北陸でイシモチと呼ばれる魚は標準和名シログチです。
クセのない白身でそれなりにおいしく買いやすい魚です。
韓国料理にも使われることが多いです。
鹿児島方面からの入荷が多いが最近は入荷が少ない。
能登でも獲れたりします。
色変わりもしないので魚屋としても扱いやすい魚です。
イシモチ(シログチ)の基本情報
分類 | スズキ目ニベ科シログチ属 |
標準和名 | シログチ |
別名・地方名 | イシモチ、ニベ |
英語名 | Silver croaker |
学名 | Pennahia argentata(Houttuyn,1782) |
分布 | 海水魚 |
主な漁法 | 底曳網漁 |
備考 | ・ググッと鳴く |
どんな魚?
イメージでいうと安い魚です。
安いから売れるという感じです。
なければないで特に問題ないので高いときはあえて買わなくてよいです。
開いて塩をすると見栄えがして付加価値をつけられるかもしれません。
おいしい食べ方は?
簡単に食べるなら塩焼きがオススメ。
料理の仕方によってはたいへん豪華ものになります。
あっさりとタンパクな味なので油やバターを使った料理と相性が良さそうです。
韓国料理でもよく使われるようです。
基本刺身にしません。
この魚をわざわざ刺身で食べなくても他に刺身のおいしい魚はいっぱいあるということだと思います。
イシモチの売り方
イシモチは見た目鮮度劣化がわかりにくいのでシケなどで魚が少ない時に重宝する魚です。
多少在庫しても色変わりしないので仕入れる際は品質に注意が必要です。
もともとそんなに高い魚ではないので扱いやすい魚といえます。
いろんな料理できるのですがそれも面倒なので簡単に塩焼きでいいですよといって売った方が売りやすいと思います。
また、蒲鉾の原料になるよといったところで実際にかまぼこにする人はあまりいませんので単なる情報提供にしかならないようです。
とはいえ一度自分やってみる価値はあると思います。
開いて塩して売ったら結構よく売れます。
最後に
4番を打てる魚ではなくどちらかというと8番バッター脇役です。
魚の少ないときにものを見て上手く使いたいものです。
参考サイト ぼうずコンニャク市場魚貝類図鑑
都度情報追加していきます。
<終わり>
揚げたイシモチを野菜あんかけにしてもおいしいですね。