釣りをされる方にとってこのめじなは馴染み深い人気の魚だと思います。
しかしながら市場流通においてはそれほど価値が高い魚ではありません。
定置網でとれる新鮮なめじなが入荷します。
やはり黒っぽい魚というのは地味に見えるからでしょうか?
店頭においても売場が映えないのであまりバーンと並べるような魚でないです。
ただ、昔から身近に食用とされてきた魚として一応は押さえておきたいので今回取り上げてみます。
めじな(グレ)の基本情報
分類 | スズキ目メジナ科メジナ属 |
名称 | めじな |
別名・地方名 | グレ |
英語名 | girella,largescale blackfish |
学名 | Girella punctata Grey,1835 |
分布 | 海水魚 日本全国各地の浅い岩礁域 |
主な漁法 | 定置網漁、釣り |
備考 | ・40cmほどの大型もある ・磯臭さがでるときがある。 |
めじな(グレ)はどんな魚?
定置網に入ったものが朝どれなどで入荷すると言った感じです。
正直、売る立場としては味にクセがあるのであまり好きな魚ではありません。
ヌルミもあったりしてあまり扱いたくない魚の一つです。
釣れたもの家庭で刺身や塩焼きにして食べるといった魚だと思います。
なので入荷したら刺身用皮むきか一部刺身にして売ってしまいたいという感じです。
おいしい食べ方は?
刺身にもなる魚です。
大型のものは結構脂ものっていたりして美味しそうです。
たまに磯臭いものが混じるのでそこはちょっと我慢といったところです。
塩焼きや煮付けにしてもそれなりにおいしいものです。
どうやって売る?
定置網が盛んな地域では日常的に入荷すると思います。
イメージとしては夏から秋にかけて入荷するという感じです。
底曳網漁が中心の地域では他の魚に押されて入荷してもあまり売れてないようです。
ただ入荷した以上はお金に買えないといけないので無理無理刺身やサクにして店に出すといった感じです。
ただ、釣りをする人を中心に馴染み深い魚ではあるので一定の購入層はあります。
とにかく、そんなに高い値段を設定せずに早く売ってしまいたい魚です。
最後に
釣り好きにはこのめじな(グレ)は大切な魚ですがお店的にいうとちょっと扱いが雑になる魚と言えるかもしれません。
脂ののっためじな(グレ)はそれなりにおいしいのでそこは見極めて扱いたいです。
店で買う魚というより釣って楽しむ魚の典型例と言えるでしょう。
参考サイト ぼうずコンニャク市場魚貝類図鑑
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<終わり>
脂ののったものは刺身でもおいしいです!