市場では毎日のように見るのですが買い付けすることはなかなかありませんでした。
主に寿司屋さんや料理屋さんにいくものだと先入観でこれは自分たちの範囲外だと決めつけていました。
今日はたくさん並んでいたのでたまたまいくらくらいするの?と値段を聞いたら底値というとこでした。
で、とても安いし並べてみても面白いかなとちょっと魔が刺しました。
リッキーもあなごを売るのは初めてのチャレンジです。
基本情報
分類 | ウナギ目アナゴ科クロアナゴ属 |
名称 | マアナゴ |
別名・地方名 | 穴子、めじろ、ベースケ(太くて大きいもの、香川) |
英語名 | Whitespotted conger Conger-eel |
学名 | Conger myriaster(Brevoort,1890) |
分布 | 海水魚 |
主な漁法 | 釣り、穴子筒漁、底曳漁、延縄 |
備考 | ・稚魚はのれそれといって食用にされる |
どんな魚?
白い斑点が特徴の長い魚。
市場では年中見かける。
捌かないといけないのでみんな買い付けを躊躇する。
おいしい食べ方は?
刺身はうなぎと同様血液に毒を持っているので基本刺身で食べない。
ただ、活じめのものを血抜きをしっかりして刺身にする地域がある。
なんといっても江戸前の寿司ネタで有名。
関東は煮穴子。関西は焼き穴子を好む。
やっぱり、冷凍でなく生を料理したらフワッとしておいしいよね!
開き干しもおいしいようです。
変わったところでは焼いて味噌汁にしたり、すき焼き風にしてもおいしいとのことです。
どうやって買う?
・開いて売っているがその店で開いてあるものがあれば買いです。
・対面で売っている店があったらチャレンジしてみよう!
どうやって売る?
・k200〜k1,500円の幅がある。底値の方ならスーパーでも買える。
・ぜひ対面に丸のままおいてほしい。子供たちも喜んでくれる。
・普通に魚の背開きができるなら調理できると思う。
スーパーで売ってみました! 〜結末は・・・
・実際に店で売ったら非常に好評でした。
・料理屋さんはもとより一般の主婦の方も買っていってくれました。
・もちろんさばいてくれとも言われましたがみんななんとかさいばいていたようです。
・1尾200から298円で売れるなら買いだと思いました。
2021年5月追記
・再度仕入れてみました。
・1尾580円で売ったらほぼ完売。
・目打ちをしなくても背開きできました。
・煮付けや塩焼きにしたらふわっとしておいしそう。
・今度自分でも買いたいと思いました。
その他のあなご
マアナゴ以外のアナゴも紹介しておきます。
加工商品はマアナゴ以外が多いです。
ホラアナゴ
ホラアナゴはホラアナゴ科です。
アナゴ科ではないですがホラアナゴも比較的おいしいあなごです。
イラコアナゴもこのホラアナゴの仲間です。
いろいろ商品化されているので目にする機会も多いとおもいます。
マルアナゴ
マルアナゴはアナゴ科ではなくウミヘビ科です。
名前にはアナゴとありますが純粋なアナゴではありませを。
ただ近年イラコアナゴが原料不足で、その代用品として商品化され目立つようになりました。
骨も気になり正直おいしいとはいえないように思います。
刻みアナゴがないわけにいかないのでとりあえず扱うという感じです。
ヌタウナギ
地域によってはヌタウナギをアナゴと呼んだりします。
新潟でいうアナゴの串焼きはこのヌタウナギのことです。
リッキーも昔よく食べました。
白い軟骨が印象的でおいしかった記憶があります。
最後に
なかなか今まで扱うことがなかったですが今回初めて仕入れてみて悪いものではないなと思いました。
開かずにぶつ切りにして煮付けにしてもおいしいだろうと思いました。
また入れてみたいと思います。
参考サイト ぼうずコンニャク市場魚貝類図鑑
<終わり>
あなごの天ぷらにしたおいしいだろうな。