今回は手巻き寿司、チラシ寿司の商品作りのご案内です。
水産小売り業界の指導のトッププロ西村弘先生からの商品提案です。
商品画像の提供いただいたのでぜひ参考にしてください。
技術を持った指導者 〜西村弘氏
水産コンサルタントの西村弘氏の作る商品は非常に洗練されていてエレガントな作りを特徴としています。
同じネタ同じ材料を同じように作っているのになぜ商品がキレイに見えるのです。
何が違うのか?実際の商品の画像を入手できたのでこれをみながらその卓越した技を盗んでみようと思います。
その1 手巻き寿司セット
マグロ、サーモン、ブリ、香箱カニかまぼこ、タイ、ボイルエビ、マグロ、厚焼き玉子、 大葉、キュウリ
リッキーのコメント
切り方を均一にする。
この課題を解決するのに各企業基準を設けている。
ところが店舗ごとにズレてくる。
都度チェックする必要がある。
その2 海鮮丼セット
マグロ、タイ、 サーモン、イカ、ブリ、ボイルエビ、蒸しだこ、厚焼き玉子
リッキーのコメント
なにげに左上にマグロを持ってきている点納得です。
これはセオリー通りですがなぜここに持ってくるのかはみなさん考えてください。
配色のバランスと切り方がうまそうに切っている点を見逃せない。
その3 チラシ寿司
シャリ 200g、カニむき身 50g、カニかまぼこ 70g、厚焼き玉子、ミニトマト、ボウフウ、 薄紅、寿司生姜
リッキーのコメント
内容的には何気ない具材を使っているがどことなく上品な雰囲気が漂っている商品といえます。
その4 バラチラシ寿司ネタセット
マグロ、トラウト、ボイルエビ、カニ風味かまぼこ、ネギトロ、刻みミョウガ
リアルな売場のイメージ
お寿司パーティーのイメージを表現します。
赤い海老の後ろに緑色のきゅうりが彩をさらにアップさせてくれています。
まとめ
基礎的な商品群です。
しかしながら全体のまとまりのよさに気づいた方はいらっしゃいましたでしょうか?
個々の技術の高さが統合されてこの商品の雰囲気を醸し出してくれます。
たかが商品作りされど商品作りです。
これだけのクオリティを出せるように日々のスキルアップを研鑽していきたいものです。
私も何年経ってもこの域まで達することができません。
スーパーマーケットの鮮魚部門の人たちもぜひ真似てみてください。
なかなか決まらないものです。
この座りのよさ、やはり西村先生の技なんですね。
このシリーズ続けたいと思います。
>>西村研究室はこちら
<終わり>
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