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身の詰まっているカニ(生)の選び方【永久保存版】プロはココを見る!

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こんにちは、25年間生のカニを売ってきてほぼクレームがゼロというのが自慢のリッキーです。

今回は生のいいカニの選び方を紹介したいと思います。

カニって本当においしいですね。

茹でたものや冷凍も売っていますが自分で茹でて食べてみたいと思います。

そうすると生のカニを買って茹でることになりますが特に生のカニの選び方って難しいですね。

そもそもどこに生がカニが売っているんだいということですが、案外都会でも鮮魚店の店頭やスーパーでで売っていたりします。

日本海側に住んでいればさすがに頻繁に店頭に並ぶ生や活のカニを目にする機会が多いですね。

冬から春にかけてはお買い得なカニも出てきたりします。

魚屋の人にどれがいいか聞けばいいでしょうが、自分でもみる目を養いたいなと思ったりします。

それも「一発でわかる選び方」をご案内したいと思います。

自分でカニを茹でて食べる夢を実現したい人も含めてレア情報もありますので最後までご覧ください。

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カニの選び方は諸説あって何が正しいかわからない!という声多い

活ズワイガニ(生)

おいしいカニの選び方は人によってそれぞれだったり諸説あったりします。

どれが正しいの?ということです。

まともに聞いていると混乱してしまいます。

やはり経験値の高い人に聞くのがいいはずです。

そこでこの道25年のリッキーが生のカニの選び方ズバリ紹介します。

結論からいうと、

重さで選ぶ

のが一番です。

足が取れてようが、殻が大きいであろうが、とにかく基準は重さです。

品定めを結構わからなくなってしまうものです。

なので迷ったら、

重さ

で選べば間違いないものです。

これが25年間カニを扱ってきた経験からの結論です。

一般的なカニ(生)の選び方 〜オカルト含む

念の為、私が今まで聞いたことのあるカニ(生)の選び方を紹介します。

カニの選び方 諸説
  1. カニの脚を押してみる ・・・ 潰れないもの
  2. カニの色を見る ・・・ 赤くないもの
  3. カニの重さ ・・・ 重いもの
  4. カニのお尻が赤くなっている ・・・
  5. 黒いつぶつぶがついている
  6. 足がとれていないもの
  7. 大きいもの
  8. 黒くなっていないもの
  9. 焼けていないもの(専門用語)
  10. 卵が黒褐色なもの(甲箱)
  11. 地物
  12. ブランドもの

ざっと挙げてみましたが、結構あるものですね。

それぞれ簡単にみていきましょう。

リッキーが正しいと思うものには○印をつけておきます。

1.カニの脚を押してみる ・・・ 潰れないもの

活ズワイガニ

△ まあまあ素人レベルです。

これをやっているお客さんがよくいます。

指で挟んで押してみるんですね。

もしかしたらお店の人に嫌がられるかもしれない選び方かもしれません。

確かに足の身入りはわかるのかもしれません。

ただリッキーこのやり方あまりしません。

甲羅の身入りまでわからないからです。

他に確実な方法があるので。

2.カニの色を見る ・・・ 赤くない方が良い

○ これは確かにアテになると思います。

脱皮したてのカニは赤みを帯びて透き通っていることがあります。

脱皮したてのカニは身入りがよくないといわれます。

上の写真でいうと右の方を選びます。

右側は少し赤い殻の色をしています。

ただ透き通っているわけではないのでそんなに悪くはないですが赤いのが気になります。

リッキーはカニの裏側を見てクリーム色の濃いものを選びようにオススメしています。

身の詰まりのよい成熟しているカニは裏側の白いところがクリーム色が濃くなることがよくあると思います。

3.カニの重さ ・・・ 重いもの

重いコウバコガニ

◎ これが一番確実でアテになると思います。

販売所では両手に持ってみて重さを比べていくというのがオススメです。

片手だけだとよくわからないことが多いです。

両手の指先の乗せて上下に揺らしてみるとよくわかります。

上の写真のカニはタグがついていていいカニというのがわかります。

ただベテランになると、タグがなくても重いカニというのがわかります。

4.カニのお尻が赤くなっている

△ 微妙

年配のお客さんがメスガニ(コウバコガニ)をみるときによく言っています。

カニのフンドシとかハカマというところがあります。

そのジャバラになった下をみます。

カニから見るとお尻のところに赤みが差すと内子(内側の卵)がたくさん入っているそうです。

リッキー検証したことないのでなんとも言えません。

ただ、昔の人が言ったことは基本大事なことだと思うのでちょっと気にはしています。

5.黒いつぶつぶがついている

黒い粒々がついたカニ

○ 100%ではありませんが信ぴょう性はあると思います。

よく言われます。

カニの甲羅についている黒いつぶつぶはカニビルの卵です。

たくさんついたものの方がいいといわれます。

成熟しているかはともかく最終脱皮をして時間が経っているということなのである程度身が詰まっていると言えるんじゃないかと思っています。

実際黒いつぶつぶがついたものは甲羅もしっかりして身が詰まっていることが多いです。

\ 詳しく知りたい方はこの記事! /

6.足がとれていないもの

加賀橋立港のカニ

△ 品質とは関係ありません。

確かに足がついていていた方がいいというのはわかります。

ただ、足がついているから身が詰まっているわけではないので気の張らない身内に送るような場合は足の一つ二つなくても持って重い方がいいよという言い方をします。

あまりカニを食べない人なら足がそろっていた方がいいかもしれませんが、カニ好きの人なら身の詰まった方を選んだ方がもらった方は嬉しいのかなと思います。

ちょっと悩みどころですね。

ちなみに生きたまま茹でると足が全部取れてしまいます。

7.大きいもの

大きいと見た目も豪華でいいですね。

ただ注意しないといけないのが大きくても身がスカスカなカニがあります。

ちょっと見掛け倒しというか「引っ掛け」の場合があります。

やはりここでも重いものを選んだ方がいいでしょう。

両手で持って比べてみるとわかりやすいです。

比べるものない時はしょうがないのですが一つでも一応持って軽く振ってみることをオススメします。

軽ければスカスカというのがわかります。

8.黒くなっていないもの

カニの足が取れたり途中で折れたりしていると空気に触れた部分から黒ずんできます。

甲羅に傷がある場合も黒くなっていたりします。

カニの液体が空気に触れると酸化して黒くなるんですね。

生のカニの特徴です。

また鮮度が悪くなって黒ずむということもあります。

その場合が全体的に黒みががっています。

食欲をそそられないのですぐわかります。

基本的に黒いものは選ばないようにしてください。

ただ産地によって足の先の爪のところだけが黒くなるものがありますが、それは問題ありません。

その時は全ての足先が黒くなっているので見分けがつくと思います。

焼けていないもの(専門用語)

焼けガニ

専門的な話になりますが、獲れる場所によって焼けガニというものがあるものです。

ジンケンと呼ばれたりもします。

これは避けた方がいいでしょう。

見た目もマダラに黒褐色な黒いもので覆われたりしています。

これは真菌の一緒がついたものといわれています。

カニの時期の後半に増えてきます。

詳しくはこちらの記事で↓

>>カニの甲羅に黒いタールのようなものが!【写真あり】食べて大丈夫?

卵が黒褐色なもの(甲箱)

卵が熟成したカニ

メスガニでよくいわれます。

結局卵が成熟しているということなので卵を食べるカニの場合は黒褐色に黒ずんでいた方がコクがあっておいしいです。

ちなみに成熟していない卵はオレンジ色をしています。

若いという言い方をします。

地物

カニの産地では地物を求める傾向が強いです。

当然と言えば当然ですが、産地にかかわらず個体の良さを見た選ぶ方がいいと思います。

ただ、リッキーは能登や加賀でとれるカニの味噌はやっぱり味が違うなと思いました。

コク旨味が絶品で美味しいと実感してからそれなりの価値があると思いました。

ブランドもの

一定の基準で選ばれているので確かに選びやすいと思います。

何度かカニで失敗している人はブランドものを選んだ方が逆に安上がりとも言えるかもしれません。

ただ、産地によっては信用できないところがあるのも事実です。

リッキーの地元でいうと加能がに金沢(通称金沢プレミアムかに)は選ぶ方としては楽です。

一つ一つ吟味しなくていいので。

というのもカニを箱買いするとき必ず一つは悪いカニが混ざるものです。

現役バイヤーとしての経験です。

ブランドものであれば当たり外れがないのでとっても楽です。

一番確実でオススメなカニ(生)の選び方

こんな風にカニの選び方を見てきましたが、結局確実でアテになるカニの選び方は、

ずっしり重いかに

かどうかです。

足が取れていようが地物であろうがなかろうが、重みのあるカニを選ぶのが一番いいと思います。

可能であれば両手で持ってみて比べていくというのがベストでしょう。

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重いカニを選んできてクレームなし

そうやり方で選んできましたが一度もクレームはないです。

我々対面販売なので悪いカニを選びと次の日必ずクレームが出ます。

その中でクレームなしで来れたのはずっしり重いカニを選んできたからだと思います。

ちなみに重いというのはあくまで相対的なものです。

その中で一番重いものということでいいと思います。

ただし軽いは絶対的なものだと思わないといけません。みないといけません。

一定の重さがないと選んではいけないということです。

軽いものはオススメしませんし、オススメしてはいけないと思います。

別にワケアリなどで安く売ればいいわけです。

こんなお客さんは嫌われる

逆に対面販売でこんなお客さんは遠慮したいということがあります。

大変申し訳ないですが、

カニの足を持つお客さん

こういう方は遠慮してほしいです。

やっぱりカニの足を持つと取れてしまうことがあります。

何気にされているんでしょうがお店の人としては気になります。

カニを持つときはお尻の方から胴体を守るようにしていただけるとありがたいです。

胴体なら全然持っていただいて構いません。

ということです。

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まとめ

いよいよカニの季節ですね。

今年も美味しカニを食べられるのでしょうか?

ちなみにリッキーは売る方だけで去年カニを食べる機会がありませんでした。

毎年こんなもんです。

みなさんに美味しいかにお届けできればいいですね。

今回の内容を参考に美味しいカニ食べてくださいね。

>>カニのオススメ通販サイトはこちら

<終わり>

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リッキー
鮮魚アドバイザー・刺身インストラクター・現役水産バイヤー 30年間培った鮮魚の販売、加工、管理技術を初心者に向けてわかりやすく解説。 なかなか教えてくれない秘技裏技も惜しげもなく公開。 一般向けにはみんなが笑顔になるお刺身の作り方ご案内。 すべてが魚食好きの人のために!日夜リアル、WEBで奮闘しています。 有限会社西村研究室(水産コンサルタント事務所)所属