久しぶりに金沢港のいきいき市場に行ってみました。
リッキーも鮮魚バイヤーなので魚のプロとしての目線で紹介してみたいと思います。
では、早速いきましょう!
目次
金沢いきいき魚市
金沢港に隣接して営業される一般客も買えるこの「金沢港いきいき魚市」は駅から海の方へ車を走らせるとあります。
金沢港いきいき魚市
〒920-0332
石川県金沢市無量寺町ヲ52番地
施設管理者:JFいしかわ(石川県漁業協同組合)
出店者:金沢港産地販売協同組合
営業時間:午前9時から午後4時
近江町市場と比較されますが規模や業種からして圧倒的に小さいのでむしろ金沢港にある市場的な雰囲気なお店が売りの施設という捉え方になるでしょう。
ただ近江市場があまりにも観光客向けということで最近地元のひとは新鮮な魚を買うならこっちのほうに来るという人が非常に多いようです。
お店は船も持ってる金沢港の買参(セリ参加)権をもつ仲買さんが店を出してるような構成です。
さすがにカニ解禁?や底曳解禁などイベントごとには強そうですね。
あと週末は一般客で賑わいますが平日は業者関係者の人次第だそうです。
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魚があいにく少ないですが、
塩干屋さんがあったのでちょっと見て見ましょう。
金沢いきいき魚市内の橋立港マルヤ水産
マルヤ水産さんは橋立港の業者さん。
干物が干物がお得意のようです。
赤ガレイの干物が目を引きます。
金沢いきいき魚市の干物
キレイに作ってある赤がれいの干物。
どうみても赤ガレイですがなぜか白がれいの丸干しと書いてありました。
店番の女の子にこれ赤ガレイだよねと確認すると白がれいですとダメ押しをくらってしまいました。
ちょっとわからないですが橋立で白がれいって言ってましたっけ?
5枚で1,300円はそんなもんかな。
3月頃の子持ちの赤がれいを干すとキレイにしあがりますね。
だいだいこういう干物を作るときは沢山とれて値がつかないような時にするから原価は1枚100円もしないかもしれません。
他の干物も一緒だけど。
ただ干物をつくるのは鮮魚扱うのより難しいと思います。
これが私の自論。
鮮魚があるから干物作ろうみたいなノリではいい干物は作れないのです。
脂のりから塩の加減熟成期間など上手く判断できないと美味しく作れないでしょう。
鮮魚は入荷したものを切ってすぐ出してしまわないといけいだけですからある意味品物の目利きいらないということです。
色々みてると、こういう場所はなんかワクワクしますね!
いきいき市場と言いながら結構干物が並んでいました。
やっぱり、シケや休みで魚ないときでも魚を準備しておかないといけないということなのかもしれません。
値段はちょっとお高めですがキレイな作り方をしているものが多かったです。
タイの醤油干し
メッキ鯛ですね。
真鯛と違うので仕入値は相当安いものです。
メチャクチャ儲かりますね。
ただ、醤油干しにすれば美味しいと思います。
手も掛かっているしキレイな作り方できています。
大きなさばを開いてあるので焼いて食べたら美味しいと思います。
こうやってみると完全な背開きで頭をつけているので豪華に見えますね。
これも原価が安いときに作るのでしょうからメチャクチャ儲かります。
お土産やさん価格ですね。
確かにノド黒は仕入れ値も高いのでなかなかのお値段です。
ただのど黒としては決して高くはないです。
ちょっと注意が必要なのは韓国産の安いのど黒が出回っている点です。
なのであまりに安いのど黒は韓国産の可能性があります。
こういう小売店はチャンとしているますが飲食店で表示されないかぼかしてあるところがあります。
結構多いです。(コロナ禍前)
韓国産でも食べると美味しいのですが産地表示がわからないものには注意しましょう。
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ガスえびの素干し
なにげにすごい商品が並んでいました。
鮮度がメチャクチャよくないと作れない幻の逸品です!
ちょっと見た目は地味な感じですが相当いい品質です。
この干し甘エビも日本海側では作られますが、品物がよくないとすぐ頭が黒くなってしまいます。
この商品もキレイに仕上がっていると思います。
ここのお店は非常に商品造りが上手というか丁寧ですね。
塩干品が沢山ありました。
別のお店もみると、ちょっと魚は少ないようでした。
金沢いきいき魚市の対面コーナー
それでも重福水産さんは結構魚並んでいました。
鮮魚ものは少なめ。甘海老のすり身は珍しい。
さっきのガスえびの生です。
刺身用の大きなサイズです。
これの刺身甘エビより美味しいんですよね!
金沢いきいき魚市の刺身
鮮度管理が難しそうですがすぐ売れてしまうんでしょうね。
甘海老のすり身!!!
初めてみました。
おそらくたくさんとれて相場安いときに作るんでしょうね。
あと、お寿司も売ってました。重福水産さん。
金沢いきいき魚市の寿司 〜重複水産
市場のお寿司。さすがにうまそうです!
手前のオレンジ色は金沢名物「さわら(カジキ)のお刺身です!」
湯引きの鯛が食べたいな!
紅白のお寿司にしてありますね。
生ネタはやっぱりおいしそうです。
あまったネタで作ったという感じのマグロすき身巻き
これがうまいんですよね。
いつもあるのかな?
このタイの湯引きのお寿司ってなかなかないんですよね。
ザ・生本マグロのお寿司
うまそう〜!!!
悲鳴すら聞こえてきそうです。
最後にいつも市場で顔を合わせるている重福水産の社長さんにお会いでき普段できない色々な話が聞けて良かったです。
重福水産 社長
ありがとうございます。
重福水産さんがとる金沢港の魚は船上の鮮度管理がしっかりしているので鮮度が違うと評判です。
最後に
近江町市場が観光客オンリーという感じなのに対して金沢いきいき市場はより地元の人や業者さんが新鮮な魚を買いに行きやすい場所といった感じです。
シケだと魚少ないこともありますが干物とかも充実しているのでなんかかんかありそうです。
午前中に行くのがいいみたいです。
今度は平日に行ってみたいです!
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