フクラギはブリの子供です。
ブリよりもあっさりした味わいが人気となっています。
店頭での値段も比較的安いものです。
料理でいうとオカズ的な位置付けになります。
9月に入るとこのフクラギがたくさん獲れて買いやすくなります。
さらに詳しくみていきましょう。
目次
フクラギは北陸地方でブリの子供の名称
フクラギは北陸地方のブリの幼魚の呼び名です。
関東ではイナダ、関西ではハマチといわれる魚です。
フクラゲ、ワカナという地域もあります。
ただ厳密にいうと違う部分もあるので大体似たようなものという感じで押さえておいてください。
フクラギの特徴
体長でいうと40cm〜60cmくらいのものです。
重さは約500g〜1kgほどです。
それ以上大きくなると天然小ぶりになります。
天然小ブリはヤズ、ガンドと呼ばれたりします。
関東でいうイナダも天然小ぶり近いものという場合もあります。
フクラギの相場
フクラギは比較的安い魚です。
通常は箱売りで1尾定額売りが基本です。
相場が高い時にはキロ売りになることがあります。
控えめにした方がいいでしょう。
大きさ次第ですが中どころでいうと小売価格1尾500円以下だと安いといった感じです。
フクラギの獲れる時期
基本年中水揚げがあります。
3月4月ごろ産卵して5月にモジャコ稚魚となり、7月8月でいわゆるコゾクラ、ツバスになり、9月ごろにフクラギと呼べる大きさになります。
6月あたりは端境期になるので入荷も少なく相場も高くなる傾向があります。
天然ブリとの違い
もちろん大きさ、重さが違いますが一番違うのは市場での相場。
ただ求められるものも違ってくるので値段が違うのは当然と言えば当然です。
いつもの言い方をすると、天然ブリはご馳走ですし、フクラギはオカズ。
すべてこの言葉に集約されると言っても過言ではないでしょう。
フクラギはあくまでオカズ
今ほど指摘したようにフクラギはオカズということですがどんな意味でしょう。
刺身は安く毎日でも食べられる
煮付けもあっさりして秋が来ないといえます。
フクラギのおいしい食べ方
フクラギはなんといっても刺身が人気です。
9月ごろのフクラギのおいしさは格別といっていいでしょう。
脂ののった個体に当たると安くておいしいを享受できます。
醤油漬けにして焼く人もいます。
フクラギのおろし方
フクラギはその大きさによっておろし方が違います。
小さいサイズは大名おろしでやれます。
大きめのサイズは背、腹に筋をつけてからおろした方がいいでしょう。
魚屋では大量におろすので出来るだけ早くできるやり方を選択すべきです。
所詮オカズですから。
丁寧さは求められません。
もちろん、グチャグチャはダメですが。
フクラギの寄生虫
フクラギにも寄生虫がいることがあります。
一番厄介なのはアニサキス。
あまりいないように思いますが福井方面ではよくアニサキス被害事例がニュースで流れます。
また米粒状の虫がよく見つけたりします。
まとめ
北陸においてフクラギは大事です。
魚屋でフクラギが売れない店は絶対に繁盛しないでしょう。
寿司や魚惣菜も売れないものです。
しっかり売れるようにしていきましょう。
<終わり>
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