
キハダマグロは関西以西で水揚げされることが多い魚です。
東のバチに西のキハダというように関東関西で好みが分かれるようです。
スーパーのチラシではより安価な値段で訴求されるマグロです。
もちろん両方とも冷凍解凍品なので流通するでしょうが傾向としては上記のように扱われるようです。
上の写真は生キハダマグロで発色がよいほうです。
キハダマグロは赤い色目は薄いですがバチのように血栓が目立つものは少ないようです。
金沢でも生のキハダマグロがロインの状態で入荷することがよくあるのでその時はできるだけ使うようにしています。
さすがに生のマグロなのでおいしいと思います。
実はリッキー、同じ価格訴求品としてバチマグロとキハダマグロを選べといえばバチマグロを選んでしまいます。
なので、キハダマグロを取り扱うことが少ないまぐろです。
そのまま刺身ワサビ醤油で食べるというよりは海鮮カルパッチョや海鮮サラダに使われることが多いマグロです。
目次
キハダマグロの基本情報
分類 | スズキ目サバ科マグロ属 |
名称 | キハダマグロ(木肌鮪) |
別名・地方名 | キワダ |
英語名 | Yellowfin tuna |
学名 | Thunnus albacares(Bonnaterre,1788) |
分布 | 海水魚 |
主な漁法 | 底曳漁 |
備考 | ・ヒレが黄色い ・ミナミマグロ、メバチマグロと並ぶ中型鮪 ・西の方に多い魚で日本海側にはあまりいない。 ・地中海には生息しない |
キハダマグロはどんな魚?
黄色味がかった長いヒレが特徴的です。見たらすぐにキハダとわかると思います。
一般に流通するマグロの価格ランクでいえば、本マグロ、ミナミマグロ、メバチマグロの次の4番目にきます。
生で流通することもあるが冷凍解凍品が多く、スーパーの売り出しの目玉商品にもよく使われます。
ランクでいうと、
本鮪>南鮪>バチ鮪>キハダ鮪>ビン長鮪
といった感じです。
どちらかというと価格訴求用のマグロというイメージ。
ただ、先にも述べましたが生キハダはそれはそれでおいしいと思います。
色目が若干薄いのがちょっと難点だと思います。
くら寿司A Iマグロ(キハダ)で一時話題!

回転すしのくら寿司で一時期AIマグロと言って広告を出していたのがこのキハダマグロでした。
AIマグロと言って何がAIかといえば、選ぶときに人工知能が品質をチェックしてよいマグロを選んでくれるということのようです。
沢山ある中で良質のマグロを見分けるのはなかなか経験ないとできないという問題を解決すべく活用されているとのことです。
実際くら寿司にいって食べてみましたが、品質は確かに良さそうでしたが味はあっさりしたキハダマグロでした。
話題づくりが上手ですねという感じかな。
キハダマグロのおいしい食べ方は?
やっぱり、お刺身で食べることが多いです。寿司にしてもいいと思います。
あっさりした味わいが特徴です。
どちらかというとわさび醤油で味じわいながらというより、漬けにしたりカルパッチョにしたりと味をつけて食べる方がオススメです。
キハダマグロはどこで買う?
関東では扱われることが少ないです。
マグロが特別に安くチラシに載っていたりするときはこのキハダマグロだったりします。
ただ最近マグロが高騰しているので比較的価格抑え気味のこのマグロが脚光を浴びている感じです。
サクで売っていたりするのでそれを買うということになりますね。
マグロ丼がえらい安いなという時はやはりこのキハダマグロのことが多いです。
キハダマグロはどうやって売る?
基本的に冷凍解凍品で100gあたり198円で売っていたりするのはこのキハダマグロです。
※2022年夏時点で200円中盤から後半くらいの値段になっているようです。
生でも売価でg 298くらいでしょうか。
仕入値は冷凍解凍品でk1,500円くらいではないでしょうか?
上品もあるかも知れませんがキハダマグロで上品を売るくらいならメバチマグロの上品を扱った方がいいように思います。それか本マグロ。
地域性もあると思いますので一概にはいえませんが。
最後に
なかなかキハダマグロを扱うことはありませんが扱うなら生のキハダかなと思っています。
このマグロに関しては情報が少ないので随時情報追加していくつもりです。
参考サイト ぼうずコンニャク市場魚貝類図鑑
<終わり>
キハダマグロの赤い色はやや明るい色をしています!