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子付けって知っている?【金沢伝統料理】刺身に手をかけておいしくする技術に感動!完全解説

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タラ子付け刺身

みなさんは、「子付け」という料理知ってますか?

金沢伝統海鮮料理の一つです。

タラやカジキの魚の身に炒った卵をまぶして刺身のようにわさび醤油をつけて食べる海鮮料理です。

刺身の一種ともいえます。

タラの卵のプチプチ粒子感と身のまったりとした味わいが調和してとてもおいしいものになっています、

これがメチャクチャ美味しいので今回紹介します。

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子付けとは

刺身にたらの卵の粉をまぶして食べる料理です。

まぶすというのは衣のように刺身全体にくっつけるということです。

そしてその刺身にはおいしくするために塩したり昆布で締めたり少し加工処理されています。

この一手間のおかげでまったり感と深いコクが出ます。

基本的には自家製で作りますが、最近は既製品が出回っているのでそれを利用する人も増えています。

子付けの種類

タラの刺身スライス

子付けは主にタラとさわら(カジキ)で作られます。

やっぱりタラの子付けの方が人気です。

まぶし粉自体タラの卵を使うのでその親の身を使うというのは当然な流れと思います。

とはいえ、さわら(カジキ)にも刺身にはないなんともいえない美味しさがあります。

※金沢ではカジキのことを「さわら」と言います。詳しくはこちら記事

子付けが作られる地域

ここでいう「子付け」が作られるのはどうでしょう?

私の知る限り北陸くらいのような気がします。

ただ、タラの獲れる地域なら作っているかもしれません。

ここは情報入り次第内容追加します。

子付けがおいしい時期

やっぱりタラが旬になる時期によく作られます。

なので、秋から冬にかけてということになるでしょう。

最近では冷凍の既製品もあるので金沢市内のスーパーや鮮魚店で年中販売されていたりします。

で、タラが終わった時期になるとそのかわりという感じでさわら(カジキ)の子付けが出てきます。

なのでさわら(カジキ)の子付けは3,4月の早春ということになります。

子付けの作り方

基本的には次のような流れになります。

  1. 刺身にスライスする
  2. 人によっては昆布で締める
  3. それをタラ卵を炒ったものにまぶす
  4. しばらく馴染ませて出来上がり

とこんな感じで作るの自体は簡単です。

ちょっと難しいのがタラの粉を作る点です。

子付けの粉

子付けの粉という言い方をしますがタラの卵を使います。

ただ、タラが高い時にメルルーサの卵で作られたことがあります。

いわゆるメル粉です。

聞いたことない人も多いでしょう。

ただ、業界の人は知っておく必要があります。

味は全く変わりません。

タラの子付けの粉が市販されているかというとあんまり市販されているの見たことありません。

実は市場では一部の業者が取り扱っているのですが小売りされてはいないようです。

なので自分で作らないといけないということです。

作り方はこちら↓をご覧ください。

>>子付け刺身(タラ、カジキ)の粉の作り方【門外不出】激レアのレシピ本邦初公開

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子付けの食べ方

子付けは基本刺身の形態が変化したものです。

なので食べ方も刺身と一緒でわさび醤油で食べられることが多いです。

ただ、子付け自体に塩味がついている場合も多いので、わさびだけつけて食べてもおいしいと思います。

タラの親子漬けはまた別の商品

話が脱線しますが、たらとその卵を使った料理は他にあるのでしょうか?

私がパッと思い出すのは、

タラの親子漬け

です。

新潟でよく食べてました。

タラの身は子付けと違って生ではなく酢締めされたものでした。

生姜がきいた酢漬け料理だったように記憶します。

一応こんな商品です。

中身の写真も載ってますのでご覧ください。

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最後に

刺身だけに飽きたら食べたくなるのがこの子付けです。

別に北陸でなくても作ったらおいしいと思います。

そんな意味でもっともっと知ってほしい海鮮料理の一つです。

みなさんも冬になったらぜひチャレンジしてみてくださいね!

<終わり>

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リッキー
鮮魚アドバイザー・刺身インストラクター・現役水産バイヤー 30年間培った鮮魚の販売、加工、管理技術を初心者に向けてわかりやすく解説。 なかなか教えてくれない秘技裏技も惜しげもなく公開。 一般向けにはみんなが笑顔になるお刺身の作り方ご案内。 すべてが魚食好きの人のために!日夜リアル、WEBで奮闘しています。 有限会社西村研究室(水産コンサルタント事務所)所属