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鮮魚対面の巧みな会話術【売上UP】買いたいと思わせる絶妙テクニック集

鮮魚対面販売で頑張る人たちにアドバイスです。

SNSやLINEで交流している人達をみると鮮魚対面をやっている人多くてそれぞれに悩みがあるようです。

その方々への情報提供の場となればと思い鮮魚対面に関するノウハウを公開したいと思います。

愚痴も含めていろんな悩みがありますね。

お役に立てたら幸いです。

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魚屋らしい掛け声はコレ!

まず魚屋さんらしい声とはどんな声でしょう?

威勢のいい掛け声ってどうすればできるのでしょう?

まさにこの鮮魚対面の掛け声の最上級テクニックを先に3つ紹介します。

語尾を短く切る

掛け声の語尾を短く切る

これは効果抜群です。

たとえば、

「いらっしゃいませッ!」

というのと、

「いらっしゃい〜ませえ〜!」

というのではなんか活きの良さが違うのわかると思います。

掛け声は必ず短く切ってください。

高くする

出来るだけ声のトーンを高くする

と聞きやすくなります。

キーを上げるイメージ。

これは声の元からの性質が違うという人もいますがそうではありません。

意識するだけで声のトーンも変わります。

特に声の低い人が多い男性に効果あります。

語尾を上げる

掛け声の最後は必ず上げる

重低音の声の人も少なくとも語尾を上げるだけでずいぶん違う印象になります。

トーンを下げて終わらないように意識するということです。

これは通常の会話でも意識するといいですが会話の終わりを下げて終わると暗い印象になります。

掛け声にしても最後を上げ基調で終わらせるように意識してください。

リッキーのコメント

これらを意識するだけで魚屋らしい掛け声に変わりますよ!

魚!さかな!サカナ!

とリッキーもいつも声かけていますが必ず上の3つは意識しています。

まだまだありますのでじっくり紹介していきますね。

鮮魚対面販売の基本的な考え方

鮮魚部門で鮮魚対面は最重要コーナーといえます。

鮮魚売場の全体のイメージを上げくれてお客さんを引き寄せてくれるいわゆるマグネット売場です。

鮮度感をアピールでき、対面魚が良くないと刺身も寿司も売れないという関係にもあります。

この辺は過去に記事を書いているので興味のある方はそちらをご覧ください。

ただそれもうまくいっていたらという話でうまくいかない場合も当然あります。

そうしたら悲劇ですね。

鮮魚対面が鮮魚部だけでなく店全体のお荷物にもなりかねません。

幸か不幸かリッキーはいろんな対面を経験してきています。

そのノウハウをここで案内したいと思います。

鮮魚対面とお客さんの関係

「お客様は神様です」という言葉が流行りましたが確かにその通りだと思います。

本当にお客さんが必要と思ってもらえなければ鮮魚対面売場も存在し得ないわけです。

その意味ではお客さんファーストという視点は揺るぎないものとして持っておくべきです。

ただ昔と違うのは上下関係では考えないということです。

別にお客さんは買うから偉いとかではなくむしろこの店を選んでくれるありがたい存在と思うべきだと思います。

言い方を変えれば鮮魚対面売場に関わる人はプライドを持って新鮮なでおいしい魚を提供するパフォーマーとして対等であるべきだと思います。

だからお客さんに敬意を払いつつ、これだけの鮮度のおいしい魚を提供しているという自負を持って臨むべきだと思います。

そのためにはしっかりとしたいい品質の魚を売る仕組みがなければいけないのです。

そういう鮮魚売場を作りましょうということでこのブログを通じていろんな提案をしているのです。

興味のある方はこちらの記事をご覧ください。

鮮魚対面には2つのタイプがある

ところで鮮魚対面には2つのタイプがあるのはご存知でしょうか

飾る対面と売る対面の2タイプです。

なんとなくイメージできると思います。

本来ならば後者売るタイプの対面を売場を作るべきです。

なぜならば前者は徐々に縮小していくからです。

これは過去の事例が物語っていますが結局残った魚を処理しきれなくなってロスが増え辞めていくのです。

対面は売る魚を置くという基本を持ってないととズレていくわけです。

ここについても以前書いた記事があります。

鮮魚対面について詳しく書いてあるので時間のある方は参考にしてみてください。

鮮魚対面販売のコツ、ポイント

対面のタイプを見てきましたが結局対面販売の最大の特徴はお客さんとのコニュニケーションできる点に尽きると思います。

人との関わりの中で魚をオススメして買ってもらうこれに尽きるのです。

言い方を変えるとコミュニケーションできない鮮魚対面は全く不要ということです。

それだけ魚は種類が多くそれぞれの食べ方があったりします。

それを説明しながら販売するというスタイルがどうしても必要なのです。

その土地土地での食文化があってそれを伝えながら魚を買うということが必要なのです。

スーパー経営の合理主義では鮮魚部門を活性化できなかったわけがここにあります。

日本のスーパー鮮魚がダメになっていった理由はまさしくここにあったのです。

魚は説明しながら売らなければ売れなくなるのです。

その意味で対面販売が令和の今に見直されてきています。

とはいっても鮮魚対面が昔通りにやっていけるわけもありません。

昔の魚屋さんは細かい要求を受け入れすぎたために経営に行き詰まっていったのです。

過度なサービスはしないことも大事です。

ある程度の妥協はできるしまたやっていかないといけないと思います。

これを書いたのが下の記事です

鮮魚対面販売の理想と現実

とはいえ鮮魚対面販売が難しいのも事実です。

対面で生魚鮮魚が売れないんですね。

これは求められていないところで鮮魚対面を置いても売れないということです。

これは店舗開発の分野になると思いますが自動車で来店を期待する店などは一般的には厳しいといえます。

なぜなら魚の購入者層はご年配が多いからです。

歩きまたは自転車でご来店することが多いです。

地域にもよりますがある程度の人口密集地域でないと鮮魚対面は置けないでしょう。

売上日販で言うと最低30万円欲しいです。

欲を言うと鮮魚だけで40万くらいないと鮮魚対面は置けないと思ってくださいl。

もう一つは対面販売の人材の問題があります。

コミュニケーションが苦手人や魚が苦手な人が対面に立つこともあると思います。

そうすると目に見えて売上が下がるものです。

人的要素が非常に高い売場です。

人材教育も不十分だったりすると悲劇です。

ただこの辺はリッキーにお任せいただければアドバイスします。

鮮魚対面販売の痛客あしらい方法

実際に対面に立つといろんなお客さんに遭遇します。

本当にいろんな方がいるものです。

この店は高いと大きな声で言ったり、他の店の方がいいものあるとか言われる方がいたりします。

売ることも大事ですがこういうお客さんを上手にナビゲートすることも技術のうちです。

どうしても嫌なお客さんはいます。

基本は反論はしないです。

あまりひどいようならチーフ主任に報告するか店長へ助けを求めてください。

ただ、慣れてくれるとジョークで流したりもできますがかえって逆効果のこともあるのでいいタイミングでやるようにしてください。

私は相性の合わないお客さんが来たときは仕事のフリをして対面を離れるようにしています。

もちろん対面から離れられない場合もあるのでその時は「ありがとうございます」、「いらっしゃいませ」を連発してやり過ごします。

一つ言えることは自分が明るく振る舞えれば人は悪さをしてこないと言うことです。

逆に深刻な表情をしていると相手はより突っ込んでくると言うことです。

笑顔が大事ですね。

鮮魚対面でやってはいけないこと

それをやっては売れなくなるのに新人さんとかやってしまうことがあります。

押し売りはしない

まず押し売りをしてはいけません。

家電屋さんでしつこくオススメされると買う気なくなってしまいますね。

それと同じです。

鮮魚対面でもさりげなさが大事です。

安いを強調してはいけない

もう一つは過度に安さをアピールしてはいけません。

魚は安いから買うのでなくおいしいとか鮮度がしっかりしているからその店で買うのです。

もちろん本当にお買い得であれば安さアピールすることもありますが基本は鮮度がよくて安い場合だけです。

お客さんも安いものは鮮度や品物が悪いと思っています。

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鮮魚対面の絶対売れる掛け言葉集

それでは鮮魚対面で気の利いた掛け言葉をいくつか紹介したいと思います。

今しかないをアピール

お客さんは常に損をしたくないという気持ちを持っているものです。

そこを狙い撃ちします。

「その魚今が旬ですよ〜!」

これは鉄板フレーズです。

本当にその魚の旬の時期であればお客さんはしっかり買っていってくれます。

ただ適当に旬といってもダメなものです。

魚には走り、旬、名残りという時期があります。

みんな走りと旬を区別していません。

だから旬といっても売れないのです。

その辺がよくわかってない人はむやみに使わないほうがいいでしょう。

本当の旬であれば声をかけるだけで売れていくものです。

「○○はいつでもありますけどこの魚は今日しかないですよ!」

これは似たような魚どっちがいいと聞かれたときの説明の時に使いますが掛け声でも使います。

要はいつもは天然真鯛を売っているけれどたまに金目鯛が入ったとしたら金目鯛をオススメするとしてそれを掛け声で案内するということです。

北陸の場合生のカレイでも5種類くらいあったりメバル類でも3種類とかあったりするのでこのフレーズはよく使います。

もう一ついうならいつもはお肉でも今日は魚ですよという言い方をしたりもします。

魚の日だったり特に掘り出し物があったような場合には効果的テキメンです。

肉屋さんが嫌がらないければですが。

押し売りでないをアピール

今どきの鮮魚対面ではさあ自由にみていってくださいよというスタンスが重要です。

対面ではお客さんは常に買わされないか不安に思っています。

「必要な分だけ持っていけば(買えば)いいですよ!」

お客さん目線で声をかけることで安心感が生まれます。

いる分だけというのはお客さんからすると嬉しいはずです。

「決まったら声かけてくださいね!」

対面でいろいろ世話する前提のお店もあります。

そういうお店ではいろいろオススメが必要かもしれません。

しかしスーパーや量販店などでは自由にみていってくださいスタイルの方が逆にお客さんは買いやすいように思います。

さりげなくスタイルです。

調理しますよアピール

やっぱり調理をするアピールは重要です。

もちろんみなさんもしていると思います。

特に重要なものだけ紹介します。

「二枚、三枚、開き、お腹だし調理しますよ!」

これもみなさんアピールされていると思います。

もちろんお店によって調理できるところまでの内容で構いません。

案内ボードも出ているかもしれません。

それもあえて繰り返すのです。

お客さんはボードに書いてあろうがしっかり案内していようが調理できるか聞いてくるものです。

ここでカチンときてはいけません。

「書いてあるでしょう」なんて言葉を間違っても発してはいけません。

先に調理しますよと案内し続けるのです。

それでも聞いてくると思います。笑

笑顔で接客です。

「キレイに(丁寧に)調理しますよ」

一般的にはあまり使わないフレーズかもしれません。

しかしお客さん目線では非常に重要な要素です。

もちろん調理に自信のない人には使いにくいと思いますがこれも結構効果あります。

というのはお客さんは対面調理が下手くそだったら嫌だなと常に思っています。

実際魚をグチャグチャにされたからその店ではもう買わないという経験した人も多いです。

普通レベルの調理技術いいのでそれがあればしっかりそれをアピールしましょう。

お客さんは安心して買ってくれます。

研ぎ澄まされた技術がなくても丁寧に調理してくれればお客さんは満足してくれます。

本当に普通レベルあればで十分です。

しっかりアピールしましょう。

技術がない人は頑張って早く調理スキルをあげましょう。

まだまだいいフレーズがあるので都度追加していきます。

その他の売れる鮮魚対面テクニック

その他鮮魚対面のテクニックを紹介します。

ミストシャワー

鮮魚対面に霧が出ているものあると思います。

噴霧器で霧を出しているのです。

ミストシャワーとも言います。

この出てくる霧は真水を使っているので魚がなれてしまうと言う人もいます。

しかしながらこの効果は絶大だと個人的には思っています。

やっぱり鮮度感がよくなります。

魚も乾きません。

ただ修理費が数年ごとにかかります。

しかしどうしても付けたいものです。

人の鮮度も大事

鮮魚対面はそこにいる人もセットで評価させれます。

どんなにいい魚をおいても売っている人が鮮度感ないと鮮魚のイメージが悪くなります。

まとめ売りの技術

最後の一つだけ残りそうな魚は安く(時にはタダで)まとめ売りをする技術があるとよりいいです。

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まとめ

鮮魚対面は人とのコミュニケーションが必要となる非常に難しい場所です。

ときにつらい思いもすることもあります。

それも担当者一人で悩んだりすることが多いんだと思います。

だからこそこうやって記事を投稿させてもらうのです。

いい鮮魚対面を作ってみんなが幸せになってもらいたいわけです。

というのも対面コミュニケーションも一つの技術なんですね。

技術ということは経験に基づくノウハウがあるわけです。

先輩たちが培ってきた鮮魚対面のノウハウがたくさん「さかなのさ」に集積されています。

鮮魚対面で頑張る人たちへのお役に立てればいいと思っています。

現在は個人の方へのノウハウ提供にとどめていますがもし企業様で鮮魚対面をなんとか活性化したいという方がいらっしゃったらぜひご相談ください。

<終わり>

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ABOUT US
リッキー
鮮魚アドバイザー・刺身インストラクター・現役水産バイヤー 30年間培った鮮魚の販売、加工、管理技術を初心者に向けてわかりやすく解説。 なかなか教えてくれない秘技裏技も惜しげもなく公開。 一般向けにはみんなが笑顔になるお刺身の作り方ご案内。 すべてが魚食好きの人のために!日夜リアル、WEBで奮闘しています。 有限会社西村研究室(水産コンサルタント事務所)所属