良質いくら(既製品)の見分け方です。
近年いくらが高騰しています。
既製品でどんないくらがいいか見分けをつけられるようにならなくてはいけません。
いくらといってもいろんないくらがあります。
高い安いからはじまって、いくら製造メーカーによってもおいしさが違うものもあったりしてその見極めが必要になっています。
今回このいくらについて詳しく見ていきたいと思います。
良いいくらと悪いいくらの違いはコレ!
良いいくらと悪いいくらの違いはおいしいかどうかという点です。
まずおいしさというのは大前提にあります。
当然のことですね。
ただほとんどのいくらがおいしいと感じると思うのでそれ以外にも基準が必要です。
それはドリップが多いかという点です。
ここでドリップというのはいくらに含まれている水分のことです。
冷凍魚の切身でよく聞く言葉ですね。
これが多いといくらを盛り付けてしばらくすると水分が滲み出てきます。
ドリップが多いいくらはおいしさが薄められておいしくなくなります。
なので、買い付けをするときはいくらをしばらく置いてドリップの出方を確かめてその良し悪しを判断します。
ドリップが出ない方が良いいくらといえるのです。
で、実際いくら製造メーカーによって随分差があるのです。
なんでドリップの多いいくらを作るのかというと水分が多い方が歩留りがいいからです。
簡単にいうと量が増えて儲かるからです。
こういうメーカーは安いのです。
だからしっかり仕入れ担当者は大体お気に入りメーカーを選ぶようにしています。
安物ないかないかと値段のことばかりをいう担当者はこういったドリップのでる安いいくら醤油漬けをつかまされるのです。
業界的に評価の高いいくら醤油漬けメーカーはコレ!
ここでみなさんに業界的にも品質が良いとされているメーカーを紹介します。
マルサいくら醤油漬け500gです。
ここのメーカーはおいしくてドリップもほとんどでないということで評判いいです。
冒頭にもあった通り今年はいくら醤油漬けも高いですがどうせ選ぶならこのメーカーなら信用できます。
ご購入をお考えの方はこのいくらをオススメします。
もちろん色もいいですしツヤもしっかりあって良品です。
なんといっても先ほどのドリップがあまり出ないのがいいと思います。
私もこのメーカーのものしか扱わないことにしています。
それまでいろいろいろんなところのものを挑戦してきましたが大体期待を裏切られてきました。
その結論としてこのメーカーしか扱わないということにしているのです。
そもそもいくらはなんの卵?
いくらといった場合そもそもなんの魚の卵でしょうか?
ご存知の方も多いでしょうが、秋鮭(シロザケ)の卵です。
この秋鮭(シロザケ)の卵を醤油漬けにしたものがいくら醤油漬けです。
ただ、実はこのいくら秋鮭(シロザケ)だけではないのです。
ますいくらというものもあるのです。
鱒(マス)の卵で作ったものをますいくらと言います。
鮭いくらと比べるとあっさりした味わいが特徴となっています。
そして最近では鮭いくらが高騰しているということで、このますいくら醤油漬けが脚光を浴びるのです。
鮭いくらと比べると2、3割やすいからです。
回転寿司のいくらはこのますいくらを使っているところが多くなりました。
マスの卵であってもいくらといっても間違いではないです。
ただ本当はますいくらと表示すべきでしょう。
おそらくよく見るとますいくらと書いてあると思います。
塩いくら
最近では「いくら」というと醤油漬けのことをいうようですが、昔は塩いくらでした。
塩いくらは秋鮭の卵の生筋子をほぐして塩漬けにしたものを言います。
素朴な味わいなのでごまかしが効かずかえって作るのが難しいと言われてます。
ちなみにこれをほぐさずに一腹のまま塩漬けすると塩筋子になります。いわゆる「すじこ」です。
食べやすいいくら醤油漬けが広がったのも最近のことです。
一昔前は塩いくらばかりでした。
塩いくらはどうやって使うかというと、チラシ寿司に散りばめたりすることが多かったです。
なんともいえない芳醇な味わいと魚卵そのものの味が楽しめます。
ただ最近は食べやすいいくら醤油漬けに切り替わりましたね。
ただ高級食材として今も商品として残っています。
この塩いくらで有名なメーカーが「あ印 阿部商店」です。
下の化粧箱はお馴染みです。
まとめ
今回はあえていくらだけの紹介にさせていただきました。
いくらといってもいろいろありましたね。
筋子については後日記事にしたいと思います。
<終わり>
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