皆さん ばくらい(莫久来)という珍味をご存知でしょうか?
おそらくこの名前を初めて聞く方も多いかもしれません。
このわたとホヤの塩辛を合わせたものです。
言ってみれば究極の珍味を二つ合わせたスペシャル海鮮生珍味といったらいいでしょうか!
これを知っているだけでもかなりの食通と言えるでしょう。
「このわた」だけでもおいしいのに!
「ホヤの塩辛」だけでもおいしいのに!
この2つを組み合わせるとは
「なんてことだ!」
って感じですね。
で、今回リッキーこの「ばくらい(漠久来)」を食べる機会があったのでそのおいしさを紹介したいと思います!
ばくらい(漠久来)と遭遇は偶然だった!
富山のとある寿司店
リッキーも職業柄いろんな珍味に出会ったり食べてみたりいろんな話も聞いているのですが、これについてはかすかに名前だけ聞いたことがあった程度でした。
まさかこんなところで出会えるとは。
先日富山に遠征した時に食べる機会がありあました。
本当にたまたまです。
飛び込みで入った寿司屋で、
メニューにあった「莫久来」の文字に思わず反応して注文してしまいました。
その時に撮ったものがこれ ⇩
![](https://sakananosa.com/wp-content/uploads/2019/06/batch_IMG_1464.jpg)
先程説明あった通り「ホヤ」と「このわた」の塩辛です。
ホヤが機雷のような形をしていることからつけられたようですが、なんでホヤとこのわたで塩辛を作るんでしょうか?
なんとも言えませんがすごい珍味だと思いました。
でもそもそもホヤってどんなものなの?
このわたって何からできているの?
っていうことですね。
ここはいい機会なのでそれぞれ元の姿を見てみましょう。
そもそもホヤってどんなもの?
![](https://sakananosa.com/wp-content/uploads/2021/02/2EB6D367-DD3E-4C53-8F5D-163C6E41E713_1_105_c.jpg)
海のパイナップルと言われるだけの姿です。
外側の殻を取って中身を刺身や焼き蒸しで食べます。
ホヤについて詳しく知りたい方は下記の記事へどうぞ。
ホヤの塩辛もその身を塩で漬けたものになります。
では、このわたはどんなものでしょうか?
![](https://sakananosa.com/wp-content/uploads/2021/05/99A24A06-DEB0-4CCF-AE24-6D57ABBFDE0C_1_105_c3.jpg)
これがこのわたです。
なまこの腸の塩漬けです。
思わず日本酒が欲しくなってしまいます。
元の姿はこんな感じです。
![](https://sakananosa.com/wp-content/uploads/2021/02/395868C3-1686-4F19-B960-A66364ADB428_1_105_c.jpg)
なかなかのグロテスクでしょう。
その腹の中にある内臓のうち腸の部分を塩漬けしたものがこのわたになります。
![](https://sakananosa.com/wp-content/uploads/2021/02/64BE1EF9-C01C-4830-85C7-1B5AFAA0707F_1_105_c.jpg)
なまこの腹を割って内臓を出すところ
![](https://sakananosa.com/wp-content/uploads/2021/02/242FD58C-0771-41B3-9230-83C9B3AD29C6_1_105_c.jpg)
これがなまこの腸です。
腸の中をキレイに掃除して塩漬けしたものがこのわたです。
ホヤとなまこの腸を合わせて塩漬けするとばくらい(漠久来)になるということです。
ばくらい(漠久来)食べてみた感想は?
実際食べてみると、
「う~ん!旨い!」
とうなってしまいました!
冷酒(立山)にもよく合います。
「このわた」のしおしおとした磯の香りと甘いコク
と、
「ホヤ」の独特な奥深い旨味
がダブルパンチで口の中いっぱいに広がります。
でも熟成しているのかマッタリとして2つの味がうまい具合にまとまっていました。
最後に
確かにうまかったです!
珍味の中でも最高峰の珍味だと思います。
「珍味の中の珍味」まさに「珍味の王様」と言っても過言でしょう。
なんといっても高級珍味×2ですから…。(笑)
ただクセが強いだけあって好き嫌いがハッキリするものだと思います。
食べてみたい方はこちらからどうぞ!
↓ ↓ ↓
リッキーももう一度食べてみたいです!
<終わり>
\ホヤ塩辛お酒好きな方にはたまりません!/
\ このわた 日本酒が合うな〜! /
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