この色彩鮮やかな魚が市場に並んでいました。
ベラの仲間のキュウセンでした
正確にいうと一箱にいろいろな魚が入っていてそこに入っていたがこの魚でした。
いわゆる「まじり」の魚でした。
そもそもこのキュウセンは食べられるのでしょうか?
市場で売っているということは食べられるのでしょうけど、一体いくらなのか?
いろいろ気になったので調べてみることにしました。
キュウセンの基本情報
分類 | スズキ目ベラ科キュウセン属 |
名称 | キュウセン |
別名・地方名 | アオベラ |
英語名 | Multicolorfin rainbowfish |
学名 | Parajulis poecilopterus(Temminck et Shlegel,1845) |
分布 | 海水魚 音帯域 岩場に近い砂底 |
主な漁法 | |
備考 | ・関東ではあまり食べないが関西ではよく食べられる。 ・メスがオスに性転換する ・体表に9本の線があるようにみえるのでキュウセンというと言われる ・釣りの外道で釣れる |
キュウセンはどんな魚?
このキュウセン岩場に近い砂地に住むということですが昔釣りをして釣ったことがあります。
その時は外道だったので捨ててしまいました。
ただ調べてみると面白いことがいろいろわかりました。
この緑色のキュウセンはメスがオスになったものということです。
キュウセンは性転換する魚
キュウセン(上の写真)はメスのベラが性転換してオスになったものということでした。
最初は全てメスでその中の一部の大きい個体がオスになるそうです。
すごいですね。
確か甘エビはオスの一部がメスになるんでしたね。
キュウセンはその逆です。
そして
①メス → オス になるもの (緑色の体色に黒い線がある)
②もともと オス (メスと似たような姿)
の2種類あるということもわかりました。
なんでそうなるかは詳しくはわかりませんが種の保存のためにはその方が都合がよかったのでしょう。
で、食用にもなり、関西で好まれる魚のようです。
おいしい食べ方は?
このキュウセン食用になるということですがどんな料理がいいのでしょう。
結構ヌメリがあるの調理は大変そうですね。
ちょっと塩焼きで食べる勇気はないですが実際はどうなんでしょう。
市場の人に聞いたら南蛮漬けがおいしいとのことでした。
なるほど南蛮漬けならおいしそうです。
癖がないということなので天ぷらとかにしてもおいしそうです。
キュウセンはどのくらいの相場になるの?
これを実際買った人に値段を聞いてみました。
そうしたら、まじり一箱で100円とのことでした。
箱100円?!
あまり聞いたことない値段です。
ほとんど、タダみたいなものということです。
とりあえず持っていってくれ!っていうことでしょうか?
普通市場では買った魚の値段は教えてもらえないのですがさすがにこの値段なので話のネタに教えてくれたという感じです。
確かその中にイサキもいたはずです。
販売用というより市場関係者の夕飯のおかずみたいな感じなんでしょうね。
地域にもよるのでしょうが北陸ではそんなもんかもしれません。
そもそも市場に並ぶこと自体がすごいことなのかもしれません。
最後に
たまにこういった変わった魚を見るのも楽しいです。
どうやって食べるのかなとかどんな値段なのかなといろいろ思いながら見ています。
市場に並ぶということは食べられる魚ということなのでしょうがたまにこんなの食べられるのか!というような魚を発見するとワクワクしますね。
その度に色々調べてみると新しい発見があったりしてなんか知識が広がるような気がしていいものです。
また、変わったお魚見つけたら報告します。
参考サイト ぼうずコンニャク市場魚貝類図鑑
<終わり>
子供の頃釣った記憶が思わずよみがえりました!