12月上旬の市場にこのギンガメアジが並んでいます。
北陸ではあまり馴染みない魚です。
今日は小さいサイズのものがあったので今回紹介したいと思います。
調べてみると意外な事実もわかりましたのでどうぞご覧ください。
ギンガメアジの基本情報
分類 | スズキ目アジ科ギンガメアジ属 |
名称 | ギンガメアジ |
別名・地方名 | メッキ |
英語名 | bigeye kingfish |
学名 | Caranx sexfasciatus Quoy and Gaimard,1825 |
分布 | 海水魚 熱帯域 |
主な漁法 | 釣り、定置網漁 |
備考 | ・幼魚は皮にものぼる ・ロウジンアジと同じ属 ・シガテラ毒を有する個体がある |
ギンガメアジどんな魚?
日本では比較的若魚が分布する。
インド洋、太平洋の熱帯域では食用として普通に食べられる。
日本では九州、四国で食用で販売されるが関東や北の方では馴染みがない。
金沢の市場にもたまに入荷するのをみるが安売りの店が買っていく感じ。
ロウニンアジと似ている魚
同じギンガメアジ属の仲間にロウニンアジがいる。
ロウニンアジは釣り好きにはお馴染みの魚ですが見た目がよく似ています。
上の写真のようにエラの上の黒い斑点で区別します。
黒い斑点があるのがギンガメアジ。
黒い斑点がないがロウニンアジです。
釣り人やダイバーには人気!
釣りの情報を見ているとたまに出てきます。
また、ダイバーの間でも有名で結構ファンが多いといわれています。
その群れを泳ぐ姿はトルネードともいわれ迫力があるとのことです。
シガテラ毒
実はこの魚はシガテラ毒を持っている魚です。
シガテラ毒とは熱帯、亜熱帯の珊瑚礁にすむ魚によって引き起こされる食中毒の総称です。
海草に付着する微細藻によって生産されて食物連鎖で広がる毒といわれています。
食べた魚に蓄積される毒ということです。
沖縄でよく発生する食中毒ということです。
大きな個体の場合に問題となり小さな個体ではあまり問題ないとされています。
詳しく知りたい方はこちら↓
おいしい食べ方は?
刺身がオススメのようです。
上の写真はこのアジを仕入れたさかなのさサポーターの今さんが提供してくれた写真です。
もちろん真アジと同じような料理もできす。
塩焼きしても美味しいそうです。
どうやって買う?
北陸や関東ではなかなか手に入りにくいようです。
沖縄や四国などではお馴染みということです。
どうやって売る?
仕入値は極端に安いようです。
上の写真のギンガメアジも1尾100円ほどだそうです。
最後に
前から気になってはいましたが買うに至らなかった魚です。
大きな個体は食べないほうがいいということです。
なかなかアジの仲間にもいろんな種類があるようです。
このギンガメアジお店ではなかなか扱いにくいようですが個人的には刺身で食べてみたい魚です。
参考サイト ぼうずコンニャク市場魚貝類図鑑
<終わり>
コメントを残す