スーパーで売られている貝で代表的なものはアサリ、ハマグリ、シジミの3種類です。
シジミは殻が黒い色をしているので見分けがつきやすいと思います。
ところがアサリとハマグリは小さいサイズだとどっちがどっち??とわからなくなることがあります。
もちろん、私たちベテランになると見ただけですぐにわかります。
ただ魚屋初心者や一般の方はあれ?どっちだったけと見分けがつかないこともあると思います。
その時にすぐわかる方法をご案内します。
目次
アサリとハマグリの違いを一瞬で見分ける方法
アサリとハマグリの違いを見分ける方法は、
殻を触ってみるとすぐにわかります。
アサリはザラザラでハマグリはツルツル
です。
これですぐに見分けがつきます。
ぜひここで覚えておいてください。
これはアサリです。
表面がザラザラしているの分かりますでしょうか。
こちらがハマグリ(小粒)です。
表面がテカテカしているのがわかるでしょうか。
触ってみてもツルツルです。
「アサリザラザラ、ハマグリツルツル」
呪文のように口ずさんむとすぐ覚えられます。
アサリとハマグリの違いをさらに検証
せっかくですのでアサリとハマグリの違いをもう少し見てみましょう。
どちらもお汁やお吸い物、酒蒸しに使ったりするのでその特徴を押さえておきましょう。
項目 | アサリ | ハマグリ | 備考 |
殻の特徴 | ザラザラ | ツルツル | 見分け方 |
産地 | 愛知、三重、熊本など。最近中国 | 三重、千葉など。以前から中国あり | 中国産増 |
価格 | 比較的安かったが最近高値 | アサリより高値 | |
生命力 | 弱い 管理難しい | 強い 管理楽 | |
大きさ | 小さいまま | ほどほど大きくなる | |
殻の厚み | 薄い | 厚い | |
模様 | モザイク状の細かい柄 | グラデーション柄 | |
味 | あっさり | 濃く深い | 好み |
火の通し方 | 沸騰してから | 水から | 厳密でない |
料理法 | 汁、吸い物、酒蒸し、佃煮、パスタ | 汁、吸い物、酒蒸し、佃煮、焼き、煮物 | |
クレーム | 多い | 少ない |
産地
アサリは愛知、三重、熊本などが主要生産地です。
ハマグリは三重や千葉などが中心になります。
元々両者中国産がありましたが、先日のアサリ産地偽装事件の影響で特にアサリの中国産が増えています。
実際最近国内産は非常に少なくなってきています。
価格
一般的にハマグリの方が高いです。
アサリの方が安いと言えますが先日の産地偽装問題で国産が極端に減り中国産
生命力
生命力が大きく違います。
基本的に死んでいる貝は料理につけませんので大事なところです。
アサリは弱くすぐに死んでしまうのに対し、ハマグリは生命力強くある程度の環境でも生きています。
これは言い方を変えると品質いい状態が長く保てるのがハマグリで、アサリはすぐ劣化しやすいということでもあります。
大きさ
アサリはあまり大きくなりませんがハマグリはそこそこ大きくなります。
ちなみに大アサリはまた別の種類になります。
殻の厚さ
アサリは殻が薄く割れやすいです。
ハマグリは殻が厚く割れにくいです。
殻の模様
殻の模様も違います。
アサリの方が複雑なモザイク状の細かい柄になっています。
ハマグリはグラデーションになってはいますが分かりやすい模様をしています。
火の通し方
殻の厚さも影響します。
アサリは沸騰してから入れます。
ハマグリは水から茹でたり煮たりします。
味
ここはあくまで好みになります。
一般的にはアサリはあっさりとした味わい、ハマグリは濃厚な出汁が取れると言われます。
料理方法
お汁にしたり吸い物にしたりする点は同じです。
両方とも酒蒸しをします。
強いていうなら、アサリはパスタにも使うことがありますがハマグリはあまり使わない点くらいですか。
ハマグリは焼く料理がある点違うかと思いましたがアサリも串に刺して焼いたりすることがあるのでこの点も違いがないと言えるでしょう。
クレーム
アサリはクレームが魚介類の中でも最も多いです。
ハマグリはほとんどありません。
まとめ
こうやってみると結構アサリとハマグリ違いますね。
簡単に説明しましたがこの知識が接客で役にたてばいいですね。
この機会にぜひ覚えておきましょう。
<終わり>
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