2020年秋 どうやら今年はさんまは獲れないらしい…。何を売る?







みなさん、いかがお過ごしですか?

暑い日が続きますね。

お盆も終わってそろそろ秋刀魚が入荷する頃になります。

ニュースなどの報道でもある通り今年の生さんま漁は非常に厳しい状況のようです。

リッキーのところには日々生さんまの全国各地の入荷状況速報が入ってきますが出てもサンマの魚群が見つからずに戻ってくる船が多いようです。

獲れるのであれば遠くまで出てさんま獲りにいくのでしょうが気配がないのに燃料を使って沖までるという選択肢は取れないのだと思います。

9月いっぱい生さんまの漁は期待できないようです。

去年の状況

といって実は去年も生さんまの入荷9月丸々なかったのです。10月に入ってやっと入荷があったという状況でした。その意味では去年と同じなわけです。

では、何が去年と違うかというと今年は冷凍解凍のさんまも在庫がないという状況が違うのです。

言ってみれば去年は生さんまがない分解凍さんまでしのいていたわけです。生さんまないのでしょうがなく解凍さんまを店に並べて売っていたわけです。

それでもとりあえず秋にさんまがあるだけマシだったのです。

ところが今年はその解凍さんますらないのです。それで困った困ったと言っているわけです。まだニュースには出ませんが私たち仕入担当としてはちょうど今対応策を検討しているのです。

なぜ解凍さんまがないかというと去年すでにさんまが獲れないかったので次の年に回す分がなかったわけです。これは去年からわかっていました。

それで今年は新漁に期待していたということころ冒頭にも言ったように全く獲れない状況ということで今年はどうしようかということになるわけです。

解凍さんまとはどんなさんま?

ちなみに解凍さんまとはどんなさんまなのでしょうか?せっかくなのでここで解説してみたいと思います。ただ冷凍したさんまとは違うのです。商品の一応位置付け含めて解説してみたいと思います。※冷凍解凍さんまと解凍さんまは同じ意味です。

さんまというのは例年、旬の時期に脂ののったさんまを冷凍して次の年に残しておきます。

  • 冷凍して在庫することで出荷量を調整して魚価の下落を防ぐ
  • 旬の脂ののった時期に獲るので秋以外でも美味しいさんまが食べられる
  • 旬の安い時期に大量に買付して冷凍するので時期外れでも魚価が安い

こんな理由から解凍さんまというのは普通のお店でも非常に重宝しありがたい存在なわけです。

冷凍解凍と言っても旬の脂ののった時期に獲ったものなので非常に美味しいです。冷凍のデメリットを感じません。しかも安いとなると魚惣菜などからの多くの需要があるわけです。

もちろん生があるときは生さんまを使います。生がない時とか端境期など活躍してくれるものというイメージです。

そして前年の冷凍なので途中で切れることもあります。

今年はまさにこの冷凍さんまが最初から少ない状態なのです。

塩さんまもあるけど…。

冷凍解凍さんまに似た位置付けものに「塩さんま」というものもあります。

文字通り塩したさんまです。そして通常冷凍状態で保存してあります。これも旬の脂ののった時期にたくさん作って置いておきます。どちらかというと冷凍冷蔵技術がない時に活躍した商品です。

ちなみに先ほどの冷凍さんまは鮮魚での扱いになります。それに対して塩さんまは基本塩干品の扱いになります。

最も大きな違いは冷凍さんまが「競り」で魚価が決めれられるのに対して塩さんまは「相対」といってお互いの話し合いで値段が決めれられるという点です。

値段や在庫の有無など安定しているのはやっぱり塩さんまだと思います。先に言っておけば大体確保できるものです。

冷凍さんまも事前に言っておけばある程度確保できるでしょうが値段や在庫状況などどちらかと不安定さは否めません。

また、用途も塩さんまの場合は焼くしかできないということになります。

冷凍さんまは煮たりフライにしたりすることも可能なので用途としては冷凍さんまの方が広いと思います。

その辺を考えて買い付けするわけです。

あと大事な味の点にいうと塩さんまの方が少し塩くどいかなと思いますが、それがいいんだという人もいます。個人的には冷凍解凍さんまの方が好きです。

いずれにしても美味しいのは大きサイズです。

まとめ

ということで

さんまを買い付けるときは、

生さんま > 冷凍さんま > 塩さんま

という構図になるわけです。

こんなことを考えながら今年はどんな展開にしようか考えています。

あとはないものはないと割り切れる勇気も大事かな。会議等で説明しないといけないのでめんどくさいですが。他で稼ぎますよ!くらい言いたいものですね。リッキーは言ってますけど。(笑)

他の人に言えませんがリッキーのお店は近海の生魚が得意なのでさんまなくても他のものを売れば売上はなんとかできるかなと思っています。ちょうど底曳漁が解禁の時期なのでカレイやハチメを広げて売ればそれはそれでみなさん喜んでくれるかなと思っています。ここまでよんでくれた方にだけこっそり教えちゃいます。さんまの代わりにあじ(できたら地物)を力入れて売ると同じくらいの金額かせげますよ。用途が同じですからね。

ただ、秋の雰囲気はやっぱりさんまが一番出せるんですよね。

※これからこんな感じのエッセイ風の記事も増やして行こうかと思います。もちろんガチガチのさかなって感じの記事も作りますが、何気ない魚食に関する話題もおもろしろいのかななんて思っています。なかなか進まない記事もあったりして自分が書いていて楽しくないとダメなのかなって思う今日この頃です。

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<終わり>







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