みなさんは職場で計数の勉強をする機会があると思います。
魚屋でも避けて通れない数字の話ということですがなかなか苦手意識持っている人も多いのではないでしょうか?
わかったようでわからないというのが本音だと思います。
まず第一にちゃんと教えてもらってないよ〜!と思っている人がほとんどではないでしょうか。
というのは時間の関係もあるんでしょうか、とりあえず一通りのことだけパパッと説明されて終わりっていうところが多いですね。
質問したかったけどそんな雰囲気でもないということなんですね。
少なくとも理解し切らないまま講義は終わりだったりするのです。
もう少し勉強したいですね。
今回は計数をもっと勉強したい人のために家でも確認できるように過去に書いた計数の記事をまとめてみました。
できるだけ現場で使えるように重要性に応じて強弱をつけて解説してあります。
計数がいまいちわからないと悩む人のお役に立てれば幸いです。
それでははじめましょう!
目次
売上を上げるために一番大事な数字は?
実は数字は使う場面によって軽重があるんですね。
ここではこの数字が大事だけどこっちの数字はとりあえず知っていれば足りるとか重要度に差があるのです。
その辺の意味合いがわかると理解が深まるものです。
たとえば、売上でいうとお店で一番コントロールしやすい数字は点数です。
①売上高=一品単価×点数
②売上高=客数×客単価
一般的にはこの2つの公式を教えられますが4つの数字が全部大事と教えられます。
確かに全て大事なのは間違いありません。
しかし、客数や客単価は部門が自由に変化させられる数字ではありません。
むしろ販促部や商品部、店長の分野です。
部門レベルではこの点数か単価を上げることが大事になるわけです。
その中でも点数が一番コントロールしやすい数字になるのは理解できますね。
現場の努力でたくさん売ればいいわけですからやりやすいですね。
このようなことが下の記事で詳しく書かれています。
>>鮮魚の売上高 〜構造を理解して売上UP! 【鮮魚の計数シリーズ第1回】
部門が頑張っているか見る指標はコレ!
雨が降ったから魚が売れなかったとか言い訳する人いませんか?
確かに影響あるかもしれません。
でもだからといって売上落としてもいいかといえばそういうわけにはいきませんね。
条件は他の部門も一緒ですから。
そんなときに他の部門と比べて頑張っていたかどうか見る指標があります。
それが構成比です。
各部門の売上高を店全体の売上高で割ったものを構成比と言います。
通常は%で表現します。
魚屋だと10.0%前後のところが多いのかもしれません。
普段の構成比を見ていると大体決まっています。
通常の構成比がわかれば雨降った日でも鮮魚部門チャンとやったかどうか確認できるのです。
そんなことを書いた記事が下の記事になります。
>>部門構成比の意味 〜なにをみる指標かわかる?【鮮魚の計数第2回】
2・8の原則は売上に関わる指標の一つ
これはパレートの法則という言い方で教科書に載っていたりします。
一番スタンダードな使い方としては、
2割の商品で8割の売上を作るということですが、ばらつきの法則ともいわれたりするようです。
これも詳しいのは下の記事です!
>>2・8(ニハチ)の原則とは?超わかりやすい鮮魚部門の数字の話 第5回
ロスとは
いくら売上があってもロスが多ければ利益は残りません。
それでロスを管理しようとします。
ところがこのロスという概念、意外と理解するのが難しいです。
値引きロスと廃棄ロスを足して管理するだけでは足りませんから。
不明ロスが把握できないのです。
そんな理屈を解説したのが次の記事になります。
ここはざっくりでもいいのでしっかり理解しておきたいところです。
下の記事を参考にしてみてください。
>>鮮魚のロスの意味 〜ロスを減らすには【鮮魚の計数シリーズ 第3回】
鮮魚の歩留りとは?
魚屋の場合はこの歩留りをしっかり計算して売価をつけないとロスが増えてしまいます。
歩留りとは魚の重さがトリミングによって目減りすることを言います。
これがわかったようでわからない最たるもののような気がします。
それをわかりやすく書いたのが下の記事です。
>>魚の歩留りとは?超わかりやすい鮮魚部門の数字の話 第4回
売上と荒利の関係は?
売上の中に荒利も含まれているので、売上が下がると荒利も下がります。
荒利率を上げようとする時に物を出さないという選択肢をとる人がいます。
なにもしなくていいので楽です。
ただこれがダメなやり方というのはみなさんもお分かりですね。
このやり方をしばらく続けると結果的に荒利額も落ちます。
なので魚を売場で回転させながら売上を上げれないといけないわけのです。
その辺のことが下の記事でしっかり書かれてます。
>>荒利率をあげようとすると売上高さらには荒利額が下がる理由 鮮魚の計数第7回
売上は努力、利益は知恵ってどんな意味?
売上というものは客観的な環境の変化の影響を受けやすいものです。
隣に競合が出てきた、過去例のないほどの大雪が降ったなど、客観的状況によって上がったり下がったりします。
ある意味売上は自分の力だけではどうしようもないものといえます。
だからひたむきに頑張るしかないということです。
その結果、売上上げるなら努力が必要ということになるわけです。
それに対して利益は知恵と言われたりします。
確かに頭を使って考えたり試行錯誤することによって利益が変化できたりします。
ちょっと抽象的な話になりますがこれらの意味を解説したものが下の記事になります。
>>「売上は努力、利益は知恵」【魚屋の心得】〜意味わかる?第6回
相乗積
相乗積はバイヤーが使うこと多いですが、使い方によっては店でも使える指標です。
個別記事は後ほど
まとめ
自宅でゆっくり計数の勉強できたらいいだろうなと思ってこのまとめ記事を作りました。
数字のコントロールができるということはすごい技術だと思います。
といってもここに書いてあることをしっかり理解できればある程度コントロールできるようになると思います。
まだまだありますが今日はこのくらいにしたいと思います。
<終わり>
コメントを残す