出すのはアラ煮やカブト煮だと思います。
頭や骨などのアラを煮付ける料理方法です。
骨についた肉を箸でつまみながら食べるとおいしいですね。
ブリ大根
ブリ大根も頭や骨を一緒に煮付ける料理方法です。
大根を入れるので煮汁が大根にしみてさらに美味しくなります。
骨の唐揚げ
小さくて骨が柔らかい魚ならその骨を唐揚げにできます。
オススメは二度揚げ
ぜひ二度揚げしてください。
カリッとしておいしくなります。
骨も全く気にならないです。
骨の唐揚げができる魚種
アジ、ハタハタ、サヨリ、キス、イワシなどできます。
小さいサイズならできる範囲さらに広がります。
骨の唐揚げがしにくい魚種
それに対してタイ、ヒラメ、サバ、ブリなどは難しいです。
魚の骨が固いので唐揚げにできません。
骨酒(コツザケ)
おろした魚の骨を素焼きしてそこに燗をした日本酒を注ぎます。
しばらくおくと香ばしい香りの骨のエキスが滲み出ておいしくなります。
岩魚など身のついた姿のままの魚を素焼きしたものにお酒をそそいたものも骨酒(コツザケ)といったりもします。
医者ごろし
これはぶっそうな感じですが、新潟県県央地域に伝わる郷土料理です。
焼いた塩鮭を食べ終わってその残った骨に熱いお湯を注いでしばらくしてから飲み干すのです。
何も入れなくても塩鮭の程よい塩っ気と骨から出る旨みが相まっておいしいものです。
ご当地ではこれを食べるだけ健康になると信じられています。
医者が生活がして行けなくなるほど栄養が高いとしてこういう言われ方をします。
最後に
魚の骨の利用価値も高いですね。
もっともっと捨てるものを減らしていきたいものです。
他においしい料理方法があれば教えてくださいね。
<終わり>
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