夏の赤いかが終わってしばらくすると今度はアオリイカの季節になります。10月頃からあおりいかの入荷が増えてきます。
肉厚の胴体は食べ応えも十分で、甘味の強いとってもおいしいイカです。
ただうまく捌かないとまな板が真っ黒になって大変な思いをすることになるイカでもあります。
墨袋を破かないように取扱注意が必要です!
アオリイカの基本情報
分類 | 閉眼目ヤリイカ科アオリイカ属 |
名称 | あおりいか |
別名・地方名 | 泥障烏賊 |
英語名 | Bigfin Reef Squid |
学名 | Seoioteuthis lessoniana(Lesson,1830) |
分布 | 日本全国各地 |
主な漁法 | |
備考 | ・大型になる ・寿命は1年 ・擬似餌釣りが人気 |
アオリイカどんなイカ?
胴体の縁に大きなヒレを持つ。海の中で活きた状態ではヒレであおるような泳ぎ方をする。
成長すると5kg以上にもなる。
スミが破れると大変ないか。
富山名産の黒作りはこのあおりいかのスミを使います。
このアオリイカとタイが一緒に水揚げされる時があるがタイが黒ずんでいたりする。
アオリイカとアニサキス
アオリイカにアニサキスがいるのか気になります。
結論からいうと比較的心配ないイカだと思っています。
海の中の食物連鎖が関係しているのでアオリイカにもアニサキスがいてもおかしくありません。
ただ実務上あまりアニサキスを見ることも少ないですし、ニュース報道などで被害報告はあまり聞かないです。
スルメイカなどよりは寄生することが少ないように思います。
ただ全くいないと断言できない以上、刺身をする際はやはりいるものとして見ていかなければいけないでしょう。
\ アニサキスについては下の記事が詳しいです /
アオリイカのおいしい食べ方は?
なんといっても刺身がオススメです。
大きなサイズは皮を剥いて刺身にする。
また、小さいサイズは天ぷらにすると柔らかくておいしい。
それをこうじ漬けにしてもさらにおいしいです。
どうやって買う?
大きなサイズは1づつパックされて売られている。
刺身にするには大きなサイズがおすすめ。ただし大きすぎると硬い
小売価格で100gあたり128円くらいなら安いので即買いオススメ。
最近は100gあたり200円を超えたりしています。
どうやって売る?
刺身用のアオリイカは時期になったら必ず品揃えしたい。
もし朝どれが入るようなら積極的に取り入れる。
なんといっても小さいサイズは安いのでオススメ。
天ぷら用で需要がある
スミ袋を破るとまな板が真っ黒になり本音は扱いたくないイカ。
ただ調理を受けないと売れない点は覚悟が必要。
墨袋をそっと外すとと破らずに取り除けるが内臓ごと外すのでもよい。
事前に皮を剥いて売ったほうが楽と思うことがある。
ただそれをすると差別化にならないのであえて原体のまま売るのがオススメ。
アオリイカの皮のむき方
ここであおりいかのむき方を紹介します。
上の方を左側に向けて置きます。(右利きの人)
胴体を左手で押さえて写真のように包丁を入れます。
内臓についているスミ袋を破かないように胴体から足を外します。
胴体の内側を流水でキレイにします。
写真のように左手で身を持ちます。
皮と身の間に右手の親指を入れます。
一気に皮を外します。
これはこれで置いておいて後で刺身に切ります。
このように縦に割ってこの形から刺身にします。
とりあえず今回はここまで刺身の作り方はまた別記事にしてご案内します。
最後に
秋になると釣りをされる方はよく調理されるんでしょうね。
とてもおいしいイカなのでみなさんもさばいてみてくださいね!
参考サイト ぼうずコンニャク市場魚貝類図鑑
<終わり>
釣りをされる方はよくご存知ですね!