![あずき貝](https://sakananosa.com/wp-content/uploads/2019/06/IMG_4607.jpg)
みなさんは、あずき貝をご存知でしょうか?
地域によってはバイ貝と呼ぶところもあるようです。
金沢では夏になるとこのあずき貝が市場にではじめます。
煮付けにすると独特の風味があってとても美味しい貝です。
通常刺身にはしません。
ただ、煮付けでもヤミツキになるほどおいしい貝といえます。
6月上旬〜8月中旬くらいまでの時期たくさんとれるのでお値段も安くお客さんにとっては買いやすい貝です。
ところがこのあずき貝売る方の立場としてはちょっと問題児的な貝でもあります。
目次
あずき貝のクレーム発生!
それはパックを開けたらすごい嫌な臭い匂いがするというクレームがあったりします。
それも結構頻度であったりするのです。
最初ただ貝が弱ってダメなのかなと思っていました。
しかし、中で活きていたりもしていたので原因が最初よく分かりませんでした。
あずき貝は活きているのに嫌な臭い
もともと活きても臭いがする貝なのかとも思いました。
しかしそれは違っていました。
活きた貝は基本嫌な臭いはしないのです。
あずき貝の臭いの原因はこれ!
結論からいうと死んだ貝が一つでも混じるとダメだということです。
中に一つでも死んでいる貝が混じるととんでもなく全体も臭くなるということがわかりました。
他の貝に臭いがつくというわけではないでしょうが、死んだ貝がパックの中でスゴイ臭気を発するのです。
それを買った人はパックを開けた瞬間すごいイヤなニオイしてクレームになるというわけです。
死んだあずき貝の見分け方
![](https://sakananosa.com/wp-content/uploads/2019/06/fullsizeoutput_11d9-1.jpeg)
ではどんな状態のものが悪い貝といえるでしょうか?上の写真をご覧ください。
わかりますか?
右の貝は活きています。左の貝が死んでいます。
活きているときは黒々していて、死ぬとクリーム色というか黄色になるということです。
もちろん左の貝はすごい臭いがしていました。
それもひどい臭いです。
右の活きた貝の方は貝の特有の臭いだけです
あずき貝のクレームがなくなった
ということでクリーム色になった死んだ貝を避けることにしました。
パックの際ちょっと目を凝らしてみればすぐ分かるということですが、意識しないとわからないものです。
黄色い身をしたものを取り除ければ他の貝は活きているので問題ありません。
これがわかって以降パックする前にこのような不良貝を気をつけて取り除くことでクレーム無くなりました。
これがわかるまで時間がかかりました。
お客さんがあずき貝を買うときに注意すること
お客さんの立場としてはクリーム色(黄色)の貝を選ばないように注意してください。
ちょっとマダラになったものも避けた方がいいでしょう。
黒々しているものだけを買うことにしてください。
最後に
貝を売るというのはなかなか難しいものですね。
経験と実体験がものいう世界です。
またこういった情報ってなかなかネットを探してもないんですよね。
ちょっとマニアックなところですが「さかなのさ」としてはこういう他の魚関連のHPでも扱わないところをこれからも紹介解説していきたいと思っています。
これからもお付き合いのほどよろしくお願いします。
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<終わり>
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