![チカメキントキ](https://sakananosa.com/wp-content/uploads/2020/03/5215DAB0-C973-40FE-87E4-7CFBA2EFFD90_1_105_c.jpg)
金沢で金八、金八鯛の名前で流通している魚。
鯛とついたりしますが鯛とは別の種類です。
鮮やかな深い赤色は非常に目を引きますが、どちらかというとB級魚扱いになるのでしょうか?
太平洋側で有名な(本)金目鯛と比べても市場価値は低く見られる傾向があります。
チカメキントキの基本情報
分類 | スズキ目キントキダイ科チカメキントキ属 |
名称 | チカメキントキ、近目金時 |
別名・地方名 | キントキ、金時鯛、金八(金沢) |
英語名 | Longfinned bullseye,Bigeye |
学名 | Cookeolus japonicus(Cuver,1829) |
分布 | 青森以南の日本各地 |
主な漁法 | 底曳網漁(小サイズ)、定置網漁、釣り |
備考 | ・金時は赤い色を意味する ・皮目に寄生虫(無害)がいる個体がたまにいる ・ウロコは小さく固いため取りにくい ・金沢市場ではB級扱い |
チカメキントキはどんな魚?
![チカメキントキ](https://sakananosa.com/wp-content/uploads/2020/03/402D1326-2945-4056-9AC4-547C5191BA86_1_105_c.jpg)
やっぱり赤い色をした魚なので売場華やかにしてくれます。
市場でキンメという言い方をしたりする人もいて本金目鯛と混同するので金沢の市場では金八、金時という言い方をして区別したりしています。
本金目鯛と並ぶとどうしても市場的に価値下がるような気がします。
皮目に虫がいることがあるので安易に対面販売しにくいので仕入れを躊躇します。
チカメキントキは刺身になるの?
![チカメキントキの刺身用皮むき](https://sakananosa.com/wp-content/uploads/2020/03/3F5CC98F-92D0-48ED-A1F5-A7879BA9CC6C_1_105_c.jpg)
やっぱり刺身が美味しいですがちょっと扱いに注意が必要です。
刺身用におろしすと身はこんな感じです。
![刺身盛合せ](https://sakananosa.com/wp-content/uploads/2021/01/ED50FA69-FAB9-418E-A60F-8C8D1B06C1D3_1_105_c.jpg)
刺身しても色目が非常にキレイです。
鯛より身が赤味を帯びるのが特徴です。
味も鯛に似ていて美味しいです。
チカメキントキ刺身以外の美味しい食べ方は?
![チカメキントキの開き](https://sakananosa.com/wp-content/uploads/2020/03/5F0B6B7F-BCAE-49AD-95EF-8037186660DC_1_105_c.jpg)
干物も人気のさかなです。
写真のように自分で開いて塩しても美味しいです。もちろん魚屋さんで開いてもらえます。
商品で売っているものはそれなりに高いお値段します。
煮付けも美味しいですが細かくて固いウロコが難点です。
アラも煮付けにしますが、ウロコが口に残る感じがあるのであまりオススメしません。
チカメキントキ売る時のポイント
![チカメキントキ](https://sakananosa.com/wp-content/uploads/2021/01/19DB6AA8-9673-4F08-AF58-C4933A3E62DD_1_105_c.jpg)
対面に置くと赤い色が映えるので置いておきたい魚の一つ。
大きいサイズの刺身用はそれなり値段がするのでちょっと手が出ません。
小さいサイズが比較的安いので狙い目。
ただ小さいサイズは皮目に虫がいることが多いので干物用で売ったほうがよい。
もちろん虫がいなければ刺身でも構いません。
開いて干したりするのもいいですね。
干物になったものは結構高い値段で売っています。
個人的には煮付けにして甘辛く炊いたほうが美味しいと思います。
刺身用として仕入れる時は大きなサイズを選ぶほうがいいでしょう。
結構値段落ちやすいので安い時だけ仕入れる感じでよい。
まとめ
ちょっとクセがあるさかななので取り扱い難しい魚の一つと思います。
ただ、プロの人がチャンと扱えばもっと価値が出てくる魚だと思います。
赤い魚は大事にしないといけませんね!
<終わり>
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