ハロウィンやクリスマスが近くなるとスーパーのお魚コーナーではサーモンを使ったイベントが続きます。
節分恵方巻きやひな祭りの時もそうですね。
スーパーやデパートの食品鮮魚売場では所狭しとサーモンが並べられるのです。
サーモンの種類もいろいろあってどれがいいのか迷ってしまいますね。
国産ってないの?とか天然物って存在するの?
など、いろいろわからないことも多いと思います。
サーモンって外国産が多かったりするのでなおさらわかりにくくなっているのかもしれません。
実際どのサーモンを選べばいいのでしょうか?
今回は季節のイベントのときに必要となる刺身用サーモンについて詳しく見ていきたいと思います。
>>刺身用のサーモンを焼いて食べてもいいですか?〜さかなのさ
目次
圧倒的に一番人気のサーモンはトラウトサーモン!
![](https://sakananosa.com/wp-content/uploads/2022/03/BB0AB1DE-ABF1-429C-BECC-F28D394A9F8A-202109133.jpg)
刺身用サーモンとして圧倒的に人気なのがトラウトサーモンです。
トラウト、サーモントラウトという言い方をするところもあります。
選ぶとしたらまず、このトラウトを選べばまず間違いないです。
このトラウトが人気な理由は身がキレイな色をしてそれなりにおいしいというのが一番の理由でしょう。
ほかのサーモンに比べてオレンジ色が濃くてキレイな身をしているのがトラウトサーモンの特徴です。鮮やかな色をしています。
そして味もよく値段もお手頃というのも人気の理由だと思います。
アトランティックサーモンよりずっと安いです。
実際売上もサーモンの中でいうとダントツです。
そして美味しいのです。
ひと昔前はこのトラウトは養殖臭が強くてちょっとクセがあり味もイマイチでした。
もともとトラウトはニジマスを海で養殖して事業として確立したものです。
自分で川から海にでて育ったものではないのです。※自分で海に出るものとしてはスチールヘッドというサーモンはいます。
人工的に海面養殖されたものなのです。
チリが主要産地になります。
根っからの養殖魚なのでどうしても飼育餌の影響を受けるわけです。
まあ、これはトラウトに限ったことでなく銀鮭やアトランティックサーモンにも同じことが言えます。
だから年配の人にサーモン嫌いというのが多いのはこの餌の臭いがキツかった時代を経験しているからなのです。
その後飼育餌も改良されて臭いの強くないものになりました。
現在のトラウトの刺身は比較的おいしくなったと思います。
回転寿司でも人気メニューの一つになっています。
何も表示のないサーモンはほとんどこのトラウトです。
ということで、
結論を言えばサーモンで何を選べばいいかといった場合、トラウトサーモン一択のような気がします。
トラウトサーモンがメインだとして、他にもサーモンの種類がありますがそれぞれどんな特徴を持つのでしょうか? トラウトサーモンと何が違うのでしょうか?
アトランティックサーモン 〜生の美味しさ
![アトランティックサーモン刺身](https://sakananosa.com/wp-content/uploads/2022/08/7E8E9A57-C331-4C8D-BD65-0A79179916AC_1_105_c.jpg)
通常スーパーマーケットやデパートで売っている刺身用のサーモンはほぼほぼ冷凍解凍ものです。
トラウトサーモンもほぼ解凍品になります。
それに対して冷凍をかけてない生(チルド)のサーモンの代表選手がこのアトランティックサーモンになります。
大西洋鮭という言い方もします。
この鮭は主にノルウェーからチルドで空輸されてきます。
大きいサイズなので金額が張り利益をのせやすので空輸してもペイするわけです。
その分やっぱりお値段高めです。
高いからというわけではないでしょうがおいしさでいうとこのサーモンが一番おいしいと思います。
脂のノリは最高ですし、モチモチとした食感もチルド生らしいおいしさになります。
なのでハロウィンやクリスマスなどのイベント時にはこのアトランティックサーモンもトラウトと同じように扱われますし人気でもあります。
ちょっとワンランク上のサーモンといった位置づけになると思います。
普段のおかずとしてはちょっと豪華すぎるという感じかもしれません。
アトランティックサーモンの解凍品はもあります。
チリ産なことが多いです。
ノルウェーのチルドサーモンと違って見た目は落ちます。
身のオレンジ色薄かったりするのであまり人気がありません。
なのでチリ産のアトランティックサーモンはノルウェー産に比べるとワンランク下の扱いになります。
キングサーモン 〜高級サーモン
![キングサーモン](https://sakananosa.com/wp-content/uploads/2022/08/8E03D752-AC8C-4C32-952B-D46BF71D2AAF_1_105_c.jpg)
キングサーモンはマスノスケとも言われます。
最近あまりキングサーモン自体を見なくなりました。
流通量が減っているのでしょうね。
刺身用としても商品化はされていますが解凍品という形が多かったと思います。
本来アトランティックと同格になるでしょうがチルドものが少ないのでその意味でアトランに劣る感じは否めません。
色目もトラウトの方がよかったりすることが多いです。
銀鮭 〜比較的安価な鮭
![](https://sakananosa.com/wp-content/uploads/2022/08/46C659F5-7E13-46DD-AAB6-F59CEA508E05_1_105_c.jpg)
銀鮭は扱いとしてはトラウトの弟分のような存在になります。
同じ養殖・解凍のサーモンでトラウトよりグレードの低いサーモンだからです。
庶民的な感じですか。
刺身用で一番買いやすいサーモンがこの銀鮭といえるでしょう。
脂もそんなに多くなくほどほどで、色目も白っぽいというか薄いオレンジ色というイメージです。
トラウトより鮮やかな色ではありません。
またはっきりと言えませんがトラウトよりこの銀鮭の方が養殖臭が強いような気がします。
塩鮭ではもっとも人気な鮭ですが刺身用となるとちょっと評価低くなるようです。
紅鮭 〜キレイな色目では最高のサーモン
![](https://sakananosa.com/wp-content/uploads/2022/08/7E403B41-F299-4812-98E7-6BC80A6CC3C0_4_5005_c.jpg)
天然のサーモンです。
実際あまり紅鮭の刺身用を見たことがありません。
天然の鮭なので刺身用として扱れる機会が少ないのかもしれません。
ただ塩紅鮭を押し寿司のネタにしたりします。
上の写真のようにスモークサーモンにされたりする方が多いかもしれません。
冷凍すれば生食できないわけではないといえます。
白鮭(秋鮭) 焼鮭の味のする刺身用
![](https://sakananosa.com/wp-content/uploads/2022/08/D1BC3617-B12F-4231-BFBC-512B13916546_1_105_c.jpg)
白鮭もチャムといって天然のサーモンです。
比較的お値段安いサーモンです。
この鮭が刺身になるのかということですが一応刺身用の商品はあります。
やっぱり天然物なので寄生虫の問題があるので冷凍解凍ものになります。
実際お店でも売ったことはあります。
リッキーは正直いってあまりおいしいと思いませんでした。
鮭の塩焼きを刺身にしたという感じでした。
ちょっと表現がわかりにくいですね。
いずれにしても言葉にするとしょうもないな味のであえて買うまでもないのかなと思います。
秋鮭(白鮭)はやっぱり塩焼きでいいんじゃないですか!
上の写真は参考のために出しましたがシロサケの一種時鮭の中でも最高級品の大助です。
このくらいになると高級寿司店などで寿司で出されます。
普通のシロサケ(アキサケ)とは別物と考えた方がいいでしょう。
まとめ
刺身用サーモンを選ぶときは基本トラウトサーモンで十分美味しいと思います。
それにちょっと贅沢に美味しいものが食べたいと思えばアトランティックサーモンも選択肢に入れてもらってもいいと思います。
ただ近年それぞれ値段も上がっているのでその意味で銀鮭とか白鮭などお買い得サーモンの需要も増えるのかもしれません。
<終わり>
コメントを残す