石川県がこのめぎす の漁獲量全国一位になったという報道がありました。
漁協も力を入れてプライドフィッシュ的な扱いをしようとしています。
しかしながら残念なことにこの魚は華がないです。店頭に並べてもどちらかというと地味めな存在になってしまってます。
とっても美味しい魚なので少しもったない感じがします。
商売的にいっても地味な感じです。
でもハタハタと並んで底曳魚ということで毎日売場には置いておきたい魚です。
目次
めぎす(ニギス)の基本情報
分類 | キュウリウオ目ニギス科ニギス属 |
名称 | めぎす (ニギス) |
別名・地方名 | 沖ギス 沖ウルメ |
英語名 | Deep–sea smelt |
学名 | Glossanodon semlfasciatus( Kishimouye,1904) |
分布 | 主に日本海 |
主な漁法 | 底曳漁 |
備考 | ・キスに似た形をしていることからニギスと呼ばれる ・石川県のプライドフィッシュ ・意外と獲るのが難しい |
めぎす(ニギス)はどんな魚?
目が大きくて深海魚のような雰囲気を持つ底曳魚です。
あまり日持ちしないすぐ鮮度が落ちる魚なので取り扱いは少し難しいです。
石川県ではこのめぎすがプライドフィッシュになっています。
魚離れが年々進む中、本当においしい魚を食べたことがある人はどれだけいるでしょうか。思わず感動せずにはいられない魚の本当のおいしさをもっとたくさんの人に知ってもらうため、地元漁師が自信を持って勧める魚を「プライドフィッシュ」に選定。地域ごと、春夏秋冬ごとに、魚を知り尽くした漁師が選ぶ”今一番食べてほしい魚”をぜひ味わってみてください。
プライドフィッシュ公式サイト
めぎすを獲るのは難しい!
石川県ではこのめぎすがたくさん獲れるということですが実はこのめぎす獲るのが難しいとのことです。
漁師仲間ではこのめぎすを獲るにはそれなりに技術もったものでないと獲れないと言われているようです。
海底がアップダウンしている山のところに棲んでいるということで網をかけるのが難しいとのことです。
底曳の魚はどれも一網打尽にしてしまうのかと思っていたら違うんですね!
上手に獲れる漁師さんに敬意を表します。
めぎす(ニギス)のおいしい食べ方は?
塩焼き、天ぷら、フライが美味しいが個人的には煮付け、塩茹で酢醤油も美味しいと思う。
すり身にしてつみれ汁にしても美味しいです。
意外と知られていないおいしい食べ方は、
塩茹で酢醤油
です。
さっぱりとしてふっくらした身がコロッととれてやわらかくおいしいものです。
骨のまわりが青味ががって独特な味わいが楽しめます。
ぜひ、やって見てください!
どうやって買う?
・ハタハタと同じようにパックで主に販売されています。
・鮮度が落ちやすいのでよくみて買いましょう。
どうやって売る?
・このめぎす も大きいサイズを優先的に売りましょう。
・安いからといって小さいサイズを仕入れるのは愚の骨頂です。
・ハタハタより売りにくいようです。
・ハタハタと違って魚惣菜でも使える範囲が限られてきます。骨が硬いので調理加工が必要になる分手間がかかるということです。
写真で紹介!
暗いところでは目が光ります。
ちょっと繊細そうな感じ。
これもできるだけ頭とりで調理を受けるようにしましょう。
たまに三枚おろしとか開きとか依頼ありますが受けてもいいですが非常に時間がかかるので他のお客さんに迷惑かからない程度で受けるようにしましょう。」
最後に
石川県が最近力を入れているのが気になります。
実力のある魚なのは間違いないですが、いかんせん華がないです。
魚の世界でも華がないと人気が出ません。
名脇役で頑張ってもらうことを期待します。
参考サイト ぼうずコンニャク市場魚貝類図鑑
<終わり>
このめぎす 塩茹で酢醤油で食べても美味しいよ!
リッキーはやっぱり煮付けが好きだな!