10月の鮮魚売場は前半いわしの日、マグロの日があります。
後半にハロウィンという大きなイベントを控えているという状況です。
秋鮭もサンマも相場が落ち着いて、近海の生魚も比較的安定して入荷する時期です。
売上高も荒利益高もしっかり取りたい月といえます。
10月の主要魚種の入荷状況
「生さんま」と「生秋鮭切身」の2大旬魚で売場が構成されているはずです。
しかしながら近年「生サンマ」の状況はよくないです。
底曳の魚もあるのでシケでもない限り売場が埋まらないということはないと思います。
生サンマ
生サンマも入荷はしていますが販売するに値ない状況といえます。、
リッキーは割り切るべきだと思います。
美味しくなくて値ないものはなくてよい。
ということです。
季節だから、そういうお客さんがいるはずだからといって品揃えをしても誰もいいことないです。
痩せ細って虫に喰われた穴だらけのサンマを自分が食べたくないし子供にも食べさせたくないですからね。
やすいものでもないので売れ残ったら店も利益残りません。
誰も得しない状況なのです。
それなら今近海で獲れる他の生魚売った方がメリット大きと思います。
既成観念に囚われる必要ないです。
サンマがなければ料理用途が同じアジを売ればいいのです。
生秋鮭
生秋鮭は10月から値段が下るといった感じです。
近年でいうとg198円くらいで売れればいい感じです。
その年によって相場が違いますがこれが目安です。
目立つ魚なので売価は競合店調査をしっかりして高い印象を守られないようにしましょう。
まあ、秋鮭自体あまり水揚げ状況よくないようですから昔みたいに安くはならず
生筋子
今年の特徴店は生筋子の相場が下がらないということです。
秋鮭の身自体は例年並みというか予想通りだったのですが、
この秋鮭の卵の生筋子が高いです。
おそらく全国的にも小売価格でg 980〜1280円くらいしてるのではないでしょうか?
メチャクチャ高いです。
ただ、生筋子はリッキー非常に重要な商品だと思っているので例年売っている上限のg780円以上では売らないことにしています。
- 生筋子は単価が高い
- 売れると売上大きい
- 毎年作る人は量は減っても必ず買うもの
- それなりな品物をそれなりの価格で販売すると熱烈な固定ファンがつく
- 買う店は集中する
- 選ばれない店は値引きだらけ
- その地域で一番売れる店にならないと悲惨
- 利益はなくても良いから売れるようにする
おかげで今年も値引きなしで販売できているようです。
新巻鮭
秋鮭を塩したものです。
そろそろ新物が出ている頃ですが市場でもなかなか目にしません。
聞いたところ今年まだ入荷が数回しかなく厳しい状況とのことです。
値段は思ったより高くはないようです。
ちなみに、秋鮭の塩したフィレはリッキー使わないことにしています。
使うなら新巻鮭にこだわりたいです。
それも輪切りで売りたいです。
なんで秋鮭の甘塩フィレを使わないかというと、要は安いけど美味しくないし、色がすぐに悪くなるからです。
新巻鮭のあの後味の塩加減の美味しさを知っている人なら選ばないと思います。
やっぱり焼鮭で食べるなら新巻鮭の輪切り、それも尾の方が美味しいですね。
いくら醤油漬け
いくらはまだ出てきませんが、どこも去年やすいやすい在庫を持っているはずなので急に値上げということはないと思っていますがどうでしょう?
今年はいくらはそんなに高くないと思っています。
10月の特徴
そろそろ解凍サンマも在庫なくなる頃でしょうから上手く切り替えられるといいですね。
秋鮭値段はあまり変わらないのかなと思っています。g 198円でいくのかなという感じです。10月の下旬にはそれでもg158円で売れたらいいのかな。
昔みたいにg98円、88円は夢のまた夢というところですか
面白いもので年によってo豊漁の魚種があります。
これを狙っています。
あとはそろそろかますが出てくることかと思います。朝どれ期待です。
あとは地物のアジがそろそろ大量に入ってきてもいいのではないでしょうか?
特種ものでいうと生かきパックが需要多くなる時期です。
いずれにせよ10月は生魚の種類も多いし相場も下がりやすいので気合いが入りますね。
バイヤーとしては年末の商談で一番忙しい時期でもあります。
また情報発信しますね。
それではまた!
<終わり>
最近は海の状況も変わってきました。