>> まず読んでほしい記事はこちら

あからばちめ(ハツメ)は能登の魚【金沢で大人気】煮付け、塩焼きがうまい!

【PR】本サイトのコンテンツはプロモーションを含んでいます。

あからばちめは煮付け、塩焼きがおいしい能登の魚です。

北陸とくに金沢では庶民の味として絶大な人気があります。

一般的には「ハツメ」といわれます。

他の土地ではあまり馴染みのない魚です。

リッキー

金沢ではこのアカラバチメがアジやサバより売れるんですよ!

あからばちめってちょっと変わった名前ですね。単純に赤いハツメ(ハチメ)ということであからばちめなんだと思います。

実際はオレンジ色、朱金色です。

今回はこの魚がなんで金沢の人たちに絶大な人気を誇るか探りながら紹介してみたいと思います。

Sponsored Links

あからばちめの基本情報

分類 カサゴ目メバル科メバル属                
名称あからばちめ
別名・地方名ハツメ ハチメ アカラ ガンゾ
英語名oweston sting fish
学名sebastes owstoni(Jordan and Thompson,1914)
分布主に日本海
主な漁法底曳漁 刺網漁
備考・一般的にはハツメというようだ。
・トゲに軽い毒を持っていることがあるので注意が必要。

あからばちめはどんな魚?

あからばちめ

黄色味がかったオレンジ色の魚。

和風にいうと朱金色をしています。

きれいなオレンジ色をしているので売場に置くとそれだけで売場が華やかになります。

この見た目の華やかさとおいしさが相まって人気になっているとおもう。

おそらくこの魚をたくさん食べるのは金沢が一番多いと思います。

特に能登輪島産のあからばちめが人気。

金沢港や橋立港からも入荷しますが輪島港のあからばちめが一番売りやすいです。

刺網漁もあるので夏場でも入荷ありますがやはり底曳漁解禁の頃が一番盛り上がります。

あからばちめのオレンジ色が売場を華やかに

このあからばちめがあることでスーパーや魚屋さんの売場は非常に華やかになります。

甘エビの赤色にカレイの白色、アジやサバのメタリック、そしてのこのアカラバチメのオレンジ色が入ると非常に華やかな売場を演出してくれます。

まさに豪華絢爛な売場ができるのです。

これもも金沢の鮮魚店の魅力の一つといえます。

あからばちめの調理方法

対面でアカラバチメを調理します。

基本的には、

頭とり、お腹だし

までします。

二枚おろし、三枚おろし、背開き、腹開き

までするかはその店によって違います。

あからばちめのおいしい食べ方

あからばちめ煮付け
あからばちめの煮付け

基本煮付けで食べれることが多いです。

ただ店頭では大きなサイズを塩焼き小さめのサイズを煮付けにするといいオススメしています。

クセがなく無難においしい魚です。

ただ刺身にはしません。

なぜかわかりませんが今までしかことなかったです。

私自身しようと思ったこともありません。

おそらく水ぽいので刺身にしてもおいしくないんだと思います。

寄生虫の問題もあるのかもしれません。

煮付け塩焼きで十分おいしいので、あえて刺身にする必要もないと考えます。

あからばちめどうやって買う?

アカラバチメは金沢以外の土地ではあまり人気がありません。

同じ石川県でも能登七尾の方ではあまり売れないといわれています。

なので金沢市内のスーパーや鮮魚店で買うことになります。

地元のスーパーには輪島産のアカラバチメが売っています。

大手スーパーや県外のスーパーでは安い北海道産のアカラバチメの方が人気だったりします。

ただし北海道産は金沢では時間が経っているのでよく見て買う必要がある。

※2024年元旦の能登沖地震の影響でしばらく入荷ない状況です。

Sponsored Links

あからばちめどうやって売る?

輪島産のあからばちめと北海道産のアカラバチメで売り方が違います。

値段で売りやすいのは北海道産。

値段も安定しているのと何よりも型が揃っているのでバラ売りしやすいが人気です。

ただ、輪島産のあからばちめが売れるようになると売上が跳ね上がるので生鮮強化したい店はこちらがオススメです。

輪島産のあからばちめの難点は大きさがマチマチという点です。

なので主にg売りが主体になります。

パックする際は大きさを揃えてパックすることがコツ。

基本大サイズと小サイズを組み合わせるのはよくありません。

お客さんも使いにくく売り方としてもセンスがないといえる。

売価g 128円くらいが平均価格。

安い時はg78円でも売れることもあります。

g98円でも安いので調整しても良いです。

解禁時やしけの時はg180円くらいまでになる時があります。

それが上限だと思います。

それ以上つけても売れないか高い店と思われてしまうので調整が必要。

基本4kg発泡スチロールのトロ箱に入ってきます。

では、次にいろんな姿のあからばちめを見てましょう。

あからばちめ写真で紹介!

あからばちめ

輪島産のあからばちめ。見るからに鮮度良さそうです。

このオレンジ色が売り場を華やかにしてくれます。

あからばちめ

これも輪島産あからばちめ。黄色味がかっていますが鮮度いいです。

普通はこんな感じです。

詰物担当の人がトレーに盛り付けてパックします。

あからばちめパック

売場ではこんな感じで並んでいます。

このパックは魚の向きが全部同じですが普通は頭と尾を互い違いにしてパックします。

Sponsored Links

最後に

この魚を金沢(石川県の一部)以外で見たことありません。

ただ金沢では一番人気の魚です。

このあからばちめを攻略できるかどうかでその鮮魚店が評判になるかどうか左右します。

このあからばちめ大事に扱っていきたいものです。

参考サイト ぼうずコンニャク市場魚貝類図鑑

<終わり>

\ まとめ記事へ行く /

トップページへ



2件のコメント

藤井さん、コメントありがとうございます。
あからばちめ富山でも結構売られているんですね。
塩焼きおいしいですよね!
金沢の市場には福井産は入荷しますが富山産入荷することはあまりです。
やっぱり富山でも獲れるんですよね。
ちょっと気になります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUT US
リッキー
鮮魚アドバイザー・刺身インストラクター・現役水産バイヤー 30年間培った鮮魚の販売、加工、管理技術を初心者に向けてわかりやすく解説。 なかなか教えてくれない秘技裏技も惜しげもなく公開。 一般向けにはみんなが笑顔になるお刺身の作り方ご案内。 すべてが魚食好きの人のために!日夜リアル、WEBで奮闘しています。 有限会社西村研究室(水産コンサルタント事務所)所属