![](https://sakananosa.com/wp-content/uploads/2021/03/3121A65D-51A5-411A-86B2-D9BC5219E8D2_1_105_c.jpg)
3月中旬ごろになるとこのイサザが市場に入荷してきます。
春告魚の一つに数えられるこのイサザは金沢などで言われる名称で標準和名でいうと「シロウオ」になります。
透き通った魚体をが特徴で生きた状態で入荷し販売されます。
頭がまんまるで可愛い顔をしています。
最近ではそれなりにいいお値段するのでなかなか手が出ません。
自宅でというより割烹みたいなところで食べたいと思うのは私だけでしょうか?
みなさんのところでも流通していますか?
目次
イサザ(シロウオ)の基本情報
![](https://sakananosa.com/wp-content/uploads/2021/03/12464E4B-2C7B-4DB6-A6B9-5E5D893E294B_1_105_c3.jpg)
分類 | スズキ目ハゼ科シロウオ属シロウオ |
名称 | シロウオ |
別名・地方名 | イサザ |
英語名 | Ice goby |
学名 | Leucopsarion petersii (Hilgendorf,1880) |
分布 | 淡水魚 |
主な漁法 | イサザ漁という独特の漁です。 |
備考 | ・シラウオと異なる魚 ・踊り食いで有名 |
イサザ(シロウオ)はどんな魚?
![コップに入ったイサザ](https://sakananosa.com/wp-content/uploads/2021/03/23638947-A2E2-4C4C-A5C3-0A85C7D3E138_1_105_c-1.jpg)
非常に季節感を感じられる魚でこれが出てくるともう春だなと思う人も多いと思います。
踊り食いで有名な魚で春を告げる魚としてその漁も含めて春の風物詩といわれる魚です。
空気を入れられて膨らんだ袋に入って流通します。
琵琶湖固有のイサザとは異なる魚
シロウロは琵琶湖固有の品種のイサザとは違います。
見た目も違いますが「イサザ」と同じ名称なので混乱しやすいですが別と思ってください。
こちらのイサザは出汁が出るのですき焼きやじゅんじゅんといわれる料理が有名です。
琵琶湖伝統料理「いさざ豆」も琵琶湖固有のイサザを使ってます。
最近では高級な料理となっています。
シラウオとは異なる魚
キュウリウオ目シラウオ科のシラウオという魚も見た目似ている魚ですが、全く違う魚です。
このシラウオは頭が尖っているので見分けがつきます。
現場ではどっちがどっちだったか混乱する時があります。
こちらは環境の変化に弱い魚なので生きたまま市場に流通しません。
回転寿司店で軍艦で出されるのはこのシラウオです。
写真は下の記事で見てください。
イサザ(シロウオ)のおいしい食べ方は?
![いさざ踊り食い](https://sakananosa.com/wp-content/uploads/2021/03/1C81BA76-F956-4870-B232-208D9461691D_1_105_c.jpg)
活きたものしか食べません。
死んだものが混じっていたら取り除いてください。
キレイな器に入れて出しつゆの中で泳いでいるのを踊り食いします。
だしつゆの味しかしませんがピチピチしている魚を歯でかみながら食べます。
丸呑みする人もいますが噛んだ方がいいと思います。
![](https://sakananosa.com/wp-content/uploads/2021/03/リッキーイラスト2.jpeg)
人間って残酷な生き物です。
でも食べるとなんか幸せに感じるのはなぜでしょう!
また、玉子とじも美味しいです。
下のサイトが詳しいです。
イサザ(シロウオ)どうやって買う?
![袋の入ったいさざ](https://sakananosa.com/wp-content/uploads/2021/03/DC0B7C39-DF65-4C26-90B2-E3EE7B71FD61_1_105_c.jpg)
市場風店舗や地元のスーパーに袋に入って並びます。
全国チェーンみたいなところではあまり扱わないようです。
値段でいうと一袋1,500円くらいするのでしょうか?
最近は2,000円近くするかもしれません。
イサザ(シロウオ)どうやって売る?
リッキーのお店では980円で売れるときしか仕入れません。
※10年以上前の値段です。もうそんな値段で買えることはないように思います。
やはり春を感じさせてくれる魚ですのでできるだけ取り扱いたいです。
1個2個でいいので仕入れるようにしてください。
まともに買うと高いのでたくさん取れて相場が下がったときに買えばいいです。
寄生虫の問題
寄生虫の問題はあまり被害を聞いたことないのでそんなに心配はしなくてよさそうです。
追加情報(2023年春):
と思っていたら嫌なニュースがありました。
これはシラウオの話で今回のいさざ(シロウオ)の話ではありません。
ただ同じ淡水の魚の生食なのでリスクがある点は認識しておかないといけないでしょう。
(1)令和4年9月下旬から11月下旬の間にクリーピング病(皮膚爬行症)の患者が上十三保健所管内及び八戸市内の医療機関を受診しており、一部の患者病変から寄生虫の一種である顎口虫が検出されました。
出典:青森県HP 食品衛生 顎口虫予防について
(2)患者の多くはシラウオを加熱せずに食べていたことが判明しています。
(3)令和5年5月12日時点において上十三保健所及び八戸市保健所で把握している患者数は306名となっており、現在、受診者数は減少しています。
(4)現時点において重症化した事例はありません。
最後に
好きな人にはたまらない魚です。
季節感を感じられるのがいいんでしょうね。
踊り食いができる魚っていうのもポイント高いです。
参考サイト wikipediaイサザ
<終わり>
市場でこれを見ると春がきたなと思ったりしています。