
金沢に来て驚いたのはこのあからばちめがすごい人気なこと
新潟出身のリッキーはあまり馴染みのない魚でした。
その理由が後からわかるのですがそれをわかるまで十年ほどかかりました。

金沢ではアジやサバよりもこの魚が基本だよというくらい売れていました!
あからばちめってちょっと変わった名前ですね。単純に赤いハツメ(ハチメ)ということであからばちめなんだと思います。
今回はこの魚がなんで金沢の人たちに絶大な人気を誇るか探りながら紹介してみたいと思います。
あからばちめの基本情報
分類 | カサゴ目メバル科メバル属 |
名称 | あからばちめ |
別名・地方名 | ハツメ ハチメ アカラ ガンゾ |
英語名 | oweston sting fish |
学名 | sebastes owstoni(Jordan and Thompson,1914) |
分布 | 主に日本海 |
主な漁法 | 底曳漁 刺網漁 |
備考 | ・一般的にはハツメというようだ。 ・トゲに軽い毒を持っていることがあるので注意が必要。 |
あからばちめはどんな魚?
黄色味がかったオレンジ色の魚。
きれいなオレンジ色をしているので売場に置くとそれだけで売場が華やかになります。
この見た目の華やかさと美味しさが相まって人気になっているとおもう。
おそらくこの魚をたくさん食べるのは金沢が一番多いと思います。
特に能登輪島産のあからばちめが人気。
金沢港や橋立港からも入荷しますが輪島港のあからばちめが一番売りやすいです。
刺網漁もあるので夏場でも入荷ありますがやはり底曳漁解禁の頃が一番盛り上がります。
あからばちめのおいしい食べ方は?

よく聞かれるのが煮付けがいいの塩焼きがいいのということです。
どちらでもクセがないのでおいしい魚です。
しいていうなら大きなサイズを塩焼き、小さめのサイズを煮付けにするといいと思います。
あからばちめどうやって買う?
・魚体を見たらすぐに鮮度が分かるので見て買うので問題ない。
・北海道産は金沢では時間が経っているのでよく見て買う必要がある。
あからばちめどうやって売る?
・売りやすいのは北海道産。値段も安定しているのと何よりも型が揃っているのでバラ売りしやすい。
・ただ、輪島産のあからばちめが売れるようになると売上が跳ね上がるので生鮮強化したい店はこちらを強化した方が先に続く。
・大きさがマチマチなので主にg売り。ただお同じ大きさを揃えてパックすることがコツ。基本大小の組み合わせはお客さんも使いにくく売り方としてもセンスがないといえる。
・売価g 128円くらいが平均価格。安い時はg78円でも売れるがg98円でも安いので調整しても良い。解禁時やしけの時はg180円くらいまでになる時がある。それが上限だとおもう。それ以上つけても売れないか高い店と思われてしまうので調整が必要。
・基本4kg発泡のトロ箱に入ってきます。
では、次にいろんな姿のあからばちめを見てましょう。
あからばちめ写真で紹介!

輪島産のあからばちめ。見るからに鮮度良さそうです。
このオレンジ色が売り場を華やかにしてくれます。

これも輪島産あからばちめ。黄色味がかっていますが鮮度いいです。
普通はこんな感じです。
詰物担当の人がトレーに盛り付けてパックします。

売場ではこんな感じで並んでいます。
このパックは魚の向きが全部同じですが普通は頭と尾を互い違いにしてパックします。
最後に
この魚を金沢(石川県の一部)以外で見たことありません。
他の土地でこの魚を食べる習慣があるところがあったら教えて欲しいです。
参考サイト ぼうずコンニャク市場魚貝類図鑑
<終わり>
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富山県でも食べています。
個人的には塩焼きがおすすめです。
藤井さん、コメントありがとうございます。
あからばちめ富山でも結構売られているんですね。
塩焼きおいしいですよね!
金沢の市場には福井産は入荷しますが富山産入荷することはあまりです。
やっぱり富山でも獲れるんですよね。
ちょっと気になります。