たまたまSNSにアップされていて気になっていたこの魚がなんと偶然にも中央魚市場で発見。
こんな激レア魚の遭遇に少し興奮しながら報告したいと思います。
釣りをされる方は見たことがあるかもしれませんが、一般に流通する魚としては激レアです。
正確にいうと売り物ではなく置いてあっただけですがこんな珍しい魚と二度も遭遇するなんて奇跡的なことだろうと思いました。
ともかく、このナガヅカという魚のことが気になってしょうがないです!
早速見てみましょう!
目次
ナガヅカの基本情報
分類 | スズキ目ゲンゲ亜目タウエガジ科タウエガジ属 |
名称 | ナガヅカ |
別名・地方名 | ワラヅカ、ガツ、ガジナギなど |
英語名 | Long shanny |
学名 | Stichaeus grigorjewi Herzenstein,1890 |
分布 | 海水魚 |
主な漁法 | 底曳漁 |
備考 | ・長い柄(つか)に見えるため ・すり身の原料として流通することが多い |
ナガヅカはどんな魚?
目は小さく口が大きい魚でうなぎのような体型をしています。
カレイやソイ釣りと同じ漁場で紛れて釣れるようです。
通常は高級すり身の混ぜ肉されることが多いとのことです。
市場にはあまり流通せず、フィレ状態のものをすり身業者が取り扱うくらいです。
ただ干物にもされることがあるようです。
ナガヅカの卵巣に毒あり!
実はこのナガヅカという魚は卵に毒があります。
ジノグリネンという強い毒を持ち、食べると嘔吐、下痢、胃痛など胃腸障害をおこすとのことです。
いや〜!これは調べてよかったです!
少なくとも卵を食べずに廃棄しましょう。
厚生労働省からも詳しい報告例が出されています。
ナガズカは北海道を主産地とする魚で、北海道では古くから「ナガズカの卵はカラスも食べない」とか「ハエもつかない」という言い伝えがある。
厚生労働省 〜自然毒のリスクプロファイル:魚類:卵巣毒
ナガツカを写真でもっとよくみてみよう!
今回遭遇したナガヅカはこれです。
コチのような顔をしています。
全体に長細い魚です。
顔は平べったいけど体は丸い感じです。
この個体は餌をたらふく食っているのでしょうか。
かなりふっくらしているように思います。
普通はもう少し細いようです。
お腹がパンパンです。
尻尾はこんな感じ。
ホッケみたいです。
なかなかの太鼓っぱらですね。
こう見るとたらのようです。
なんか顔と体が一致しませんね。
バランス悪い!
ナガヅカのおいしい食べ方は?
すり身蒸しがおいしいようです。
あとはフライやお汁にしてもおいしいとのことです。
ただ卵に毒があると言われるとなんだか食べる気しなくなりますね。
どうやって買う?
一般的に流通はしてないようです。
おそらく冷凍原料かなんではあるように思います。
釣ったものを譲り受けたりといった感じのようです。
どうやって売る?
売ったこともないですし、これから売ることもないでしょう。
最後に
今回はたまたまSNSにあがっていた珍しい魚を見たいなと思っていたものが偶然にも実物を見ることができたという奇跡にビックリしました。
同じものかどうかは不明ですがとりあえず初めての魚と出会えました。
本当に魚の種類はたくさんありますね。
まだまだ私たちの知らない未利用魚がたくさんいるんでしょうね。
遭遇したらまた紹介しますね!
参考サイト ぼうずコンニャク市場魚貝類図鑑
<終わり>
リッキーも初めて見る魚で海は広いなあと思って感心していました!