まずはここから押さえましょう!
水産物の流通問題を考えるにあたってはあらかじめ水産物の特性というものを理解しておく必要があります。
かみくだいていうと、ここを理解することで鮮魚で塩干でやれるやれないことがわかります。
さらにやったほうがいいこと、やらないほうがいいことも見えてきます。
それは水産物の特性によるものが大きく作用しています。
水産物の特性とはなんのことか?
ここで水産物といっても多種多様でそれぞれに特徴があるということです。
大きく分けると水産物の物理的特性と軽勢的特性ということになりますので分けて説明したいと思いす。
ここで一番考えて欲しいのは水産物の流通が他のものに比べて非常に複雑であるという点です。
それが水産物の特性によるものが大きいことが理解できれば正解です。
水産物の物理的特性 〜魚というものがどんなものか?
(1)鮮度が落ちやすいもの
②特別な施設で保管、特別な車で輸送
(2)形が様々で規格性が乏しいもの
①一定の規格を設定したりすることはあるが絶対的なものでない。
②ものを見て判断することが必要となってくる。
(3)生産が不安定なもの
①水産資源の状況や天候によって左右される。
②計画的取引が非常に難しい
③施設の効率的利用がなかなか困難。
これらの特性により流通過程でいろんな施策を講じないとうまく機能しないということになります。
>>「水産物の物理的性格」をさらに詳しく
水産物の経済的特性 〜魚をどんな過程を経てお金にかわるのか?
(1)生産者の規模がマチマチ
(2)流通圏が広い
①撮れる場所が限られている割に全国各地からの需要がある。
②ここでも輸送の問題が極めて重要になってくる。
(3)生産費が不安定
一回の操業に要する経費の総額はある程度把握できても魚の獲れ方で最終的なコストがいくらかかるかは終わってみないとわからない。農産品以上に一定の基準で把握することは著しく困難といえる。
まとめ
ここを知ることで攻めるポイントと攻められないポイントがわかります。
意味をよく考えられれば戦略も立てやすくなります。
<終わり>
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