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【鰻のサイズ感】やっぱりうなぎ蒲焼きは大きい方がおいしいのか?

今年も土用丑の日が近づいてきました。

土用の丑の日といえば、なんといってもうなぎ蒲焼きですね。

江戸時代、「エレキテル」の発明家平賀源内が売れないうなぎを売ろうとして仕掛けたことが始まりとか言われています。

真偽の程はともかく暑い夏にうなぎの蒲焼きがおいしく感じられるのは間違いないようです!

ところでふと思いましたが蒲焼きにされる鰻は大きい方がおいしいものなのでしょうか?

そもそもうなぎの大きさはどういう基準になっているのでしょうか?

今回はうなぎの大きさについてみていきたいと思います。

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うなぎ蒲焼きは大きい方がおいしい!

結論からいうと鰻は大きい方がおいしいものです。

大きいといっても鰻はある程度成長すると長さは止まります。

長さはある程度同じで身が厚くなって重量が増えるという感じです。

もちろん極端に大きいものは身が固かったりしておいしくありません。

適度な大きさのうなぎがおいしいといえます。

では適度な大きさとはどんなサイズをいうのでしょうか?

流通する上で一定の基準があるのでその内容を紹介したいと思います。

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うなぎのサイズ

日本の流通上は10kgの箱に入っている入数でサイズが決まります。

10kgの箱に何尾か入っているといった感じです。

70尾、60尾、50尾、45尾、40尾、35尾、30尾、20尾

通常は50尾か45尾が平均的なサイズでしょうか。

通常取引する際は入数でみます。

で、10kgをその入数で割ると1尾あたりのg数が出ます。

10,000g ÷ 入数(尾) = 重量(g)

の式で算出しています。

10kgで50尾なら1尾あたり200gということになります。

多少個体差があるので全部200gにはなりません。

これは冷凍の鰻の場合です。

活鰻の場合はまた別の基準(2P、2.5P、3P)があります。

ただ活鰻は専門業者が扱うのでここでは割愛させていただきます。

ということでわかりやすく入数と重量の関係を表にまとめますとこのようになります。

下の表をご覧ください。

10kg箱の入数別に表示してあります。

入数1尾あたりの重量サイズ感扱う店備考
70尾約143gかなり小さい安売り穴子サイズ 止める
60尾約167gそこそこ小さい大手スーパーオススメしない
50尾約200g少し小さい一般の店まあまあ
45尾約222g標準一般の店オススメ
40尾約250g少し大きいこだわりオススメ
35尾約286gそこそこ大きいこだわりオススメ
30尾約333gかなり大きい少ない
20尾約500gデカすぎ惣菜部門逆に安上がり

このように実際オススメできるの50尾から35尾までではないでしょうか?

大手スーパーのように値段で先に考えると60尾、70尾サイズを選択するの可能性もあります。

ただこのサイズになるとどうでしょう、自分では食べたくない感じです。

一番おいしいのは250gほどの40尾か!

毎年いろんなサイズの鰻を焼いていて一番おいしいと思うのはやはり40尾サイズだと思います。

250gサイズですね。

これならそこそこ肉厚でもありますし脂ものっておいしいと思います。

これはあくまで個人の経験に基づいた感想ですが総じて40尾がおいしいという人が多いと思います。

店によっては丑の日のチラシで重量を示しているところもありますので参考にしてみてください。

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まとめ

今回は鰻の大きさについて見てみましました。

なかなか耳にしない話だと思います。

ただ何尾サイズを取り扱うかで大体その店、会社の考え方がわかるものです。

やっぱり鰻はある程度の大きさがないとおいしくないですからね。

せっかく土用丑の日に食べるならできるだけ大きなサイズを選んで欲しいです。

ほとんど冷凍解凍でやるのでしょうが店内や炭火焼きをする店があればそういう店がオススメです。

あと、鰻の種類でおいしさが変わるといえます。

今年はほとんどジャポニカ種になるかと思いますが鰻のシラスが減るとロストラータができくるので要注意です。

鰻の種類を詳しく知りたい方はこちら↓

>>鰻の品種【魚通な話】スーパーで蒲焼きで売っている鰻は実は4品種あった!

大きさについてはお店の人に何尾ですか?と聞いてみてもいいと思います。

ほとんどの人は教えてくれると思います。

ぜひ45尾以上の鰻を選んでくださいね!

<終わり>

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リッキー
鮮魚アドバイザー・刺身インストラクター・現役水産バイヤー 30年間培った鮮魚の販売、加工、管理技術を初心者に向けてわかりやすく解説。 なかなか教えてくれない秘技裏技も惜しげもなく公開。 一般向けにはみんなが笑顔になるお刺身の作り方ご案内。 すべてが魚食好きの人のために!日夜リアル、WEBで奮闘しています。 有限会社西村研究室(水産コンサルタント事務所)所属