春先の刺身にするイカとしてはこのヤリイカが人気です!
胴体が細長く先が尖っているので槍に似てるということで槍烏賊と名付けられています。
3月の後半から4月上旬に入荷する春のイカとなっています。
ヤリイカの基本情報
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分類 | ツツイカ目ヤリイカ科ヤリイカ属 |
名称 | ヤリイカ |
別名・地方名 | 槍、槍烏賊 |
英語名 | Spear squid |
学名 | Heterololigo bleekeri(Keferstein,1866) |
分布 | 日本列島沿岸 |
主な漁法 | 釣り、底曳網漁 |
備考 | ・春のイカ |
ヤリイカはどんなイカ?
西の槍、東の紋甲というように関西ではヤリイカが、関東ではモンゴウイカが好まれると言われています。
西日本でヤリイカは水揚げ多いようです。
大きいサイズはしっかりとしたお刺身になります。
小さいサイズは煮付け用にパックされて販売されることが多いです。
非常に柔らかいイカで芋と相性がいいようで里芋やじゃがいもと一緒に煮付けにされたりします。
釣りをされる方はどうでしょう。
やっぱり春先にたくさん釣れるのかな?
活ヤリイカの泳ぐ姿 〜YouTube
ヤリイカとアニサキス
ヤリイカにアニサキスがいるのか気になります。
結論からいうと比較的心配ないイカだと思っています。
海の中の食物連鎖が関係しているのでヤリイカにもアニサキスがいてもおかしくありません。
しかし実務上あまりアニサキスを見ることも少ないです。
ただたまに市場に来る魚屋さんがヤリイカにアニサキスがいたという話をしているので注意が必要だと思っています。
全くいないと断言できない以上、刺身をする際はやはりアニサキスがいるものとして見ていかなければいけないでしょう。
\ アニサキスについては下の記事が詳しいです /
入荷時期
2022年でいうと4月入ってから安定して入荷しているといった感じです。
赤イカが始まる6月ごろまで入荷するのでしょうか?
ヤリイカの相場感
ヤリイカは小売価格で1,000円超えない方が売りやすいです。
最近は高くなっているように思います。
ヤリイカの捌き方
ここで少しヤリイカの捌き方を写真で見てみましょう。
まず、胴体の上に包丁で切れ目を入れましょう。
包丁を軽く押し当てるのでないと反対側まで切れてしまうので注意しながら切ってください。
切ったところに手を入れてゲソを外します。
スミは少ないですが破ると大変なので慎重に動体を外しましょう。
一緒に軟骨も外します。
次に、イカの内側をきれいに掃除します。
流水で流しながら膜やゴミをキレイにします。
ヤリイカは比較的やりやすいと思います。
内側をキレイにしたら次に皮を剥きますが先にこのスソを切り落としておきましょう。
これをするとしないのでは作業のはかどりが違います。
次に皮を剥きます。
エンペラ(耳)のあたりから皮の中に親指を入れて貫通させます。
皮と身の間です。
こんな感じで頭の方から皮と身を離していきます。
途中こんな感じになります。
ここまできたらそれぞれをしっかり持って皮をしたの方に引っ張って剥きます。
ハイ、皮が剥けたら濡らさないようにトレーやバットに置いておきましょう。
皮の剥き方は以上です。
ヤリイカはどんな味?
刺身にすることが多いイカです。
身がシコシコして歯応えもある鮮度感を感じられるイカといえるでしょう。
火を通すとむしろ柔らかいイメージです。
ヤリイカ煮付け
火を通しすぎると固くなるのでフワッと炊いてください。
火はすぐ通ります。
味醂を入れると硬くなるので甘味は砂糖でつけてください。
とっても柔らかいですよね〜!
まとめ
ヤリイカも似たような品種のイカがいたりしてなかなか難しいです。
また、赤イカの小いかをヤリイカといったりする地域もあったりしてややこしいです。
大きいのはわかりやすいです。
<終わり>
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