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刺身用のサーモンを焼いて食べてもいいですか?

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刺身用となっているサーモンのサクを焼いて食べてもいいのでしょうか?

刺身用は何か特別なおいしい処理が施されているのでしょうか?

刺身用サーモンの脂なかったりておいしくないのかな?

そんなそう考えるのもわかるような気がします。

サーモンの用と焼き用ってなにが違うんでしょう?

今回はこの違いを見ていきたいと思います。

目次

刺身用のサーモンと焼き用のサーモンの違い

刺身用と焼き用のサーモンで何が違うのでしょうか?

それぞれ以下の違いがあります。

  1. サーモンの種類
  2. サーモンの部位
  3. 流通形態
  4. 鮮度
  5. 骨の取り方
  6. 店での扱い
  7. 値段が違う

いろいろあるのでそれぞれ解説してみたいと思います。

サーモンの種類

刺身用サーモン

そもそもおいしいおいしくないということがあります。

基本焼いたらどのサーモンもそれなりにおいしいと思います。

その意味で刺身用のサクを焼いても味に問題はないと思います。

それに対して刺身用のサーモンの種類は限定的です。

刺身用にしておいしい種類は限られているということです。

一般的に刺身用のサクにされているサーモンはトラウトサーモンかアトランティックサーモンだと思います。

それぞれおいしいですね。

サーモンを広い意味でいうときはギンザケやシロサケ(アキサケ)もサーモンになりますが生食するときは味が落ちると思います。

実際一時シロサケ(アキサケ)の刺身用サクというのも流行りました。

私も物珍しさで実際食べたことがありますが焼き鮭の味がしておいしくないと思いました。

同じ思いをした人が多かったのか最近ではあまり使われないようです。

やっぱり焼いておいしいものと生食にしておいしいサーモンは違うと思いました。

>>サーモン刺身いろいろ【プロのオススメ】スーパーでどれ選ぶ! 〜さかなのさ

生食しておいしいサーモンは一部だけ。焼けばどのサーモンも味は悪くない。

サーモンの部位

焼きサーモンハラス

刺身用のサーモンと焼き用のサーモンで使う部位が違うということはあまりないと思います。

刺身にする場所はなにか特別の部位だということはありませんし、聞いたこともありません。

※ただしブリなどで脂がのっているから刺身にするということは確かにあるかもしれません。

強いていうなら血合いとカマの部分を刺身用のサーモンでは使うことがないことくらいですか。

刺身用サーモンの方がトリミング(汚いところを取り除く)処理される部位が多いということも言えます。

ここも刺身用サーモンを焼きに回すことについては支障がないところです。

流通形態

基本的に生食のサーモンは養殖物で冷凍解凍されるものが多いです。

ラウンド1本物で流通することありますがフィレといって三枚おろしにされた状態で流通することも多いです。

養殖物・・・管理された生簀で育てられるので寄生虫の心配が少ないということです。

>> なぜサーモンの刺身・寿司は年配者に嫌われ、子供に好まれるのか?

冷凍解凍・・・寄生虫対策というのもありますが外国で生産されているという事情からです。

チリやノルウェーで養殖が盛んになされています。

いずれにしても天然のサーモンに比べると手がかかっている分コスト高になるといえます。

一部外国から空輸されるものはチルド冷凍されない生で扱われるものがあります。

ノルウェーのアトランティックサーモンが有名です。

おいしいですが結構コストが高くついています。

ここは刺身用か焼き用かであまり変わらないところだと思います。

鮮度

刺身用のサーモンはやはり生食を前提とするので一定の鮮度のが使われます。

なので鮮度が落ちたものや消費期限が近いものなどが安くなって焼き物用に回されることがあります。

見た目は同じでも刺身用と加熱用と使い分けられたりするということです。

刺身用のサーモンは鮮度いいものが使われるので焼いてもなんの問題もありません。

骨の取り方

刺身用のサーモンは中骨が全部取られた状態になっています。

もちろん、手間がかかるのでコスト高になります。

それに対して焼き用のサーモンは皮がついていたり中骨をとってなかったりします。

手がかからない分安いです。

刺身用のサーモンは骨処理が完璧にされているので焼いてもなんの問題もありません。かえって小さなお子様や高齢者にはうってつけといえます。

店での扱い

お店の作業場では刺身用と焼き用のサーモンの扱いが全く違います。

刺身用は専用の衛生的なまな板や調理器を使います。

雑菌などつかないように気を使って扱われます。

それに対して焼き用のサーモンは生魚を処理するものと同じところで処理されます。

加熱を前提とするものなので魚の内臓を処理したりもします。

刺身用のサーモンは衛生状態のいいところで扱われているのでそれを焼いてもなんの問題もないということです。

値段が違う

刺身用のサーモンを焼いて食べるときに一番ネックになるのがここです。

今まで見てきたように刺身用のサーモンは一定の品質と鮮度を求められる分、コスト高になります。

つまり、値段が高くなります。

イメージでいうと、

刺身用のサーモンが100gあたり298円だとしたら、

焼魚用の同じ種類のサーモンが100gあたり198円くらいといった感じです。

1パックだいたい200gとしたら刺身用なら496円に対して焼き用は396円です。

これをどう考えるかです。

100円くらいの違いではありますが使う頻度が高いと負担が大きくなるかもしれません。

もったいないと考える人も多いかもしれません。

ただ、骨がなかったり衛生状態が良かったりするので考えようによっては使い勝手が良いとも言えます。

結論

以上見てきたように刺身用のサーモンを焼いて食べてもとりあえず問題はないし、使われるものもそんなに違いがないということがわかりました。

刺身用だからといって薬品などの特殊処理がされているということもありません。

刺身用のサーモンを焼いて食べてもおいしいですがちょっと高くついてもったいないかな

というくらいですかね。

まあ、刺身が食べきれなくて残ったのを焼いたりフライにしたりする分にはなんの問題もないのでそいう使い方なら経済的と言えるかもしれません。

最後に

今回は結論はみなさんすでにお分かりでしたね。

たまたまサーモンを例に出しましたが他の魚の刺身も同じように考えていただいたらいいと思います。

あと、お店の思惑としてはできるだけ高い値段をつけて利益が残るようにしたいと思っている点は付け加えておきたいと思います。

ちょっと鮮度落ちていても刺身用にしてしまう店があることも事実です。

なので評判の悪いお店なんかは鮮度の基準が低くなりがちで刺身用だとしてもおいしくないということがあるわけです。

いずれにしても刺身用と表示されたサーモンを焼いて食べる分には特に問題ないということです。

<終わり>

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この記事を書いた人

鮮魚アドバイザー・刺身インストラクター・現役水産バイヤー
30年間培った鮮魚の販売、加工、管理技術を初心者に向けてわかりやすく解説。
なかなか教えてくれない秘技裏技も惜しげもなく公開。
一般向けにはみんなが笑顔になるお刺身の作り方ご案内。
すべてが魚食好きの人のために!日夜リアル、WEBで奮闘しています。
有限会社西村研究室(水産コンサルタント事務所)所属

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