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冷凍ホタテの解凍方法【意外と知らない】冷凍のままトレイに入れてパックをしてはダメ!

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冷凍ホタテを使う場合、解凍はどうするのが一番いいのでしょうか?

競合店の店回りをすると刺身用のホタテパックの中にドリップ=濁った水が溜まっていたりするのを見かけます。

買う気しませんね。

なぜこんなことが起きるのでしょう?

それは担当者がホタテを凍ったままパックするのが原因ということです。

担当者がキチンとした冷凍ホタテの解凍方法を知らないんですね。

正しい解凍方法を教えてもらってないからかもしれません。

そこで今回は鮮魚初級者に向けて、正しい冷凍ホタテの解凍方法を解説したいと思います。

これをやるとやらないのでは売上も違ってくるのでぜひ最後までご覧ください。

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冷凍ホタテの解凍方法

結論から言うと、冷凍ホタテの解凍方法は温塩水で解凍するのが正解です。

温塩水で解凍というとマグロやクジラの冷凍解凍方法で使う手法です。

マグロやクジラの発色を良くしてくれる解凍方法です。

みなさんこのやり方でされていると思います。ホタテでもこのやり方が有効なのです。

冷凍ホタテの場合は温塩水で、解凍しても見た目は変わらないかもしれません。発色をよくする必要はないでしょう。

ただ温塩水で解凍することによって身のプリプリ感を出せるのと甘味を引き出す点で効果が高くなります。

もちろん余分な水分をしっかり取り除けるので売場での見た目も悪くならないので結果売れるようになります。

ぜひ冷凍ホタテを解凍する際は温塩水で行うようにしてください。

冷凍ホタテの解凍手順

では、どのような解凍方法が正しいのでしょうか?

手順は至って簡単です。

マグロの場合と全く同じと考えていいでしょう。

約3%ほどの塩水を温めてそれにしばらくつけて解凍させるだけです。

STEP

45度〜50度くらいにお湯を温めます。

STEP

お湯の量はホタテの量に応じて調整します。

STEP

仮に1ℓであればそこに30gほどの塩を入れて温塩水を作ります。

STEP

そこに冷凍ホタテを入れて15分ほど漬けて置きます。

STEP

芯まで解凍されたようならばザルにあけてお湯を切ります。

STEP

ザルでしっかり水分を切ったらキッチンペーパーにホタテをあけてさらに水分を摂ります。

STEP

水分がなくなったら完成です。プリプリしたホタテ玉の出来上がり。

解凍する際の注意点

上記のやり方で解凍する際の注意点としては、

  • 冷凍のホタテを入れと温度が下がるのでお湯の温度は少し高めでもよい。
  • 水分をしっかり切ること
  • とはいえ摂りすぎても歩留まりが悪くツヤもなくなるので取りすぎもダメ。

ということです。

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温塩水で解凍しないとどうなるか

温塩水で冷凍ホタテを解凍しないとどうなるか?

ホタテから不要な水分が出てきます。

トレイに入れてあればそのトレイの中は水が溜まります。

水の溜まった商品は売れないので売上が上がらないということになるわけです。

温塩水で解凍で味もよくなる

温塩水で解凍するのは不要なドリップを取り除くことが主目的ですが、副次的にホタテの味を良くする効果もあります。

塩の作用でホタテの甘みが引き出されるのです。

甘みがのってくればおいしくなり、食べた人はまた買いたいと思うわけです。

なので温塩水での解凍方法をしっかり身につけて正しい商品作りを実戦していきましょう。

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まとめ

意外こういうことは教えてもらえないものです。

最近では正しいやり方を教えられる人が少なくなったということもあります。

このホタテの解凍方法をベテランでも知らなかったりします。

ぜひここでマスターしていってください。

<終わり>

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リッキー
鮮魚アドバイザー・刺身インストラクター・現役水産バイヤー 30年間培った鮮魚の販売、加工、管理技術を初心者に向けてわかりやすく解説。 なかなか教えてくれない秘技裏技も惜しげもなく公開。 一般向けにはみんなが笑顔になるお刺身の作り方ご案内。 すべてが魚食好きの人のために!日夜リアル、WEBで奮闘しています。 有限会社西村研究室(水産コンサルタント事務所)所属