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晩春に自分でさばいて刺身にしたい魚7選【北陸編】一年で最も魚種が豊富な時期

毎年5月のゴールデンウェーク終わってからは天候の良い日も続き魚の水揚げも多くなる時期です。

お魚好きにとっては魚が買いやすく嬉しい時期です。

高級魚なども相場が下がったりしてとても安く買えたりします。

とはいえ、のど黒やキンメ、マハタなどはもともとのお値段高いですから下がったと言ってもなかなか庶民の口には入らないでしょう。

特にこの時期オススメのお刺身になるお魚紹介してみたいと思います。

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お刺身になるお魚オススメ7選 5月下旬

GW終わった後、梅雨に入る前の新緑が眩しい季節におすすめのお魚です。

寒い時期と違って陽気も暖かくなり少し冷んやりしたものが食べたくなる時期です。

天然真鯛(さつき鯛)

なんと言っても5月は天然鯛ですね。

産卵のために岸近くに寄ってきますので大量に水揚げされ相場もガクンと下がる今が狙い目。

財布にもやさしいし美味しいしどんな料理にも合うお魚としてこの天然鯛に勝るものは今の時期ないでしょう!

鯛飯もいいですがやっぱりお刺身ですか!

買いときのポイント

  • 予算が許す限り大きめの鯛を選ぶのがポイントです。
  • 2kgくらいまでなら大きめの鯛が脂のって美味しいものです。
  • 逆に安いからと言って小さい鯛は刺身用として選ばない方がいいでしょう。いずれにせよ安いですから。
  • お腹が張ったものは選ばないこと。空気か卵です。卵もつと身質が悪くなります。刺身としてはお腹スッキリした方が良いです。

この時期天然真鯛は食べておきたいところです!

真あじ

次はアジがオススメです。

真アジですね。

真あじの旬は6月ですが5月中旬から地物が上がってきます。

ここからが美味しくなる時期です。

要チェックですね。

こんなお刺身見るとやっぱりアジ食べたくなります!

買うときのポイント

  • 背中がもっこりしているものを選ぶと美味しい。
  • 脂がのっていると黄金色に近い色になるのでそういうのがおすすめ。
  • 地物以外では山陰ものが良い

ぜひ生姜醤油でお召し上がりください!

柳ばちめ(ウスメバル)

忘れてならないのがこのメバルです。

北陸ではハチメという言い方をします。

今までいい値段していたこの柳ばちめもここで一気に値段が下がります。

この時期丸々太った柳ばちめもよく見ますがとても美味しそうです。

塩焼きもいいですが、安い時には刺身でいかがですか!

買うときのポイント

  • 背中がもっこりしているものを選ぶと美味しい。
  • 今の時期はハズレも少ない
  • 日持ちするので2、3日経っても刺身で食べられる。
https://sakananosa.com/about-fishes/early-summer-fish/yanagibatime-may/

このツヤを見ると食欲をそそりますね!

ぷりぷり食感が特徴です。

甘鯛

甘鯛も漁が増えてきます。

柳ばちめほどではないですがやはり甘鯛も値段が下がります。

上品な甘味がなんとも言えない美味しさです。

もともと身のやわらかい魚なのでそのまま刺身と言うよりは少し炙るか塩をして水分を抜いてから食べた方がと美味しいと思います。

個人的にはのど黒の方が好きですがのど黒はなかなか値段下がらないので甘鯛をおすすめ7選に入れました。

甘鯛の昆布〆め自家製ジュレがけ

買うときのポイント

  • 背中がもっこりしているものを選ぶと美味しい。
  • 全体がピンとしているものを選ぶ
  • 目には寄生虫がついているものがあるので食べることはないと思いますがそういうのは避けたいです。

甘鯛を選ぶ人は結構な魚通だと思っています。

非常に繊細な魚ですね。

赤いか

早くも赤いかが入荷し始めます。

これも5月下旬はまだ走りですが今年は出始めが特に早いようなのでおすすめに入れました。

地物の生きた赤いかが今年は特に安いです。例年こんなことはありませんのでチャンスです。

いかの中では一番美味しいものと思いますので今からその美味しさを楽しんでください。

買うときのポイント

  • 素人の人は赤々したもの選びがちですがその前の白い生きた赤いかを選んでください。ただ赤々した方が値段は安くなっているのですぐ食べる人はそれでもいいのかもしれません。
  • 本来今の時期は山口山陰ものが出回る時期です。鮮度管理がしっかりしているのでおすすめです。
  • 真夏の暑い時期の赤いかも美味しいものですが今年に限って言えばスタートが早い分終わりも早くなりそうな気がします。

刺身のいかの中で最も美味しいと言えるのがこの赤いかでしょう!

陽気が温かくなるとこの赤いかの美味しさが際立ってきます!

ふくらぎ

なんで今の時期フクラギ?と言われるかもしれません。

ただメチャクチャ安いです。

今の時期は大きめサイズがお買い得なのでおすすめです。

買うときのポイント

  • 今の時期のふくらぎの選び方はお腹が厚いか薄いかです。腹の身が厚い方が美味しいです。触ってわかるようになればプロ級。店の人に聞くのが一番かな。
  • 石川のふくらぎより福井のふくらぎが品物いいです。
  • 丸物で買うとコストパフォーマンスが上がるでしょう。→参考までに金沢市内で丸魚の鮮度が良いお店はこちら
  • 後でもできてますがふくらぎの昆布〆めは意外と美味しいです。

フクラギが成長して刺身サイズになるんですね。

やっぱりこの時期が一番美味しいと思います。

トラウトサーモン(養殖)

なんでいきなり外人が選ばれるのって感じですね!

今の時期養殖のトラウトサーモンが市場に並びます。

普段は高いですがたまに小さなサイズが安くなる時があります。

そんな時に店にも並べると飛ぶように売れていくのでおすすめに入れました。

また、最近では地方の漁協などでこのトラウトサーモンの養殖が盛んで地名のブランド名がついたトラウトサーモンが各地で取り組まれています。

石川県では西海サーモンと言う名前で流通していますがまだまだメジャーにはなっていないようです。漁協の人頑張れ!って感じですか。うちの店ではしっかり売れてますよ❣️

買うときのポイント

  • 箱に入っている状態ではどれも似たようなものですが大きめを選んだ方がいいでしょう。
  • 養殖なので刺身になりますが一応そう言う表示がされてるのを確認したものを選ぶか店の人に聞いて確認してください。一般のお店はなかなか知識ない人も多いです。

養殖のトラウトは水温が上がる前に池揚げしないといけないという事情があります。

それで相場が崩れるということです。

我々は安く買えるそこが狙い目なのです!

イサキ

最後にあげるのがこのイサキ。

このイサキはこの時期はずせません!

太平洋側ではお馴染みですが正直北陸では知名度低くて売れません。

ですがこの魚の実力は見逃せないと思っています。

梅雨と言ったらこの「いさき」を思い出すくらいです。

6月いっぱい入荷あります。

あじとに同じ時期に美味しい刺身魚としておすすめです。

塩焼きもおいしいと言われています。

この写真を見ると刺身で食べたいくなりますね。

買うときのポイント

  • 背中がもっこりしているものを選ぶと美味しい。
  • 北陸では扱いが少ないので鮮度の確認は念入りにしないといけません。
  • 目を見て鮮度悪く見えるようならやめた方がいいです。
https://sakananosa.com/about-fishes/summer-fish/isaki-2/

塩焼きにしても美味しいですし、刺身にしても美味しいです!

やっぱりイサキといったらこの時期です。

ついでに今の時期(5月下旬)刺身でおすすめしない魚も紹介しておきますね。

一応、5月下旬 今の時期にオススメしない魚も紹介しておきます。

これは食べてはいけないというのでなく、脂がなかったり他の特殊な事情があってオススメしないという意味で考えてください。

真いわし

太平洋側は入梅いわしというくらいでいい時期でしょうが日本海側は身が痩せておすすめしません。

ただ、朝どれという形でたくさん入荷はある時期です。

鮮度はいいですが身が痩せてみるからに美味しくなさそうです。

でもお客さんは地物&朝どれということで売れます。

これがプロと素人の違いなのかなといつも思います。

そして注意しないといけないのはイワシのアニサキス被害が最も増える時期です。

その朝どれでたくさん入荷するということもあると思います。

一昨年も富山の某Aというスーパーや石川県の回転寿司で朝どれいわしの刺身で被害を出ています。

つい最近も津幡のスーパーで出ました。

朝どれ=新鮮=アニサキスいない ← ×

という方程式は成り立たないということです。

刺身にする際は冷凍を2晩するようにというのが保健所から指導です。

1日では足りないようです。

かつお

なんで!と声を上げた人もいらっしゃるのではないでしょうか?

太平洋側の人から怒られちゃいそうですがこれもアニサキス の被害多い魚です。

確かに目に青葉〜。というくらいの今の時期カツオの生食を否定してどうするんだということです。

ここが難しいところなんですね。自己責任で判断してもらえばいいのでしょうがお店としては扱い難いです。

食生活に密接に関わっっている地域の人以外は冷凍のカツオのたたきで我慢しましょう。

鯖も同じですね。まさにアニサキス被害が多い代表魚です。

ただサバについてはもう社会のコンセンサスが確立されているので冷凍にする形でしめ鯖を食べればいいと思います。何度か冷凍解凍しましたがそんなに色の変化も少ないことから冷凍をおすすめします。

ただ、個人的には自分で三枚に下ろした時に完全に目視チェックしてアニサキス を取り除いて生で食べてみようと思います。完全自己責任で。

まあ実の中に入っているものをどうするかという問題がありますがアニサキスが身の中に入ると身の色が楕円に変色するということはわかっていますのでそれで大丈夫か今度やってみようと思います。その時はさかなのさ.comで紹介しますね。

金時鯛

南洋キンメとも言います。普通に刺身で食べる魚ですが結構ムシがついている魚なので仕入れるのは避けています。

皮を剥いたときに血合に沿って米粒みたいな寄生虫がついているときあるので苦手です。

プロの人なら取り除けば人に害のあるものでないので大丈夫なのですが見た目はちょっと引いてしまします。

平政

ひらまさも安定して入っていますが大きいサイズが多いのとこれも通称サシというムシが入っていることが多いので避けています。

長細い米粒のようなサシが身いっぱいに入っているときあります。

人に害があるというよりは使い物にならず廃棄になってしまうところが難点です。

3本入りのところ1本廃棄になったら損して何やっているか分からないので買わないことにしています。

晩春に刺身以外の美味しい食べ方紹介します

なんと言ってもお刺身がオススメですが、せっかくなのでもう少し違った食べ方紹介しておきます。

パッと思いつくところで次3つの料理法がオススメ。

ぬた(酢味噌和え)

さっぱりしてコクがあっておいしいのはこの「ぬた」です。

おすすめのお魚

  • 真あじ
  • 赤いか

簡単レシピ

  1. 魚を皮をつけたまま三枚おろしにする。
  2. 塩ふって約1時間水分を抜き流水で塩を流し、水を切る。
  3. バットに身を並べひたひたになるまで酢を注ぐ。
  4. その中にを1欠けでいいので入れて30分〜1時間
  5. 水気をとったら頭から皮をむく、
  6. 適当な大きさに切る
  7. 白味噌に酢と砂糖を適量入れ混ぜて、レモン汁をしぼる。酢味噌完成
  8. 〆た魚に酢味噌をかけるか、和えれば出来上がり

※注意!もし鯖するならは塩3時間、酢3時間してください。

酢じめ

やっぱり酢じめにすると刺身と違って独特な味わいを楽しめます。

今の時期おすすめなお魚 

  • 真あじ

簡単レシピ

  1. 魚を皮をつけたまま三枚おろしにする。
  2. 塩ふって約1時間水分を抜き流水で塩を流し、水を切る。
  3. バットに身を並べひたひたになるまで酢を注ぐ。
  4. その中にを1欠けでいいので入れて30分〜1時間
  5. 流水で塩を流し、水を切る。
  6. 水気をとったら頭から皮をむく、
  7. あとは適当に切ってお皿に盛ったら出来上がり

※注意!鯖は塩3時間、酢3時間してください。

昆布じめ

1尾買って食べ切れないわという時にはこの昆布じめがおすすめです。

今時の時期おすすめなお魚 

  • 天然真鯛
  • 柳ばちめ
  • 甘鯛
  • ふくらぎ(意外とうまい!)

簡単レシピ

  • 先に昆布を酢で拭いておく
  • 三枚おろしにした魚を一口大に切っておく
  • 昆布に重ねないように並べる
  • 多い時は間に昆布を挟む
  • その上にまたならべる
  • 並べたらラップで包んで、
  • 上にお皿でも重しをして
  • 冷蔵庫で一晩寝かす
  • 次の日出来上がり
  • 多ければそれを冷凍にする
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まとめ

おそらく一年で一番魚が安い時期GWが終わった5月下旬なんだと思います。

今年はいろんな意味で特別でしたが毎年この時期は魚食楽しめる時期なんですね。

魚が湧いてくるって感じ。

そして消費が追いつかないと相場が下がる。

美味しいからいいですね。

財布を預かる主婦の方やいっぱい飲むのにアテを探すお父さんには嬉しい季節です。

ぜひ自分でもさばいて家族のみんなに美味しいお刺身食べさせてあげてください。

「さかなのさ 」も定期的にこんなの美味しお魚の特集これからも続けさせていただきますね。

長文お付き合いいただきありがとうございました。

それでは今回はこれでおしまいにします。

ご質問等は問合せからメールでお願いします。

気づくのが遅くなる場合もありますが必ず返信させていただきます。

また、最近は皆さんとの交流も増えて私もとても勉強になりますのでお気軽にご連絡入れてください。

あとおすすめの記事のURL貼っておきますので参考にしてみてください。

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