
ヒラマサはブリによく似ています。
私自身も最初の頃は外見で区別つきませんでした。
結構恥ずかしい思いもした記憶あります。
おろしてみるとブリとカンパチを足して2で割ったような身質をしています。
どう見分けるのでしょうか?
まずはヒラマサがどんな魚か見てみましょう!
目次
平政(ヒラマサ)はどんな魚?
平政(ヒラマサ)は夏のイメージが強い魚です。
ちょっと平べったく体の中央に黄色い線が入るので慣れるとすぐわかるようになります。
体型と色合いですね。
見た目はブリそっくりで魚屋の新人君はまずブリと見分けがついてないと思います。
ブリは養殖されているので年中流通していますが、平政(ヒラマサ)は養殖もされているのでしょうけど基本天然物なので夏に使うことが多いイメージです。
九州ではお節料理に欠かせないと言われています。
平政(ヒラマサ)の基本情報
分類 | スズキ目アジ科ブリ属 |
名称 | 平政(ヒラマサ) |
別名・地方名 | マサ、ヒラス |
英語名 | yellowtail anberjack |
学名 | Serial Ialandi Valenciennes,1833 |
分布 | 日本全国各地 九州方面が多い |
主な漁法 | 釣り、定置網漁 |
備考 | ・ぶりより平べったく中央の縞が黄色いのが特徴。 ・外見からはわからないサシ(寄生虫)が入ることがあるので非常にリスキーな魚でもあります。8入とかだと必ず1本はダメなイメージ。 |
寄生虫に当たる確率が高くて嫌になる魚 魚屋泣かせ

夏になるとひらまさが活躍します。
ぶりより身が変色が少ないということで暑い時期に刺身として扱う機会が増えます。
ただつくづく思うのはヒラマサはサシ(寄生虫)がいなければ扱いやすい魚だと思います。
しかしながらサシ(寄生虫)がいる確率が高いと思っています。
上の写真のように入っています。
8尾入りだとそのうち1本は必ず寄生虫がいて使えないことがよくあります。
寄生虫がいる場合基本的に廃棄となると思いますが、中には焼き魚にして出す店もあるのは事実です。
皮を剥いたらやはりその日限りでしか刺身用としては使えません。
翌日使用はNGできません。
平政(ヒラマサ)とブリとの違いはコレ!決定版


口元が角張っているのがブリで、ちょっと丸みを帯びているのが平政(ヒラマサ)という言い方もします。
ただそれだけではわかったようでわからないというのが本音です。
横に走っている黄色い線もヒラマサの方がはっきりしているような気がします。ただ、ぶりも黄色い線がはっきりしているので区別つかないときがあります。
慣れてくると平政(ヒラマサ)体型が平べったいので区別できるようになります。
尾の形でもわかる場合があります。
とはいえまだはっきりわかり切ってないですね。
【ブリとヒラマサ一瞬で見分ける方法】
これは市場の人から一目でわかる見分け方教えてもらいました!
なかなかその見分け方が秀逸で目から鱗が落ちる思いで聞きました。
それは黄色い線にヒレがかかっているかどうかで見分けるやり方です。

ブリもヒラマサも体表中央に黄色い線が走ります。
黄色い線にヒレが大きくかかっているのがヒラマサ(上)
ヒレが真ん中の線にかかるかギリギリのところにあるのがブリ(下)
ということです。
上の写真を見たら確かにすぐにわかりますね。
美味しい食べ方
基本的にぶりと同じですが平政(ヒラマサ)特有のおいしさというものがあります。ブリとカンパチの中間のような味といったら語弊あるでしょうか?
さっぱりしたブリといった感じです。
基本的な料理方法は、
刺身、塩焼き、照焼きです。
その中でも刺身が中心だと思います。
またカンパチと同じで焼いても煮てもおいしいともいます。
たまたましたことがなかったです。
仕入れ買い付けのポイント
仕入値k800円以下の時しか買わないことにしています。
なぜか1箱に1尾だけサシ(寄生虫)入ることが多いので8尾入りの箱などを選ぶとよいでしょう。リスク分散という意味です。
商品の特性・位置付け
色変わりしにくいので暑い時期のブリの代用品として利用することがある。
夏になるとこのひらまさが美味しく感じる。
九州では正月にこのひらまさを食べる習慣が残っている。
ギャラリー



夏になると食べたくなる刺身です。
最後に
夏になるとこの平政(ヒラマサ)が活躍する季節です。
ムシムシした中でこの平政(ヒラマサ)の刺身が無性に食べたくなるのはなぜでしょうか!
おいしいお刺身食べたいですね!
<終わり>
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