みなさん、こんにちは。
今日は朝から雨ばかり降っていてジメジメしています。
さて、他の土地から金沢に引っ越してきたり、転勤してくるとみなさん不思議がることがあります。
それは「さわら」って何?ということです。
「さわら」は金沢の人は大好き!

結論から言うと金沢で「さわら」と言った場合「カジキmarlin」のことを指します。
そしてまた、金沢の人はこの「さわら」をよく食べるのです。
刺身、ソテー、フライ、唐揚げなどいろんな料理に使います。
極めつけは「昆布〆め」。
これを本当に金沢の人はよく食べるのです。
日常から、お盆、年末年始からならず食卓に出ます。
近江町市場でも、いきいき魚市場でも、地元のスーパーマーケットでも、魚屋さんでも魚の売場に行くと必ず「さわら」の文字が踊っています。
「さわら」は「鰆」でないの?
普通「さわら」と言うと春の魚とかいた「鰆」が思い浮かびますね。
鰆も霜降り造りのように刺身にしたり、味噌焼きのように焼き物にしたりします。
のでなおややこしいわけです。
だから新しく金沢に来た人はまず、これで混乱するのです。
で、周りの人に聞いてようやく「鰆」と「さわら」は違うものだと認識します。
面倒くさいですね!
このさわらなんでこんな呼び方になったかと言うと、理由を聞いていだければ納得いただけると思います。
なんでカジキのことを「さわら」というの?
さわらを漢字で書くと狭腹となります。
さはらですね。
ピンときたきた方は察しがいいです。
そうです。
「さはら」がなまって「さわら」なんです。
カジキの腹を見るとたしかに狭い腹をしています。
これを金沢の人は「さわら」と呼んでしまったんですね。
これがなんでかは、わかりませんが先にカジキを「狭腹さわら」としちゃったんですね。
では春の鰆は金沢ではなんと呼ぶの?
じゃあ、春の魚の「鰆さわら」はどうするのと言うことですが、「柳さわら」と名付けました。
柳のような模様があるからではないかと推測しています。
これで一件落着ということに相成りましたが、本来さわらは「鰆」だよねというモンモンとしたものは残ると思います。
県外の人にとって紛らわしいのは残ります。
まとめ
まあ、いずれにせよ、金沢ではそう呼んでしまっているのでそう呼ぶしかないでしょう。
郷に入れば郷に従えです。
行ったところに合わせるしかないでしょう!
とにかく金沢では「さわら」なんです!
言い方で悩むより美味しさを楽しんだ方が精神衛生上良いということでこの話は終わりにしたいと思います。
ちなみに柳さわらの小さいサイズを「サゴシ」と呼びます。
<終わり>
コメントを残す