高知のブリぬたってご存知ですか?
彩鮮やかな緑色したぬたをブリにかけて食べる高知の郷土料理です。
ぬたといえば普通は黄色をイメージすると思います。
ところが高知のぬたは緑色なんですよ!
実際に作ってみましたので紹介したいと思います。
その結果は?
どんなお味だったんでしょうか?
目次
高知の「ブリぬた」がTVで紹介されました

以前TVの「秘密のケンミンショー」という番組で高知のある地方で「ブリぬた」という食べ方があるのが紹介されていました。
それが結構自分の中ではインパクト強かったのを覚えています。
というのもブリぬたが強烈な色彩だったのでその色をみてノックアウトされてしまいました。
ぶりといえば北陸でしょうが高知でも当然ぶりが取れますね。
時期によってぶりも脂がない時があってそんなときにこのブリぬたにして食べるとおいしいということでした。
さすがにリッキーもぶりにそんな食べ方があるのかと知ってビックリしたことを覚えています。
そしてその「ブリぬた」を食べてみたい!と思いました!
とにかく葉ニンニクを擦り下ろして酢味噌に混ぜた「ぬた」の色が強烈でした。
鮮やかな緑色をしていたのです。
辛子酢味噌、酢味噌は黄色のイメージ。
それをあざやかな緑色のぬたがぶりにかけられるのですからその映像はまさにショッキングなものでした。
それもたっぷりかけて食べるというのですから異次元空間カルチャーショックですね。
でも実にうまそうに見えたのです。
ブリぬた作るとして葉ニンニクをどうやって手配するか?

となると、どうしても食べたくなるのが人情です。
いわんやお刺身研究家のリッキーとしてはなんとしても食べたい!
ということになるわけです。
もちろん北陸には売っていません。
で、実際に自分で作ってみることにしました。
ただ大きな問題がありました。
一番味の決め手となる「葉ニンニク」が北陸ではなかなか手に入らないという問題です。
一応同じような色のニラやわけぎでできないものかと思いましたがダメなようです。
実際何回目かの時にニラもわけぎもやったこともあるんですがぶりぬたのあの味わいは出ないどころかまずくて食べれませんでした。
やっぱり葉ニンニクでなければならないようです。
結局金沢の中央市場にあるということで青果担当者に手配してもらって解決したのですがぶりぬたに葉ニンニクが必須であることがわかりました。
そんなこともあってみなさんが葉ニンニクを手配するときにはどうしたらいいのかということですが、一応ネットで買えるところ探しましたので紹介しておきます。
ごめんなさい。実際リッキーネットで買ったわけでないのであくまで情報提供という形になります。
すみません。ただ、みなさんもいつもご利用されているAmazonや楽天での取り扱いなのでそんなに心配ないのかなと思います。
ギノー味噌 土佐のぬた
これが一番無難だそうです。
高知のスーパーではブリの刺身用サクに必ずこれがついているそうです!
SHOP KEYYA 本場土佐の手造りぬた3袋
色もあざやかなのでこれもよさそうです。
直販サイト
生の葉ニンニクは直販サイトでないと手に入らないようです。
にんにくのよしだ家 生の葉ニンニク
にこにこ農園 生の葉ニンニク
アースエイド 葉ニンニクの加工品、ソース。
とりあえず、葉ニンニクを手に入れられる手段が確認できました。
実際にぶりぬた作ってみましょう!
どんなものに仕上がるか楽しみです。
自家製ぬた(葉ニンニク入り)の作り方 〜ブリぬたレシピ

公開調理教室でもやったやり方で紹介します。
結論からいうとあまりに美味しかったのでお店の公開調理教室で紹介しちゃいました。
で、そこで食べた方々も絶賛ということでした。
本当においしいんですね。
なので、今回は一から自家製ぬたの作り方を紹介していきますね。
新鮮な生の葉ニンニクを使った作り方です。
失敗を繰り返して作り慣れたやり方なのでみなさんも作りやすい内容となっているはずです。
準備するもの

次のものをご準備ください
- すり鉢
- 棍棒
- 葉にんにく
この3点です。
材料

まずはぬたを作ります。
用意してほしいものです。
- 白味噌(讃岐白味噌) ・・・ 大さじ3つ
- 葉ニンニク(刻んだもの) ・・・ 大さじ3つ
- 酢(穀物酢でよい) ・・・ 大さじ1つ
- 砂糖 ・・・ 小さじ1つ
- レモンまたはスダチ(果汁) ・・・ 1カケ
あと、すり鉢、すりこぎを準備してください。
実際に写真を見ながら「ぬた」を作ってみましょう。
ぬた(葉ニンニク入り)の作り方

次の順に作ってください。
- 葉ニンニクを適当な大きさに切り刻んでおく
- すり鉢に味噌を入れる
- その中に刻んだ葉ニンニクを投入する
- すりこぎでゆっくり葉ニンニクを形がなくなるまですりおろす
- ある程度すりおろしたら砂糖とレモンかスダチのか果汁を絞りいれる
- 再度すりおろして味を確認調整する
- あざやかな緑色のぬたの出来上がり

いい香りがしてきます。
これをぶりにたっぷりかけて食べるんですね。
ぶりぬたを造ろう!

では、早速ぶりぬたを作りましょう!
今回は養殖ぶりを使いました。
刺身用サクどりにしたものです。
写真は脂ののった腹身の部分ですが、本来ぶりぬたは脂のないぶりをおいしく食べるために考えられたものですから赤い身をしたところでも大丈夫です。
天然ぶりが脂のってないもので十分なのです。
生活の知恵って素晴らしいですね。
刺身するのと同じように切ります。
刺身の切り方は以前に紹介しているのでこちらをご覧ください。
↓ ↓ ↓
はい、切りました。

横に飾り包丁が入っているのはぬたが身に染み込みやすくするためです。
皮が硬いものや脂が強くてタレ醤油をはじきそうな場合にこうやって飾り包丁を入れます。
この刺身に先ほど作ったぶりぬたをたっぷりかけます。

Tremendous!Pretty delicious!The best taste!
This is the best sashimi I’ve ever had in my life!
ん〜! 最高においしいよ!
緑greenのぬた(葉ニンニク入り)もっとかけてもいいかなって感じです。
葉にんにくが多すぎるとこうなる

上の写真はちょっと緑色が濃かったです
別に失敗というわけではないですが葉にんにくの量が多すぎて濃くなってしまいました。
ちょっとドギツイ色かもしれません。
本来は脂の落ちた天然ブリを使う

ご当地では脂の抜けた春先の天然ブリを使うのが本当のようです。
赤い身をしたヤツですね。
最後に
いかがでしたか?
天然ぶりの腹トロをわさび醤油で食べるのもおいしいですがこのぶりぬたも同じくらいおいしいと思います。
このぶりぬたの方が
- 時期を問わない
- 地域を問わない
ことから活躍する場面が多そうです。
ぜひ、葉ニンニクを常備しておきたいですね。
ちなみに生の葉ニンニク自体 すき焼きや炒め物にして食べるとおいしいです。
長ネギとはまた違った美味しさです。
ここで終わりとしようと思いますが、
リッキーここで考えるのは、
ぶり以外でこのぬた(葉ニンニク入り)があう刺身がないだろうか?
ということです。
あくなき探究心がジッとしてくれない今日この頃です。
今度挑戦してみます。
ちょっと意味がわかりませんが今回はこれにて終了とさせていただきます。
長文ご精読ありがとうございました。
<終わり>
土佐国(高知)のスーパーでブリの刺身を買うと、ほぼ確実に「ギノー味噌 土佐のぬた」が入ってますよ
(シイラとかの刺身に付いてくる事も)
わさび+醤油だとむつこい
ヌタだとあっさり
後、「すまき 高知」でぐぐるとかまぼこの棒状のやつが出てきます
(高知にしかないみたい)
実際の大きさは、親指程度+10cm程
かまぼこより柔らかくて、かまぼこより味の薄い番
文月さん、貴重の情報ありがとうございます。
ギノー味噌の土佐ぬたがよく使われるんですね。
魚はやっぱり地域によっていろんな食べ方があるんですね。
北陸ではわさび醤油しかないので
このヌタ食べたときは本当に美味しいと思いました。
すまき初めて聞きました。とても興味あります!
調べてみますね!
これからもご愛顧のほどよろしくお願いします。