みなさん、こんにちは。
魚食べるの大好きでお節介も大好きな魚屋リッキーです。
冬の時期に真鱈の大きな卵(真子)がスーパーなどの鮮魚売場に並びます。
煮付けにするとパンクしてガチャガチャになってしまうという経験ありませんか?
それはそれでおいしいんですが、キレイに煮付けようと思うとなかなか難しいんですよね。
今回はタラ真子(卵)をキレイに形良く煮付ける方法をご案内したいとおもいます。
料理屋さんで出てくるタラ真子の煮付けはなんであんなキレイになっているか不思議に思っている方はぜひ一度ご覧ください。
目次
タラ真子(卵)を煮付けると崩れてしまう悩み
お店にいるとよく、
「タラ真子(卵)を煮付けるときにパンクして花開いたようになっちゃうけどどうにかならなの?」
とか、
「タラ真子(卵)を料理屋さんででてくるようにキレイな輪切りにして煮付けるにはどうしたらいいの?」
とご質問を受けることがあります。
確かにそのまま鱈真子を煮付けると皮が破裂して花開いたようにガチャガチャになっちゃうんですね。
まあそれはそれで汁をすっておいしいとは思いますが気の張る来客をもてなす場合や口うるさい親戚が来たとき場合などにはちょっと恥ずかしいものです。
別にどうしても覚えないといけないわけではないですがなんとかしたいですね。
ここで形を残して煮る方法を覚えておきましょう。
タラ真子(卵)を皮を破らずに煮付ける方法はコレ!
上の写真のように、
ラップか晒しを巻いて先に下茹でするのです。
薄い布いわゆるサラシを巻いてする人もいます。
どうです?
意外でしたか。
こうやって先に下茹でして固めるんですね。
どうやってするかは次の手順に沿ってみていきましょう。
ラップを巻いて煮付ける手順
リズムよく手順を解説していきます。
まずたら真子に空気が入らないよう直接ラップを巻きます。
鍋に湯を張り沸騰させます。
沸騰したら塩をひとつまみその湯に入れます。
ラップに巻いたたら真子をその中にしずかに投入します。
10分ほど茹でて中の卵が固まったようなら湯から取り上げます。
しばらく冷まします。
冷めたらラップを外します。
お好みの幅にスライスします。
その後タレ・調味液を作り鍋に入れそこに茹でてスライスした真子を投入します。
10分ほど煮付けて再度冷ましたら出来上がりです。
とても簡単ですね。
タラ真子(卵)煮付けのワンポイント
ポイントは煮付けたりしたら一度冷ますことです。
冷ますことによってグッと味が染み込むのです。
こうすることでおいしいタラ真子の煮付けが出来上がります。
簡単なのでぜひチャレンジしてみてくださいね。
真鱈の卵(真子)の取り扱い期間
生の真鱈の卵(真子)は冬の期間にスーパーや鮮魚店で販売されます。
真鱈の卵を真子(まこ)といいます。
真子は魚体と同じくそこそこ大きくなります。
助惣鱈の卵を助子(すけこ)と呼んだりします。
助子はたらこ明太子の原料と同じなので小さめです。
どちらも煮付けにされます。
10月から2月いっぱい市場に出てきます。
原体とは別に卵だけで流通取引されます。
基本的に冷凍流通はありません。
製品にしてから冷凍流通することはあります。
真空で常温流通されることも多いです。
ネットで買える「タラ真子煮」
時間がないという方にネットで購入できるタラ真子煮を紹介しておきます。
時期はずれに食べたいと思った人にもオススメです。
\ たまご感たっぷり /
\ 定評ある新潟の老舗メーカー /
最後に
私も最初この方法を聞いたとき、そんなやり方があるのか、なるほどと思いました。
やっぱり考える人考えるんですね。
料理の疑問はやはりその道の先輩に聞くのがいいと思います。
昔は姑さんやばあちゃんが教えてくれたんでしょうけどGoogleで検索すれば教えてくれますからね。
このブログでもこのような技をこれからもたくさん紹介していきたいと思います。
みなさんが少しでも魚料理が好きになってくれたらやりがいもありますから!
<終わり>
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