昆布締め食べてますか?
春は白身の魚も安くなって昆布締め作りも楽しめる時期です!
なんといっても自分で作った昆布締めの美味しさは格別です。
こんな旨いものあるのか!って叫びたくなるほどです!
ただ自分で作ったものなので消費期限がありません。
昆布締めってどのくらいもつのでしょうか?
刺身と考えれば1日でしょうがそんなに短いものなのでしょうか?
毎日昆布締めを販売しているリッキーが実際に経験したところを紹介しながら昆布締めの食べ頃、消費期限について解説してみたいと思います。
※一番最後に昆布締めの美味しい魚の紹介や作り方についても紹介しています。あわせてご覧ください。
なぜ昆布締めにするのか?
刺身でもおいしいものをなぜわざわざ昆布に巻いて食べるのでしょう?
昆布じめを食べる習慣のない土地の人からは、
「なんで新鮮なものをわざわざ古くするんだ」
という声も聞こえたりします。
こういう声に対しては新鮮な刺身も食べれるけどあえて昆布じめにするのです。
と言い返しておきましょう。
刺身本来の味プラス昆布の風味がついておいしいからということです。
脂のない刺身を昆布で巻くことによって味わいが増しさらにおいしくしてくれるということです。
しかしながら実は理由はそれだけではないのです。
もともと昆布じめは保存食で日持ちさせるために作られたものなのです。
通常の刺身が当日しか可食に適さないところ昆布じめはより日持ちさせられるのです。
なぜ保存食なのかというと、昆布が刺身の余分の水分を吸い取ってくれて菌の繁殖に必要な水気を奪い取ってくれるからです。
腐敗に必要な水分を奪い取ってしまうので日持ちがするということです。
昆布というのは非常に強い吸水性があります。
実際消費期限切れた商品を開けてみたりすると、カラカラまでとはいいませんが結構水分の抜けた状態になっています。
余分な水分がないということは雑菌の繁殖もしにくいというとでもあるのです。
なので、それなりに日持ちするといえます。
昆布締めの消費期限
とはいっても具体的に何日くらい日持ちするものでしょうか?
答えを先にいうと作ってから4、5日は日持ちします。
実際1週間ほどたったった昆布締めを実際食べてみました。
干からびた感はありましたが問題もなく食べれました。
それなりな美味しさもありました。
ジャーキーみたいなといったほうがわかりやすいかも知れません
ただ3日目くらいが一番おいしいということです。
本当は〇〇日までとはっきり日をいってあげたいところですが、天然魚の場合は捌く前の状態も様々なのでどうしても幅を持たせていうような感じになります。
リッキーさん、もう少し覚えやすいように言ってほしい!ということなら次のように考えてみてください。
昆布に巻いて出来上がる次の日を基準にその日をいれて4日以内(D +3)
というように覚えてみてください。
これが一番わかり易いと思います。
菌の関係でいうと作る際に昆布を酢で拭いて柔らかくしますがこの酢が雑菌をやっつけてくれるので心配ありません。
なので家庭ではしっかり酢で昆布を拭くという過程が大事なのです。
この過程もいれて4日以内D+3なのです。
日本酒のアルコールで殺菌という人もいますが私はやったことはありません。
火をかけるものならともかく生臭みが出ないのでしょうか?
アルコール度数も高いのでちょっと気になります。
いずれにしてもこれらは冷凍をかけずにそのままチルド状態で置いておく場合の消費期限です。
昆布締め5日以上保存したいときは冷凍をかける
もしそれ以上保存したいときは冷凍をかけることをオススメします。
目安としては作ってから5日以上保存したいときです。
作って一日寝かせて出来上がってすぐに冷凍かけてください。
1日寝かせれば昆布の風味と馴染むので十分です。
昆布じめを作って完成させてからラップに包んで冷凍庫に入れればいいでしょう。
その時のポイントは空気が入らないように密閉するということです。別に容器まで入りませんが巻くときに密閉を意識するしてください。なんでも空気に触れると劣化早いものです。
冷凍庫で二週間くらいは持ちます。
開閉頻度が少なければ一ヶ月でも持つでしょうが、家庭用は開け閉め結構するので短めに考えた方がいいでしょう。
で、食べる前日に冷蔵庫に移しておけば美味しく食べられます。
解凍は先ほども申し上げましたが、前日に冷蔵庫へ移してゆっくり解凍するようにしてください。
丸一日かけてゆっくり解凍をオススメします。
流水などで急いで解凍すると水っぽく感じますのやめましょう。
せっかくの手作りが美味しくなくなって残念な思いをします。
ここで注意したいのはギリギリの4日目に冷凍をかけるのはやめてほしいということです。冷凍をかけるなら作った翌日に冷凍かけてほしいです。
鮮度が落ちるギリギリになってから冷凍をかけるのはオススメしません。
あくまで冷凍をかけるのは鮮度いいうちにするというのが原則です。
これはどんな魚介類加工品も同じです。
まとめ
昆布の給水力はすごいですね。
昆布が余計な水分を吸収し雑菌も繁殖しにくくなるからそのまま日持ちにつながるわけです。
しかも魚の味わいと昆布の旨味がコラボするわけですから昆布締めって奇跡と食べ物といえるのではないでしょうか!
おいしいわけですね。
さあ、次の昆布じめなに作ろうかな!
<終わり>
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