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アワビのオス・メスの見分け方 わかりやすく整理しました!

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一部の人の中であわびのオスは足の部分が黒くて美味しいという話を聞くことがあります。

果たしてどうなのでしょうか?

また、あわびのオスメスはどうやって分けたらいいのでしょうか?

いろんな文献や学術書を調べてみるといろんなことが分かったので今回特別に記事を設けてあわびのオスとメスの区別の仕方=見分け方を紹介したいと思います。

ちょっと説明の仕方によっては混乱する可能性もあるなとおもいましたので順を追って説明していきたいと思います。

結論からいうと見た目ではオスメス区別できないという点先に書き置いておきます。

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まず黒あわびとメガイあわびの違いを理解しましょう!

現在市場などで流通しているあわびには「黒あわび」と「メガイあわび」があります。

そして「黒あわび」を「オガイ」ということがあるようです。これは黒あわびが天皇に献上されるので「御貝」と呼ばれていたことからくるようです。

ただ、そうすると「オガイあわび」と「メガイあわび」が並ぶわけです。

結果「黒あわび」がオスで、「メガイあわび」がメスという理解が広がることになりるわけです。

さらに外見で判断して色の黒いのがオスで黄土色のがメスと思ってしまうわけです。

しかしながらこれは間違いなのです。

「黒あわび」がオスで、「メガイあわび」がメスではありません。

実は「黒あわび(=オガイ)」にも「メガイあわび」にもそれぞれオスメスはいるのです。

ところで、「黒あわび」と「メガイあわび」はどんなあわびなのでしょうか?

黒アワビ

まず「黒あわび」の写真お見せします。

アワビ

「黒あわび」の殻は深めで身質はしっかりとしてしまっています。コリコリとした食感が特徴で刺身や寿司ダネに最適と言われています。高値になりやすいです。

メガイアワビ

次に「メガイあわび」の写真です。

アワビ

「メガイあわび」の殻は若干浅めで平べったい感じになります。身が比較的柔らかく蒸し物や煮物に最適ということです。黒あわびと比べると安値で取引されます。もちろんあわびなので刺身にもなりますし、安値と言ってもそれなりの値段はしますよ。

いかがですか。あわびを扱ったことある人はピンときましたでしょう!

そうなんです!市場流通の場合両者が混じるのです。

ではオスメスの区別はどこでするのでしょうか?

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アワビのオス・メスの区別するポイント

アワビ刺身

結論から言うと生殖腺の色で区別するようです。

生殖腺ってなに?ですよね。

生殖腺は簡単にいうと精巣と卵巣のことです。両方をまとめていうときに生殖腺という言い方をするようです。

ちょっとわかりにくいですが牛のツノのような部分です。

※文献によっては牛のツノのような部分を中腸腺という言い方をするものがありました。ただ、複数の学術論文で写真の部分が生殖腺という記述がありましたのでここを生殖腺と理解したいです。

いずれにせよここの色で性別が判断できるという点に疑う余地はありません。

白っぽく乳白色の色がオスで、緑色のものがメスということです。

ちなみに写真のはメスですね。

そして生殖腺で区別するということは貝の中をみないとわからないということです。

言い方を変えると外側から見てオス・メスを区別するのはできないか非常に難しいということになります。

肝だと思っていたものは肝でなかった!

みなさんが一般的に肝、きもと言っているのは実は生殖腺でした。

まあ、おいしければ名前は関係ないのかもしれませんが一応知識としてはあっていいと思うので載せておきます。

あと一つだけ、だったら肝はどこにあるの?ということろが気になりました。

しかしまあ、知ったところで今回は大きな意味はないのでここまでにしますね。

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まとめ

結局、結論としてはあわびのオス・メスで美味しさ・味は大きく変わらないようです。

ただ、

黒いあわびは美味しく高価で、黄土色のあわびはちょっと味が落ち値段も比べると安いということになります。

いかがでしたか?これであわびのオス・メスの区別の仕方わかっていただけましたでしょうか?

ここまでわかっている魚屋さんは少ないかもしれません。

対面のおじさんが迷っていたらそっと外見では区別つきませんよと教えてあげてください。

もしかしたら安くしてもらえるかもしれませんよ!

いや意固地な魚屋さんも多いので下手なこと言わない方がいいかもしれません!

教えるのやめときましょうね!笑

<終わり>

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リッキー
鮮魚アドバイザー・刺身インストラクター・現役水産バイヤー 30年間培った鮮魚の販売、加工、管理技術を初心者に向けてわかりやすく解説。 なかなか教えてくれない秘技裏技も惜しげもなく公開。 一般向けにはみんなが笑顔になるお刺身の作り方ご案内。 すべてが魚食好きの人のために!日夜リアル、WEBで奮闘しています。 有限会社西村研究室(水産コンサルタント事務所)所属