あさり、しじみから見るとハマグリは出番が少ないかもしれません。
おいしい貝で上品な味わいは絶品なのでお店ももう少し置いたほうがいいと思います。
中国産のハマグリはあるのですがどうしてもイメージは悪いようで売れないので最近は結果的にハマグリが置いてないという事態になっているようです。
ただ、中国産は安いといえば安いので特に国産にこだわる地域以外ではまだまだ需要があるようです。
もう少しハマグリのことを見てみましょう。
ハマグリの基本情報
分類 | マルスダレガイ目科属 |
名称 | ハマグリ、蛤 |
別名・地方名 | チョウセンハマグリ、シナハマグリ |
英語名 | Asiantic Hard Clam |
学名 | Meretrix lusoria(Roeding,1890) |
分布 | 海水貝 |
備考 | ・浜にあって栗に似ているから浜栗。 ・国内で流通するのはほとんどチョウセンハマグリかシナハマグリと言われている。 ・ボンビノスをシロハマグリといってハマグリの仲間にすることもあるが小売りでは区別して表示している。 |
ハマグリはどんな貝?
殻の厚い貝です。
水から出しても結構長い間生きています。
流通する貝の中では最も生命力が強い貝といえます。
ということは品質も安定しているので現場でも扱いやすい貝といえます。
このハマグリで苦情がくるということは少ないと思います。
冷蔵庫に置いておいても4〜5日はもつように思います。
現在ボンビノスで売られている貝も昔はシロハマグリと呼んで売られていたことがあります。
>>ハマグリの殻がぱっくり開いてしまりまらないときは処分したほうがいいですか?
ひな祭りとハマグリの貝合わせ
ひな祭りでハマグリが売られるのはなぜでしょう?
二枚貝というのは同じ貝同士でないと殻がピッタリと合わないもの。
特に殻のしっかりしたハマグリは貝殻を合わせやすいので昔はその殻をいくつか集めて貝合わせをして遊んだといわれています。
女の子が将来二枚貝のようにピッタリとあう人と夫婦になってほしいと両親の願いを込めてハマグリを食べるのが習慣になったんですね。
おいしい食べ方は?
やっぱりお吸い物で食べることが多いでしょう。
酒蒸しも非常に美味。
焼きハマグリも美味しい。桑名の焼きハマグリが有名ですね。
その手は桑名の焼きハマグリ。桑名=食わないが掛詞になっているんですね。
浜焼きで使われることもあるが非常に高価なのでアオサ貝などの代用貝が使われることが多いです。
江戸前鮨の煮ハマグリは煮切りをつけて食べたら最高ですね!
考えただけでお腹が空いてきました。
どうやって買う?
パックされて販売されることが多いです。
値段でいうと中国産がg98〜138円ほどが普通だと思います。
国産は今めちゃくちゃ高いです。
g 398円なら今やすく見えてしまうほどです。
どうやって売る?
写真のように対面皿盛りで売られていると新鮮そうに見えますね。
リッキーこんなの見るとテンション上がります!(笑)
実際パックするのに比べて3倍ほど売れるんでしょうね。
ハマグリは売上を稼ぐというよりは品揃えです。そういう意味では無理しないことです。
国産は1kg単位でもらえるようにすべきです。昔は5kg箱でしか売ってくれませんでしたが最近では分けてくれるところあります。
ちなみに中国産は2kgネットが基本です。
最後に
おいしい貝ですが最近国産ものがとても高いのが難点です。
中国産の信頼がもう少しあれば売場からなくなるということはないのにといつも思います。
今年こそはハマグリの浜焼き食べたいな!
参考サイト ぼうずコンニャク市場魚貝類図鑑
<終わり>
本当に中国産ハマグリ売れなくなりましたね。