スーパーの刺身に多くのものは期待されていないのかもしれません。
基本的におかずですから。
しかしクオリティの高いスーパーではどうやって美味しそうな刺身を作れるか日々研究しています。
刺身でそのスーパーのレベル(ストアローヤリティ)が判断されるからです。
たかがスーパーの刺身されどスーパーの刺身。
一言でスーパーといってもいろんなタイプがあるわけです。
刺身で期待されるスーパーというのもなかなか素敵なものではないでしょうか。
そういう位置付けの店作りをしていくのも楽しいものです。
では理想的な刺身、あるべき姿の刺身とはどんなものをいうのでしょうか?
実際の写真を見ながら我々が目指すべき刺身を紹介したいと思います。
今回の記事は、刺身を本気で上達したい人に役に立つ内容となっていますので最後までご覧ください。
目次
刺身担当者はどんな刺身が正しいか正解か迷っている!
私自身もスーパーマーケットの刺身担当者に刺身を教えたりもしています。
ただ人に教えるというのはなかなか難しいものです。
特に刺身は一定のマニュアルがあるにしても難しいものです。
なぜなら本当にいい刺身がどういうものかわからずにやっているからです。
ちょっと上手な人の刺身をお手本にしても上達はしません。
刺身担当者自身もなにが正しい刺身なのか迷っていたりします。
本当にいい刺身、理想的な刺身というものはどんなもののでしょうか?
今回みなさんにご覧いただこうと思います。
目指すべき理想の刺身、手本にすべき刺身はコレ!
ここでは晴れの日やささやかなお祝いの席にご自宅で召し上がれる刺身を紹介します。
これがまさに正統派の刺身です。
ここでのポイントは高いお金を払って料理店で食べる刺身でない点です。
店で買って家に持ち帰りできる小売り店の刺身になります。
さっそく刺身のいくつかを見ていきましょう!
刺身盛合せ

いかがです。
すごいクオリティでしょう!
これがスーパーに並んでいたら多少高くても買うでしょう。
こんな刺身盛合せを作る店があったら大事な宴席に絶対予約したいですよね!
これを作れるとその店の付加価値もかなり上がることでしょう。
すぐにはできないとしてもこれを目指すべきなのです!
まだまだ紹介しますよ。
マグロの刺身 その1

このマグロは二山で作っています。
いわゆる平作りです。
最近ではこのようなマグロ刺身が売場でみなくなりました
ちゃんとした刺身を作れる人が少なくなったということでもあります。
>>マグロの刺身が売場にない!なぜスーパーは切れ端ばかり売る?
あえて削ぎ切りをしないわけです。
これがマグロ刺身のあるべき姿です。
マグロの刺身 その2

これは簡易さが特徴のトレーに盛り付けたものです。
普通に並べられていますが実際自分でやってみるとこんなキレイには並びません。
添え物も非常にセンスがいいです。
次はカンパチです。
カンパチの刺身

最初ブリだと思いましたがよくよくみるとカンパチでした。
盛り付け方は珍しいですが切り方は非常にキレイです。
これも何気にやってますが非常にバランスがよい刺身といえます。
最後はこの刺身です!
しめ鯖の刺身

みなさんご存知かどうかわかりませんが、刺身の上手い下手が一番わかるのがこのしめ鯖の刺身なのです。
上手な人と下手な人がはっきりわかるので刺身検定の題材として使われることも多いのがこのしめ鯖です。
上の写真をご覧ください。
ため息出そうですね。
この座りの良さ。
全体のまとまり感。
作ったことがある人なら絶対わかるはずです。
凄すぎます!
今回紹介は以上の5点になります。
このような刺身が実際スーパーに並ぶ!
いかがでしたか。
息を呑む美しさですね。
スーパーでこんな刺身が並んでいたら即買いですね。
実際に作ったのは、このブログでもお馴染みの、
西村弘先生(西村研究室)
です。
上の刺身も最近の研修で見本として作ったものです。
この刺身を見てあらためて西村弘先生がすごい技術力をお持ちだということに再認識させられたということです。
実際刺身を作る人ならわかっていただけると思います。
この刺身を作る西村先生とはどんな人でしょうか!
西村弘先生(西村研究室)
西村弘先生は日本屈指の水産コンサルタントの一人です。
東京代々木に事務所を持ち、全国、海外で鮮魚の経営技術指導されています。
日本のスーパーマーケットの鮮魚の礎を作ってこられたといってもいいほど幅広い実績を残されてきています。
経営の指導もされていて、おそらく鮮魚がよいといわれる全国のスーパーのほとんどにかかわっておられると思います。
独立系の水産コンサルタントとして今なお大手中堅スーパー相手に精力的に活動されています。
この西村先生のすごいところは実戦に強いというところです。
教えていただいた商品がとにかく売れるようになるのです。
水産コンサルタントで指導に入るときは実地指導があり商品作りを教えていただくのですが、作る商品作る商品がことごとく店に出すと売れるのです。
それだけ商品力があるのです。
この「さかなのさブログ」の監修もやっていただいてます。
リッキーも実際以前勤めていた会社で西村先生の指導を受けています。
>>水産コンサルタント西村弘先生に刺身切り方を教えてもらえてよかった理由 〜さかなのさ
とにかく指導をうけると刺身作りのセンスが磨かれます。
一般的な机上の理論だけのコンサルタントとは一線を画すといえるでしょう。
この技術を習得したい
実際西村先生自体はチェーンストアのコンサルタントということもあってある程度の規模の企業様でないと直接指導をしていただけないのかと思います。
とはいえ個人商店レベルでこの刺身の技術を取得したいという人も多いと思います。
これだけの技術、刺身のあるべき姿をそのままにしておくわけにはいかないですから。
そこで個人レベルでちゃんとした刺身を覚えたいという人にはこの「さかなのさ」で西村先生の技術を少しでもお伝えできるのではないかということです。
西村先生にもそのような許可をいただいています。
むしろ西村先生の優れた技術を世間の人に広めていくというが私の役割だと思っています。
やはり刺身を上手になりたいという人は全国たくさんいらっしゃいますから。
その人たちの悩みを解決していきたいと思います。
まとめ
今回はスーパーで作る刺身で理想的な形はどんなものかをご案内させていただきました。
やはり刺身を作る上でも模範となる刺身がどんなものか知る必要があります。
漫然としているならともかく意識高くやりたい人にとってはこの刺身をみるだけでもすごく刺激になると思います。
まずはコレが正しい形ということを理解した上で、自らの刺身のクオリティを磨いていってほしいです。
今後は西村先生とコラボして刺身や鮮魚販売のノウハウなどYouTube配信していきたいと思っています。
どうぞご期待ください。
<終わり>
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