北陸では生のカレイが常時4,5種類売場に並んでいます。
で、魚屋に配属された新人さんがまず苦労するのがカレイ見分け方なのです。
カレイが全部同じに見えるのです。
このカレイの見分けがつかないということで四苦八苦しているところ見るとなんとかしてあげたくなりました。
おそらく北陸だけでなく日本海側で魚を扱っている人は似たような状況なのかなと思い遅ればせながらカレイの見分け方を解説させていただこうと思います。
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カレイの見分け方 クイズ形式
前回やったようなクイズ形式の方が頭に入ると思うので答えはリンク先で見てもらう形にします。
まず、写真をお見せします。
それだけでわかればGoodです。
そのままリンク先に行って名前を確認してください。
もしわからない時はヒントをみてみましょう。
ヒントは最初隠してあります。
該当箇所をクリックするとヒントができますのでそれで確認してください。
それからリンクをクリックしてリンク先の個別の記事を詳しくみてみましょう。
そんな流れでやっていただこうと思います。
基本的なことなのであまり上級者が見てもつまらないかもしれません。
今回はあくまで初心者向けのテストです。
なので魚屋さん以外の方も問題を説きながら楽しめると思いますのでぜひチャレンジしてみてください。
では、はじめましょう!
問題 北陸の定番ともいえるカレイ 5種類
基本5問と番外編数問です。
カレイの名称は地域によって変わります。詳しくはリンク先の個別記事でご確認ください。
第1問 北陸でお馴染みのカレイ その1
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見分けるポイントはまず小さな口(おちょぼ口)です。それから細めの体型、色合いです!
カレイの王様といわれています。
お値段も少しお高めで高級カレイです。
ただ、身質が細かく上品な味わいなのでご年配者さんや幼児に食べされるときはこのカレイが選ばれます。
第2問 北陸でお馴染みのカレイ その2
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見分けるポイントはまず大きな口(への字口)です。背中に星のような模様がある。それから体型、色合いです!
大きなサイズはきめの細か上品な味わいが特徴のカレイ
背中に星のような模様がある。
笹ガレイよりは安い
鮮度落ちが一番早いカレイで古くなると腹に青タンが出る。
煮付けが一般的
![](https://sakananosa.com/wp-content/uploads/2021/05/C6497B8C-185E-4093-99CE-0554911BB8D5_1_105_c3.jpg)
小さいサイズはゾロガレイといって頭とって唐揚げなどにする
焼くとちょっと独特な匂いがある。
第3問 北陸でお馴染みのカレイ その3
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見分けるポイントはまず小さな口(おちょぼ口でくちびるが大きい)です。それから体型、色合いです!
北陸では一番ポピュラーなカレイ。
金沢でこのカレイと甘えびが売れる店は繁盛するといわれています。
最近はめっきり入荷が減りました。
北海道、東北でとれるものは同種ですが側に黄色いフチがあり名前で区別しています。
第4問 北陸でお馴染みのカレイ その4
![](https://sakananosa.com/wp-content/uploads/2021/05/9780A4E4-A986-4452-8487-5AAD0CC31B3A_1_105_c3.jpg)
![](https://sakananosa.com/wp-content/uploads/2021/05/12140E22-0717-490F-B076-43DE251775A8_1_105_c3.jpg)
見分けるポイントはまず大きな口(への字口)です。それから体型、赤っぽい色合いです!
全国的にはこのカレイが一番有名かも。
干物で流通することが多い。
北陸では自宅で塩して干してから焼いて食べるという人が多い。
北の方にいくと煮付け魚として食べられる。
![](https://sakananosa.com/wp-content/uploads/2021/05/FE27A047-C254-473D-84EB-F195225F43BD_1_105_c3.jpg)
福井の天神講ではこのカレイが欠かせません。
第5問 北陸でお馴染みのカレイ その5
![](https://sakananosa.com/wp-content/uploads/2021/05/39A2DE22-8111-4D74-9843-369805AEA2F9_1_105_c3.jpg)
![](https://sakananosa.com/wp-content/uploads/2021/05/A2C2526F-199B-4721-B638-F497AA646979_1_105_c3.jpg)
見分けるポイントはまず小さな口(おちょぼ口)です。それからヒレが黒く全体的に黒っぽいです。
コラーゲンたっぷりの煮付け用のカレイです。
大型のものも冷凍原料で流通する。
北陸では中小さいサイズが中心で比較的安い部類です。
番外編
![](https://sakananosa.com/wp-content/uploads/2021/05/93E7013B-9ECA-4838-8B7C-84F13D19A247_1_105_c3-1.jpg)
![](https://sakananosa.com/wp-content/uploads/2021/05/897C8EB6-DE0F-403F-822C-E3AC8C8BF26E_1_105_c3-1.jpg)
たまたま写真を撮ったものですが頭をとった状態のカレイです。
二枚とも左から同じカレイが並んでいます。
これでわかれば上級者です。
なかなかだと思います。
問題の番号で左から4→3→1→5の順です。
それぞれ合わせてみてください。
まとめ
への字口のカレイは2種類、おちょぼ口のカレイは3種類(内、唇厚いのは1種類)になります。
まだまだ着目点はあると思います。
ただいつもみんなに教えるときは口を見るといいよと言っています。
いかがでしょう?
みなさんはわかりましたか?
北陸では本当に生のカレイがよく売れます。
それぞれ特徴があってそれなりに満遍なく売れるものです。
それだけカレイが昔から獲れていたということなんでしょうね。
そんなこともあって売る方としてはまずはこのカレイの特徴を覚えることが優先事項となりるわけです。
不明な点ありましたらお気軽にコメント、問い合わせメールしてください。
必ず返信いたします。
>>カレイのウロコが抜群にとれるたわしがコレ!(金属片混入防止対策用)
<終わり>
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