魚離れの時代といっても魚を料理される主婦主夫の方もまだまだ多いと思います。
最近ではスーパーで魚を買う機会も多いと思いますがその魚を調理するとき水道水で洗ってほうがいいのでしょうか?
水道水で洗うとなれてしまう(鮮度おちてしまう)のでやはり塩水で洗ったほうがいいのではと思ったりもします。
この点どう考えたらいいのでしょうか?
答えを先にいうと水道水で洗ってもらって構いませんということです。
ただ、少し注意点があるのでそこを解説してみたいと思います。
自分で魚を調理する場合
まず、自分で丸魚を買ってきて調理する場合は水洗いが必要です。
これは当然ですね。
そしてこの場合は真水で洗ってください。
魚のことよくわかっている人からすると水道水で洗ったらなんか鮮度が悪くなってしまいそうにも思います。
そうだとしても真水で洗ってください。
なぜでしょうか?
理由を見ていきましょう。
>>魚捌く包丁を買うならこれ!【主婦必見】台所でオススメの究極の1本!刺身もOK
なぜ魚を真水で洗った方がいいのか?
もともとスーパーの鮮魚コーナーで売っている魚は海水魚の場合が多いと思います。
もちろんニジマスなどの淡水魚を売っている場合もありますがほとんど海水魚です。
海水魚なら棲んでいるところと同じ海水の方がよくない?
と思う人がいてもおかしくないと思います。
実際に青魚などは真水に当てると白っぽくなってしまいます。
なぜ白っぽくなるかについては専門的になるのでここでは触れませんが、棲んでいるところと同じ環境の方が魚にはいいというのはわかるような気がします。
また真水にさらして魚の身がフヤフヤなったという経験された方もいるかもしれません。
確かに魚は水にあてるとすぐ鮮度が落ちるというのは魚屋的には常識レベルといえます。
それにもかかわらず、真水の方がいいというのはなぜでしょうか?
海水には食中毒菌が潜んでいる!
海水にはお腹を壊したりする怖い食中毒菌が潜んでいます。
腸炎ビブリオ菌という塩気を好む食中毒菌が海水には潜んでいます。
海水魚で一番注意しないといけない食中毒菌と言われてます。
この腸炎ビブリオ菌は真水が大の苦手です。
真水にさらすと死んでしまうのです。
なので、魚を調理する時には真水で洗うというのが大原則なのです。
スーパーや魚屋さんでも水を流しっぱなしにして調理したりしていますね。
あれは単に血や汚れを取るためだけでなく、好塩菌の腸炎ビブリオ菌を死滅させるためにやるという意味もあるのです。
なので真水にあてるさらすということが、とても大事なのです。
実際に魚屋さんでもそういう教育を受けるのです。
ちなみに腸炎ビブリオ菌にあたると激しい腹痛や下痢をおこします。
真水は水道水でいいか?
その時に使う真水は水道水でもいいのでしょうか?
「水道水で問題ない」
です。
水道水には殺菌作用のある塩素(カルキ)成分が含まれています。
塩素は強い殺菌力を持っています。
それで水道水の安全が保たれているわけです。
>>「塩素による消毒方法は安全ですか?」 〜東京水道局Q&A
水道水はちょっとカルキ臭いこともありますが、魚の体表を洗う際にも殺菌効果のあるものを含んでいるのでうってつけということなのです。
水道水なら蛇口をひねれば出てくるので楽ですね。
よく腹の中もよく洗いましょう。
水道水で洗う際の注意点
魚を洗うときは水道水でいいということですが、注意してほしい点があります。
「水道水があったかいときがある」
という点です。
夏なんかだと水道水の温度が結構上がったります。
水の温度が高いと魚の鮮度がすぐに落ちてしまいます。
そのときは水につける時間を最小限に抑えてほしいのです。
で、できるだけ料理をする直前にお腹だしなどすることをオススメします。
そうすれば魚がなれるということも防げるでしょう。
まとめ
魚は塩水でなくあえて水道水で洗うのがいいんですね。
すぐ料理するのであれば鮮度もまったく問題ありません。
魚料理するのにもわかっているようでわかっていないこともたくさんあるともいます。
一人で考えているだけだとなかなか解決しませんね。
他にもお魚捌きの初心者が気になることをチョコチョコ公開していこうと思います。
\ 完全保存版 〜これ一冊で十分! /
<終わり>
コメントを残す